岡部明美のスピリチュアルな旅で出会った”もの・人・場・言葉たち”

2009年06月

成功したのに幸せじゃない

WS001540.JPG人間は、誰もが愛と意志の二大欲求をもっています。愛の欲求は、幸せになりたいという気持ち、人とつながりたい、人と仲良く生きていきたいという気持ちです。そして、意志の欲求は、自分らしく生きたい、夢を実現したい、成功したい、人の役に立つ仕事がしたいという気持ちです。


人間が成長していくためには、そして、幸せな人生を生きるためには、この二つの力を自分の中でうまく統合してバランスをとっていく必要があります。人はみな、「自分でやりたい」「自分は自分でありたい」「人と同じではいやだ」という個性化、自立化が基になった意志の欲求があると同時に、人を「愛したい、愛されたい」「仲良く生きていきたい」「“喜びや感動を分かち合いたい」という愛の欲求があります。一見矛盾したふたつの欲求が、一人の人間の中に同時に存在しているのです。


自分が、自分の“人生の主人公”となり、本当にやりたいことをやって生きていくためには、自己実現の力である「意志の力」が不可欠なのですが、意志の欲求は、自己中心的な欲求ですから、「愛の力」という人間関係力を同時に育てないと、いつしか孤独になっていきます。


また、愛を育てるだけで、意志の力を育んでいかないと、自分らしく生きているという実感が持てません。自分がやりたいことを抑えて、人に合わせてばかりいたり、人からの期待に応えてばかりの人生ですと、どんなに人から、“あなたは、やさしいね。いい人ね”と言われても、自分自身はちっとも人生が楽しくなかったり、自分らしくイキイキと生きている実感がもてなかったりします。


ひとりの人間の中には男性性と女性性の両方があって、その資質やエネルギーをバランスよく統合していくことが人間として成長し成熟していくことなのです。この男性性のエネルギーを、「意志の力」、女性性のエネルギーを「愛の力」と捉えるととてもわかりやすいと思います。


どんな人の中にも、この両方の資質、力、エネルギーがあるのですから、片方だけを大きく発達させてしまうと、自分の中でバランスを崩してしまいます。意志の力を発達させていけば社会的に成功したり、物事を実現させる喜びはあるかもしれませんが、愛の力が伴わないと、人と共に生きる喜び、人と力を合わせることの喜びを後回しにするからだんだん孤独になっていくのです。


意志の力ばかりを発達させれば、当然エゴが強くなり、比較・競争・闘争の人生になってしまいます。そうすると、成功はしても幸福ではない。経済的に豊かになり、人からの承認や賞賛は得ても、孤独で淋しいという人生になってしまうのです。


経営者、ビジネスマンとしては成功したのに、家族はバラバラ、崩壊、社員との信頼関係は薄く、同僚との人間関係は寒い、仕事ばかりの人生で気がついたら真の友達がいないという話はよく聞きます。


逆に、愛だけに生きて、意志の力を育てることをしないと、自分がこの世に生まれた時に天から戴いた個性や才能を開花させることに対して力を注ぐことが疎かになってしまうため、いつしか心にさみしさや空しさ、倦怠感が生まれてしまいます。


人の幸福感や、人生の充実感、自分が自分の人生の主人公としてイキイキと生きている感覚、そうしたいのちが輝く生き方というのは感性の欲求に寄り添って生きる生き方であると同時に、「愛の力」と「意志の力」をともに育てていくことと、とても深い関係があるのです。


意志の力は、“自分を生きる力”“自分の人生を切り開いていく力”、“自分の人生に責任を持つ力”。そして、愛の力とは、自分とは違う人間と“共に生きる力”、“互いの欠点を補い合い、許し合い、長所を活かしあう力”、人と力を合わせて“喜びや感動を分かち合う生き方”です。これは、尊敬する師である感性論哲学の芳村思風先生から学んだことです。


本質的な意味では、依存期、自立期のデッドゾーンを超えた後にくる共同創造の人生は、神、あるいは、大いなる存在、宇宙との共同創造の人生ということです。この共同創造(互恵の世界)の人生は、自分の命が本当に喜ぶ生き方です。この生き方が始まると自然な形で人とつながり出し、シンクロという宇宙からのサポートが次々にやってきて、ワクワクの人生(やめられない、とまらないカッパエビセン人生と思風先生は言っている)が始まります。


