
聖なるお産
わたしは子どもなんて大キライだった。
一生、独身で都会で仕事一筋に生きたいと願っていた。
そんなわたしが、なんの因果か四人のこどもを産み育てることになった。
しかも、自然出産で、しかも、病院から遠く離れた山のなかでの、夫婦ふたりだけの自宅出産で。
自然出産で赤ちゃんをとりあげておられる、産科医の吉村正先生は、著書、
「幸せなお産」が日本を変える (講談社プラスアルファ新書) のなかで、
自然出産の奥深さと醍醐味を明言されている。
吉村先生は、お産はいのちがけで行うもの。だと言う。
だから、自分も命がけでお産に向かう。のだと。
命がけでわが子を産んだ母親の顔は、慈母観音のように神々しい。
そんな母親の手を握り、お産に寄り添った父親の目には涙が光っている。
そして、そんな両親を見守り、新しい兄弟の誕生をその目で見届けたこどもたちの顔は、天使のような優しさと喜びに輝いている。
自宅出産のリスクは病院出産にくらべて高いのだろうか?
日本では、病院出産で幸せなお産をされている方のほうが自宅や助産院でお産したひとよりずっと数が多い。
出産のほぼ99%が病院出産という現状のなか、
それでも昨今、自宅出産や自然出産が注目されるようにはなってきた。
私が四人のこどもを、医師や助産師介助なしに自宅出産した、と言うと、ほとんどの人が、
「自宅で生むなんて勇気あるわねー!」
とびっくりされる。
しかし、昭和三十年代までは病院よりも、自宅や助産院で産む女性のほうが多かった。
お産でなくなった女性や、助けられなかった赤ちゃんもいただろう。
だが、ほとんどの産婦は、
産婦がいちばんリラックスできる自宅の布団の上で、
愛する家族のすぐそばで、
経験豊かな助産師さんに助けられながら何の問題もなくお産をしてきた。
はたして、そんなに自宅出産のリスクは高いのだろうか?
たしかに、重度のリスクを伴うお産に関しては、NICU(新生児救命救急治療室)が完備された病院施設などで 、出生直後よりできる限り早く適切な救命措置を施す必要があるだろう。
自宅や助産院では医療行為が行えないのだから。
万が一、なにかあったときに、やはり病院のほうが安心できる。
ほとんどの女性はそんな思いで病院出産を望んでいるのだと思う。
しかし、カナダ、ブリティッシュ・コロンビア大学(バンクーバー)のPatricia Janssen氏によるとレポートによれば、
正規の助産師の付き添いによる自宅出産は病院での出産と比べて安全性に差はないほか、合併症リスクはむしろ低いことが報告されている。
アメリカでも、自宅出産のほうが、病院出産の新生児死亡率よちも低いことが報告されている。
リスクの高い産婦は病院で産むから、健康な産婦が選ぶ自宅出産よりも死亡率が高いのはあたりまえだ。との反論もあるだろう。
でも、経験上、言わせてもらうと、
こころの底からリラックスして、
誰に気を使う必要もなく、
陣痛でころげまわりたいときに手足に監視装置をつけられ、硬いベッドに寝かされることもなく、
自由に部屋のなかを歩き回ったり、
大声を出したり、
だんなの体にしがみついたりして
自分のペースで産むほうが、楽だと思う。
陣痛は、緊張しただけで弱くなってしまうほどデリケートなものだ。
安産のコツは、心身ともにリラックスすることだ。
わたしの四度のお産をふくめ、自宅分娩を選んだ友人、知人のなかで赤ちゃんが死亡した例はまったくない。
お産はマラソンだ。
マラソン大嫌いで体力のないわたしのような産婦にとっては、マイペース、スローペースのお産のほうが安産に終わる可能性が大なのだ。
産婦人科医不足で忙しすぎる病院のペースにあわせるお産は、わたしにはちとキビシイ。
自然分娩で生まれた子には血はついていない
自宅出産では、赤ちゃんが取り出しやすいからという理由で、会陰を切られすることはない。
テレビの映像では、血にまみれた赤ちゃんを医師がとりあげているが、
自然分娩では一滴の血も赤ちゃんの体にはついてこない。
会陰を切除されて、お産のあと痛みのために大便をがまんして痔になった。
という話をよくい聞くが、自然分娩ではそういうことはない。
わたしも長男を三日がかりで産んだときは、初産だったせいもあり、すこし会陰が裂けた。
それでも、縫う必要もなくに数日で痛みも消えた。
自分の力を信じ、産む力を信じきって全力をつくし、
赤ちゃんが生まれてくるのを信じて、その生まれ出る力を信じきってお産をする。
そのために、出産の日まで、食事に気をつかい、体をきたえ、
命の力、直観力を磨く。
医療に身を任すのではなく、自然の大いなる力を信じる。それこそが、自然出産の醍醐味であり、
そこから開かれ、学び取るものは大きい。
新しい一年がはじまりました。
2010年がみなさまにとって、素晴らしい一年となりますように。
新年早々、密着取材をうけたテレビ番組、「奥熊野に生きる」が各局で放映されました。
1月7、8日には、NHK和歌山他、関西エリアで夜、6時10分から、三男のマジシャン、原 大樹の取材番組が放映され、好評につき、12日には全国ネットで朝のニュース番組「おはよう日本」のなかで再放送されました。
三月には、マジックの本場、アメリカ、ラスベガスでのステージをひかえ、がんばっています。
あなたは地球を守る愛の戦士なんだよ
お正月には、長男がおみやげをいっぱい抱えて帰ってきてくれた。
桐箱入りのカラスミ (すりおろしてパスタもいいけど、あったかご飯に乗っけて醤油をひとたらし、最高!)白トリュフのオイル、(香り悩殺!病みつきやわ)、妹にはケーキを、わたしにはシャンパンとワインを買ってきてくれた。
劇的な田舎に住むわたしたちに、最高のおみやげ!息子の優しさが うれしかったよ!
