原秀雄の「熊野 Spiritual Art of Nature 」

雪の朝

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雪がうっすらと積もった朝、集落の神社へ歩いて上がった。

玉置山から流れる谷川の滝を横切ってゆくこの参道は、私のお気に入りの小路だ。

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終戦のころ150人を超えていたという住民は、いまわずかに20人あまり。

この雪の朝、参拝している人はもちろん一人もいない。

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ここは、いつ来ても、清らかですがすがしい気が流れている。

祭りの日、小さな社務所の中に座り、この景色を眺めながらの酒宴は
至福のひと時だった。

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狛犬の後ろは、家の裏山。

尾根づたいの道をたどれば、見えるピークは宝冠の森。
さらに進めば、1時間で玉置神社に至る。


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プロフィール

原秀雄原秀雄

70年代初頭に大学を中退、都会を出て農の道を求める。
福岡正信氏に師事、自然農法を学び実践する。
以後、日本各地、カリフォルニアなどの自然のなかで暮らす。

奥熊野在住。つる、流木、石などで花器、ライティングオブジェ
等を作り、自然のスピリットを表現する。
東京のデパート、ギャラリーを中心に個展多数。

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