自分だけの成功や幸福より、みんなでハッピーになっていくほうが宇宙はダンゼン応援してくれます。神さまは、自分が生んだ子供たちが争っていることが何よりも悲しく、みんなが大いなる生命の源(神さま)につながっていて、自分の本質が愛そのものであることに目覚めてくれることを切に切に願っているのでしょう。

岡部明美個人セッション&ワークショップ

公式ホームページ  http://anatase.net/

6月26日(金) 岡山 個人セッション(定員・キャンセル待ち)

6月27日(土)~28日(日) 岡山2 days ワークショップ
「ふたつの翼に耳を澄ます  ~生の未知なる領域の扉を開く~」
テーマ:パートナーシップ・人間関係のもつれた糸を解きほぐす
主催:マイミク「monju」&「Bhumika」さん

7月10日(金)・11日(土) 京都個人セッション
(定員・キャンセル待ち)

7月12日(日)  京都1 day ワークショップ
「からだの声を聴く 心の声を聴く」
主催:マイミク「Rebirthりえちゃん」&「ノリノリ」さん

聴くことは、神の寺院に入るための最も基本的な秘法のひとつだ

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両親と義母の老化に伴う病気のために最近は病院に一緒に行くことが多い。そこでいつも気になること。建物も設備もりっぱな病院なのだが、医師が患者の顔をろくに見もせず、話もあまり聞いてくれなくて、コンピュータの画面ばかり見ていること。


患者の話を聞いたり、からだに触れるより、キーボードに触れている時間の方が長いのだ。患者の顔をろくに見ていないことさえある。医療者がすごく忙しいのはもちろんわかるんだけどね。


それでも、年老いた親が、病院に行くたびに元気がなくなるのと、お医者さんの前でものすごく緊張して、小さくなっているのを見ているとかわいそうになるんだ。親に叱られている子供みたいな表情をしているの。じいちゃん、ばあちゃんが。


子供の頃、我が家には、かかりつけのお医者さんがいて、そのお医者さんはいつも聴診器をハーって息で温めてから、私の胸や背中に当ててくれた。やさしかったんだな、あのお医者さん。


診察が終わるといつも私の頭を撫ででくれた。お医者さんに撫でてもらうと頭がよくなるような気がしてすごくうれしかった。大好きだったな、あのひげ面のクマみたいだったお医者さん。


なんだか、最近は、こういうお医者さんや、温かなぬくもりのある病院が少ないように思う。医療が高度化すればするほど、医療からやさしさやぬくもりが失われていくような気がしてならない。高度医療になるほど、からだに触れるものは、ひやっと冷たい機械や管が多くなるし。


高度医療というのが、医療機器や検査・治療技術の進化だけではなく、患者が医療環境に感じる快適感、安堵感、患者が医師と深い対話ができるコミュニケーションの環境も共に進化してほしいなあと思う。


人間は、ロボットじゃないからね。気持ちをいっぱいもっているんだもの。人の世の営みというのはいつだって、ささやかなものに感じる幸福感だったり、安堵感だったりする。ささやかなもの、なんでもないようなことが、涙がこぼれるほどうれしかったりするのが人間だもの。


医療者が、もっと患者の心に寄り添って話を聴く、傾聴の技術、カウンセリング・マインドがあると、どれだけ患者は救われ、癒され、安心するだろう。前回の日記に書いたように、私はこれまで幸いなことに医者運、治療家運がよかったのだけれど、医師の心無い一言で地獄に突き落とされるような体験をした人の話しを聞くことも少なくない。


患者という字は、心が串刺しになっている者と書くように、文字通り、患者はとても不安で傷つきやすい心の状態にある。それ故、言葉の力とメタスキル(医療者、援助者の技術や理論を超えた在り方・雰囲気)がどれだけ大きな影響力を持つことだろう。


医学教育の中にコミュニケーション・スキル、カウンセリング・マインドの学びを必須科目として入れてほしいくらいです。ハコミセラピーで言う「ラビングプレゼンス」(愛を持ってクライアントさんに寄り添うセラピストの態度・在り方)と「アクティブ・リスニング」(積極的傾聴・能動的な聴き方)を医療者が学んだら、病院の雰囲気はすごく変わると思う。