自分に厳しく、ひとに優しく
それが長男のモットーだ。そしていつも彼は自分に厳しく、誰にでも優しい。
子ども達が幼かった頃、
わたしは、よくこんなことを彼らに向かって語った。
あんた達はねえ、
あたしみたいに、前世から抱えこんだ宿題を果たすために、
この世界に生まれてきたんじゃないんだよ。
この★を守る愛の戦士として
天国から地球へ
自分で選んで生まれてきたんだよ。
ありがとう。
生まれてきてくれて、ありがとう。
わたしは熱いオモイをこみあげるままに、ことあるごとにこんなことを言っていた。
子ども達は、突然、ハイテンションになるわたしになれているから、
冷静に、きちんと話の内容を理解して聞いてくれた。
澄んだまなざしでわたしをみつめ、
その頬は、高揚してうれしげだった。
あんた達がいろんなことを学ぶのも、体を鍛えるのも、
自分ひとりのためにじゃないよ。
それはみんな
この★のためになるんだ。
勉強だって、机の上だけじゃないんだよ
畑仕事も、お風呂のマキを割って火をつけるお手伝いだって、
みんな、すごい勉強なんだよ。
土を耕して、種をまいて、お米や野菜を作れたら、
そして、それをおいしく料理することができたら、
世界中、どんなところへ行っても
みんなに喜ばれるよ。
薪に火をつけられたら、
ガスや電気のない場所だって料理ができるよ。
エコ大使と呼ばれる娘
高校生の娘は、「なんか、お母さんに洗脳されたかなあ」と笑う。
彼女は、将来、貧困にあえぐ人々や、環境を守るために働きたいと願っている十七歳だ。
高校では赤十字のメンバーとして活躍し、
国際交流で訪れたパラオの島の人々とあったかあい出会いを体験し、
泣いて別れて帰国して、パラオの情報を集めているうちに、
これ以上、温暖化が進めば、パラオの海面上昇は避けられないことを知った。
ストップ温暖化をテーマに、娘は英語のスピーチコンテストで語り、賞に輝いた。
赤十字の記念式典でも高校代表としてスピーチした。
ジャイカのエッセイコンテストにも応募し、
二万数千通の応募の中から、受賞に輝いた。
娘は紙の使用量を減らすめに、ノートの文字を出来る限りこまかく書き、プリントも捨てずに裏面まできっちり使う。
肉食よりも菜食のほうが、地球のために良いことを知り、
肉はほとんど食べない。畑の野菜と地産地消をこよなう愛し、お弁当も野菜中心メニューだ。
十七歳の女子高生ならおしゃれに夢中になる年頃だが、
娘はいっさい興味なし。
英語をマスターすることと、アフリカで役立つからとフランス語を学ぶことに夢中だ。
「今回は、自分の幸せを追求するために生まれてきたわけじゃないから、
地球のために、世界のために働きたいの」
スゴイ!わたしなんて、まだ自分の老後が幸せでありますように、なんて願っている。
「わたし、いつ死んでも悔いはないよ。
いつも、やれることを精一杯やっているから」
すごすぎるよ、わが娘!母は後悔の日々である。
「わたし、仕事で忙しくなるだろうから、結婚はしないかも。
だから、孫の顔はあきらめて」
あかん!それはアカンよー!
忙しかったらわたしが育ててあげるから、
子どもは産んでくれー!
携帯でもSQ Lifeメッセンジャー・ブログが閲覧できます。
http://blog.sq-life.jp/m/
