原水音のひとつらなりのいのち

2007年11月

からだの声を 聴く

わたしたちのペース


セックスの翌日には、
もう、からだが変わっていた

風邪をひいて、ふわっと微熱があるような
わけもなく、なんだかハイで、
青空がやけに明るくみえる。
いつものわたしじゃない。
不思議なかんじ。

妊娠検査薬より早く、精密繊細に、
からだは妊娠を感知する。

受精と同時に、
女のからだのセンター、子宮で
いのちの営みがはじまる。

母体は敏感にそれを察知し、全身で、
小さないのちの種を守り育てようと動きだす。

いのちといのち
たましいとたましい
母と子が
ひとつのからだを分けあって、ひとつにつながる。


昔のひとは、「自分ひとりの体ではない」と言って、妊婦をさとした。

妊娠する以前のわたしは、
もっとずっと働けたのに、
と、がんばるのはやめよう。

からだの声に耳を澄まして
わたしのではなく、
わたしたちのペースで動く。
それが、安産の秘訣。

       

     

プロフィール

原 水音原 水音

アメリカ、屋久島、熊野で、四人の子を自宅出産し、自然の中で子どもを育てる。
心も体もたましいも癒される、聖なるお産を味わってほしいと願い、恋愛&セックスから自宅分娩、自然出産、自然育児についての講演やワークを行っている。
自然や平和をうたう歌手、エッセイストでもある。
著書「地球のまわる音が聞こえる」「奥熊野かづら工房」
CD 「ひとつらなりのいのち」他、映画音楽「みえない学校」

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