でも今は、病院だけでなく、社会全体の人間関係に「聴くこと」「受容」「共感」「つながり」といった女性性の資質、エネルギーがとても求められているのだと思う。


そう言えば、女性たちは、男性とのコミュニーケーションのギャップについてよくこんな言い方をしますね。「ただ気持ちを受け止めてくれるだけでいいのに、すぐ答を教えようとしたり、改善策、解決策、自分の意見を言ってくる。理屈を言われれば言われるほど淋しくなる。ただ、気持ちをわかってほしいだけなのに」って。

        < Receptivity 受容性 > 

聴くことは、神の寺院に入るためのもっとも基本的な秘法のひとつだ。
聴くことは、受身であることを意味する。

聴くことは、自分自身を完全に忘れてしまうことだ。
そうして、初めて、あなたは聴くことが出来る。
ある人の言うことを注意して聴いていると、自分のことは忘れる。

自分のこと忘れられなかったら、決して聴いてはいない。
自意識が過剰だったら、あなたは聴いているふりをするだけだ一。
聴いてはいない。

うなずいたり、ときには、「はい」とか「いいえ」とか言うだろう一。
が、聴いてはいない。

聴いているときは、あなたは通路、受身、受容性、子宮になる。女性的になるのだ。
そして、行き着くためには、人は女性的でなければならない。
攻撃的な侵略者、征服者として神に到達することはできない。

あなたが神に到達できるのは、ただ・・・あるいはこう言ったほうがいいだろう一。
神があなたに到達できるのは、あなたが受身、女性的な受身の状態のときだけだ。

あなたが陰に、受身になったとき、扉が開かれている。
そして、あなたは、待つ。聴くことは、受身になるためのアートだ。

OSHO

                          
岡部明美個人セッション&ワークショップ

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6月26日(金) 岡山 個人セッション(定員・キャンセル待ち)

6月27日(土)~28日(日) 岡山2 days ワークショップ
「ふたつの翼に耳を澄ます  ~生の未知なる領域の扉を開く~」
テーマ:パートナーシップ・人間関係のもつれた糸を解きほぐす
主催:マイミク「monju」&「Bhumika」さん

7月10日(金)・11日(土) 京都個人セッション
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7月12日(日)  京都1 day ワークショップ
「からだの声を聴く 心の声を聴く」
主催:マイミク「Rebirthりえちゃん」&「ノリノリ」さん

代替医療の病院選び

WS001509.JPG先日、注文していた「代替医療の病院選び全国ガイド ~自然治癒力・免疫力を高める患者主体、癒しの144病院~」(㈱ほんの木)が届いた。ペラペラめくっていたら、私が名古屋に住んでいた時にお世話になった、恒川洋先生や樋田和彦先生のクリニックが載っていた。お二人の顔写真がかなりぼやけていて気の毒だったけれど。


さらに、マイミクの「あいババ」さん(藍原歯科医院・院長)も載っていたし、この間の岡山ワークに参加してくれたアーユルベーダのセラピストであるマイミクの「hamsa」ちゃんが勤めている倉敷光クリニックも載っていました。自分の知っている人や場所が載っていると妙にうれしいものです。


1994年に恒川先生と出会ったことで私はホリスティック医学の存在を知り、様々な代替療法を体験すると共に、自己治癒力を高める養生法を学びライフスタイルを変えていきました。


さらに意識の変容が治癒への鍵であることを知って、それまで全く知らなかったワークショップやセラピーや瞑想の世界に入っていったのです。このへんから私の人生が大きく変わりはじめました。


男運、女運がいい・悪い、という言葉があるけれど、私は医者運がいいのかもしれない。男運は?いいかも、たぶん、おそらく、きっと、そう思うことにしよっと。


で、医者運の話。1991年の発病の時の脳外科医も極めて優秀なお医者さんでした。和賀井先生が開頭手術の執刀医で、助手が大賀先生でした。生きてこちらの世界に帰って来られた時には、神様に見えましたね、お医者さんが。


