
海外に、最低でも県外に移転するはずだった普天間基地が、
一部は沖縄県内の移転にしてほしいと、今日、鳩山首相が沖縄で語りました。
明らかに約束とは違った結果になりました。
そもそも戦後65年経ち、冷戦も終わったのに、
これほど多く外国の基地が国内にあること自体、
きわめて異常なことです。
今日は、本当に残念な日です。
日米同盟の抑止力の名の下に、沖縄は戦後65年間、
ずっと危険な基地の犠牲になり続けてきました。
今の流れでは、これからも犠牲になれということです。
執拗ないじめを長期間受け続けているひとがいるのに、
クラスメートはずっと見て見ぬふりをし続けている。
沖縄問題はこのようないじめられっこと傍観者の関係を連想させます。
いじめを傍観しているのは、沖縄の苦しみに無関心な日本国民です。
沖縄は戦時から今日まで、基地の犠牲になり続けています。
米軍基地の周辺では騒音、事故、犯罪が日常的に起きています。
基地を歓迎する地域など、
他にどこを探してもあるはずはありません。
誰もが嫌なものを60年以上、国は沖縄に押しつけてきたのです。
どうしてこれ以上、押しつけることができるでしょうか。
マスコミは首相や政治家を叩き続けますが、
政治家は国民の代表です。
わたしたち日本国民が無関心で意識が低いから、
力と心のある政治が実現しないのです。
政治家は票がなければ成り立たず、
マスコミは視聴率がなければ成り立たないため、
国民の無責任を指摘することができません。
私たちはこのようなひどいいじめを直視し、
きっぱりとやめる決意をするときです。
国の借金も膨大ですが、
弱者を見殺しにしてきた国民のカルマもそれに劣らず甚大です。
沖縄に苦しみを押しつけておいて、
それに無自覚・無関心な日本国民が、
こどもにいじめをしてはいけないと言う資格があるでしょうか。
あまりにも遅すぎるとはいえ、
いまこそ65年間見て見ぬふりを反省し、
基地問題をどうするのか、
同盟関係は本当に必要か、
国の防衛をどうするか、
国の独立とは何か、
国に対する私の責任は何か、
ひとりひとりが自分の責任として考え、
議論すべきときです。
こうした国の根幹に関わる問題を
正面から争点にして選挙を行うべきでしょう。
この問題から目をそらし続けることは、
いかにも不健康な精神です。
身体の一部が病気に冒されて痛んでいるのに、
なにも手を打たずにいるようなものです。
やがては身体全体が蝕まれるでしょう。
というより、すでに無責任な利己主義病に
相当蝕まれているように思います。
私たちが沖縄の問題に意識的に取り組んで結論を出さない限り、
日本および日本国民は、
これからも精神的な自立は果たせません。
沖縄を決して見捨てない、
成熟して暖かく、
誇りのもてる日本にしたいものです。
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