雪の朝

雪がうっすらと積もった朝、集落の神社へ歩いて上がった。
玉置山から流れる谷川の滝を横切ってゆくこの参道は、私のお気に入りの小路だ。

終戦のころ150人を超えていたという住民は、いまわずかに20人あまり。
この雪の朝、参拝している人はもちろん一人もいない。

ここは、いつ来ても、清らかですがすがしい気が流れている。
祭りの日、小さな社務所の中に座り、この景色を眺めながらの酒宴は
至福のひと時だった。

狛犬の後ろは、家の裏山。
尾根づたいの道をたどれば、見えるピークは宝冠の森。
さらに進めば、1時間で玉置神社に至る。
