

みなさんは、近畿地方に描き出される神秘なるペンタグラム、五芒星をご存知だろうか。
奈良、平城京をその中心点に、
元伊勢、伊吹山、伊勢神宮、淡路の伊弉諾神社、そして南の端に位置する熊野本宮大社を線でむすぶと、
不思議なくらい美しい星型が出来上がる。
そして、五芒星の縦の中心線に位置するのが、
平安京、平城京、飛鳥京である。
2000年前に何者が意図し形成したのか?
一片、170キロメートルの巨大すぎる神秘のレイライン。
その南端をになう熊野本宮大社のナゾをすこしだけ探ってみたい。
母神、イザナミのふるさと、熊野
和歌山県田辺市本宮町にある熊野本宮大社は、明治22年の大水害で社殿が流されるまでは熊野川の中洲にあった。
主祭神は、
都美御子大神(けつみみこのおおかみ、
熊野坐大神〈くまぬにますおおかみ〉、
熊野加武呂乃命〈くまぬかむろのみこと〉。
「熊野権現垂迹縁起 」によると、熊野坐大神は唐 の天台山 から飛来したとされている。
熊野坐大神(家都美御子大神)は、須佐之男命 とされるが、その素性は不明である。太陽の使いとされる八咫烏 を神使とすることから太陽神であるという説や、中州に鎮座していたことから水神とする説、または木の神とする説などがある。
と、ウィキペディアでも解説されているが、
熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社はそれぞれみな、
家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)、
熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)
熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)
の三神を熊野三所権現としてお祀りしている。
熊野夫須美(牟須美)大神は、伊邪那美大神であるともいわれ、

「日本書紀」には紀州熊野の有馬がイザナミのお隠れになった地と記されていて、三重熊野市有馬の花窟神社がその地とされている。
熊野牟須美大神は那智大社(新熊野神社)の主祭神でもある。
花の窟神社からはその昔、この神社の神宝の数々が熊野本宮大社に移設された。
それがなぜなのか?
熊野本宮大社の宮司である九鬼氏も
「熊野本宮はイザナミの聖地ではないか」と語っておられることからも、
また、熊野三山が熊野牟須美大神を祀っていることからも、
さらには他にも熊野にはイザナミ伝説の神社や聖地があることからも、
さらにさらにいえば、
代熊野は海で世界とつながっていて、黒潮海流に乗れば、時間をかけて遠くポリネシアからフィリピン、台湾をたどり、ここ熊野の海岸へ
航海術の発達した南方系漁民がたどり着くことは不可能ではない。
熊野地方の和歌山県串本から、縄文時代から続く伝統捕鯨で有名な太地あたりの地元民のなかには、かっぷくがよくて目鼻立ちがはっきりした日本人離れした、まるでポリネシア系かと思うような方がいらっしゃる。
一説によれば、古代ポリネシア語でイザナミとは聖なる初めの女
という意味だそうで、
南方系熊野先住民の母神イザナミの聖地が、花の窟であり、熊野本宮大社ではないかと、わたしには思えてならない。
五芒星がむすぶ一点、淡路の伊弉諾神社には、各地の聖地をむすぶ日時計があるという。ぜひ訪れて、そこでなにかを感じてみたいと願っている。
参考文献 レイラインハンター 内田一成 アールズ出版
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