和賀井先生と大賀先生。私は、お二人の医師の名前に賀正の「賀」が入っていたので、「だいじょーぶだ、私は助かる。こんな縁起のいい名前のお医者さんが主治医なんだから」と素直に思えたのです(単純とも言いますが・・)


恒川先生との出会いは、術後3年目、1994年に再発した時でした。その後、心療内科医の竹内聡先生や、Oリングテストや高麗手指針法をしてくれた樋田和彦先生との出会いがありました。自分をオープンにしていると次々に必要な出会いが向こうからやってくる感じでした。


恒川先生が主催する東海ホリスティック医学振興会のイベントで初めて、日本のホリスティック医学の立役者である帯津良一先生にもお会いできました。帯津先生のあの笑顔と大きなお腹を見てるだけで患者は元気をもらえるのだろうなあと思いました。


その後、難病治療で有名な西式甲田療法の故甲田光男先生との出会いがあり、私は、生菜食療法や断食療法や西式運動療法に挑戦しました。甲田療法は苦行でしたが、けっこう修行系も嫌いじゃない自分を発見したのでした。


名古屋から千葉に引越してからは、快医学の瓜生良介先生との出会いがありました。甲田光男先生と同様に、医師に余命宣告をされた患者さんたちが全国からたくさんいらしていました。瓜生先生はまるで仙人のような雰囲気の優しい先生でした。治療家としても世界をまたにかけて活躍されているのに、大好きな劇団の座長もずっとやり続けているのがすごいと思いました。


さらに、しばらくすると、とある瞑想会で日本のバイブレーショナル・メディスン、光の医学の先駆者的存在の伊東充隆先生という極めてユニークなドクター&セラピストとの出会いがありました。


大学病院で心療内科医をやっていた伊東先生は、西洋医学の限界を感じ、ボディ・マインド・スピリットを統合した医学を目指して、茨の道を覚悟で大学病院を去り、独自の道を歩んで来られました。


伊東先生のお話と瞑想の会である「青空禅フォーラム」は東京だけでなく、マイミクの「LOHASU」さんが京都で開催しています。


そして、新たにmixで、ドクター「ながちゃん」(長堀先生)との出会いがあり、今年1月31日に世田谷で「愛ある統合医療」のイベントを一緒にやらせていただきました。リアルに出逢ってわずか4ケ月で920名もの人が集まるイベントを一緒に創造できたのです。


「ながちゃん」は、熱き情熱と醒めた理性のバランス感覚が素晴らしく、その温かく誠実なお人柄で人望も厚く、「チーム愛ある統合医療の実行委員」のメンバーからもいまなおとても慕われている存在です。


私は、ながちゃんの風格、人格、頭髪からみて(ながちゃん、ごめん)、絶対に私より年上だと思って兄のように慕っていたのに、なんと私より年下であることが判明し、私は面白くないのですが、ながちゃんは、私のことをあけみお姉さんなんて言ったりしてます。


その「ながちゃん」が副院長を勤める横浜船員保険病院で、私が、6月18日に全職員を対象に、元患者の立場から「患者が求める医療」と題して院内講演会をすることになりました。


伊東ドクターのお話と瞑想の会「青空禅フォーラム」
東京・四谷:6月20日(土) 14:30~16:30 (受付14:00)
i Medic & Art:info@imedic-art.com   tel&fax: 03-3408-9513

京都:6月27日(土) 13時30分~15時30分
主催:mix「LOHASU」さん「あんあん」さんのグループくりあ
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1180658588&owner_id=10211656

                          
岡部明美個人セッション&ワークショップ

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7月12日(日)  京都1 day ワークショップ
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プロフィール

岡部 明美岡部 明美

ワークショップ・トレーナー/セラピスト/カウンセラー/研修講師/文筆家/東海ホリスティック医学振興会顧問。

独身時代は、シンクタンクにてマーケティングプロデューサーとして活躍。30代半ばで結婚。長男出産直後に脳腫瘍と水頭症を発病し生死を彷徨う。自分の死に直面するという体験を通して、いのちの根源からの問いの答を求めて自己探求の道に歩みだす。著書に「もどっておいで私の元気!」(善文社)「私に帰る旅」(角川学芸出版)

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