
国民死亡率第一位を続けている疾病は、みなさんご存知のようにがんです。がんで亡くなる方は増加の一途です。今や、3人に1人はがんで亡くなっています。50代、60代の2人に1人は、がんで亡くなっています。
今や、がんは特殊でも、特別な病気でもありません。ましてや、運の悪い人が不幸にも偶然遭遇してしまうような病気じゃないのです。風邪をひくのとおなじくらい誰もがかかる可能性のある病気です。でも、マスコミは、がんというと決まり文句のように、“不治の病”“凄絶な闘病生活”“壮絶死”といった言葉で形容します。いまだにがん=死と捉えているのです。
社会に蔓延しているこの恐ろしいイメージに患者はまず先に打ちのめされてしまいます。本当にこの病名にまとわりついているイメージは、絶望的なほど暗過ぎます。患者はこの圧倒的に暗く悲惨なイメージによって、さらに免疫力を落とし、病気を治りにくくしているのではないでしょうか。
私がまだ患者だった15年前頃は、ホリスティク医学も代替療法も統合医療も社会的にはごく一部の人にしか知られていませんでした。でも今やがん患者さんで、自然治癒力(自己治癒力)なんて聞いたこともないとか、代替療法(広義の意味ではサプリメントも含む)なんてまったくやったことのないなんていう人の方が少数派になっているのではないでしょか。
がんは治る病気であることを知り始めた人が増えています。私のマイミクさんには、医師から余命宣告されたのに治って今はピンピンとして、素晴らしい活躍されている方が何人かいらっしゃいます。進行がんが治った方もいるし、がんと共存して明るく楽しく人生を謳歌していらっしゃるマイミクさんもいます。
マイミクの「LOHASU」(山口加代子さん)と「あんあん」(安東廣子さん)もそうです。お二人が運営するがん患者さんを支援する会「Asuka」はもうメチャクチャ明るいです。いつも笑いがたえなくて、場のエネルギーがとても高い会です。こんなに笑いのあるがん患者さんの会も珍しいです。笑いは免疫を上げるから、その狙いかと思われるでしょうが、「ただの脳天気なおばさんたちや」というのが巷の定説のようです。
「LOHASU」さんと「あんあん」さんは、「がんって言うの、もうよそうや。これからはポンでいこう、ポンで! 私は、乳ポンよ。ボクは腎ポンやで!うちは肝ポンでっせ。ほらな、癌をポンに変えただけで全然イメージ変わるやん」とゲラゲラ笑いながら言うのです。「ポン!」の提唱者・元祖は日本お笑い学界会長のドクター昇先生のようですが。
Asukaは、治療法のハウツーを追いかけず、生きることの本質をつかむこと、病気をきっかけにして、本当に自分らしい人生を生きることを応援する患者会です。私もAsukaの活動を応援させていただいています。
私は、医療というのは、本来、病気を治すだけでなく、「患者の人生の物語の挫折」、「患者の人生の再編集」「アイデンティテイの崩壊~再構築」「死の恐怖」「社会から落伍する恐怖」「愛のある看取り」「患者が自身の体と心と和解すること・不調和な人間関係と和解すること。病気と和解すること」」「病気の高次の目的、つまり、患者の魂の目的、生きる意味」に寄り添わざるをえない世界なのではないかと思っています。
人が人生に挫折した時に一番求めるものは何か。肉体が病み、心に傷や痛みを持った人間が本当に医療に求めるものは何か。死に直面している患者が何を一番求めているのか。血の通った医療とは何なのかという視点です。この視点こそが統合医療にいのちを吹き込む、あるいは、統合医療の魂なのではないでしょうか。そうでないと、統合医療は、単なる多様な治療法、健康法のデパートになってしまいます。
多くのがん患者さんは多様な治療法を追いかけるのに必死だったり、あまりにも膨大な情報に振り回されてかえってどうしていいかわからなくなっている人も少なくありません。「LOHASU」さんや「あんあん」さんの“Asuka”は、このへんをとても危惧しているんですね。「治る方法はいくらでもある。でもいちばん大切なのは意識の転換です」といつも言っています。
その意識の転換、リフレーミングの基本的な視座は、人間というのは、ボディ・マインド・スピリットが有機的につながりあった存在なのだという人間観。身体を固体から、液体、そして空間として観る身体観のシフト。人間の本質は永遠の生命、不滅の意識であるということへの理解。病いを悪、罪、罰、不幸、忌むべきもの、恥ずかしいもの、排除しなければならないものとしてだけ捉えてきた疾病観から、病の意味やメッセージ、癒しと気づきの機会、自己成長、魂の目覚め、人生の目的から病を観るという視点なのではないかと思います。
医療だけではなく、今は社会全体、西欧文明全体のパラダイム・シフト(ものの見方・考え方の枠組みの変化・変容)が起きています。地球が加速度的に周波数を上げ、変化の波を起こしています。人類がこのままいったら破滅の道を辿ること、地球という美しい星が、“人間という種”に破壊されてしまいということに危機感をもっている人は今とても増えています。
西洋医学も今ターニングポイントに来ていると言われています。何かが行き詰まっている時というのは、それまで前提としていたものの見方、考え方を一度白紙に戻してみること。常識として信じてきたものをもう一度疑ってみること。いままでのやり方の何が問題なのかを深く見つめること。全く違った角度からものを見てみること。古くなったものを捨て去る勇気一私は、こうした態度が本当の知性であり、人間の真の叡智なのではないかと思っています。
そして、このような頭の使い方と心の姿勢を、“科学的態度”“哲学的姿勢”と言うのではないでしょうか。今の時代に求められているものは、そのような生きる姿勢を持った人が投げかけている、この時代への“真実の問い”なのだと思うのです。
今年、1月31日に、マイミクのドクター「ながちゃん」こと長堀優先生が実行委員長になって東京・世田谷でやった愛ある統合医療への道のイベントは全国から920名もの方がいらしてくださいましたが、このイベントでは、医療者も患者も患者家族も同じ目線で、対等な立場でこれからの新しい医療を考えてみたいという主旨でした。ドクター「ながちゃん」は、これ以降、具体的実践として、ご自身が副院長を勤める病院で新しい取り組みに果敢に挑戦されています。
9月12日(土)は、長堀優先性が勤務する横浜船員保険病院主催で、無料市民公開講座「こころと身体にやさしい医療を求めて」(横浜・保土ヶ谷公会堂。PM1時30分開演)が開催されます。コクーンのコンサートと私のミニ講演と朗読もあります。(先着500名・無料・予約不要)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1238732665&owner_id=4689466&comment_count=18
そして、1月31日のイベントに大阪から参加してくださったドクター「具現びとさん」(小西康弘先生:光輪会 やまとクリニック院長、ユニバーサルセラピー所長)が、今度は、10月3日(土)に大阪で、
「自然治癒力を高める理想の医療」 ~ドクターとあなたで、一緒に医療を変える、人生を変える~というテーマでセミナーを開催されます。
今回私は、小西先生から、「あけみちゃん、ちょっと変なお医者さんと対談する!」でよろしくねといわれました。小西先生曰く、「あけみちゃん、僕と長堀先生をまな板の上に乗せて好きに料理してちょーだい!」とのこと!もちろん、チラシやホームページの3人の鼎談タイトルはまじめに「今何ができるのか。統合医療の明日を考える」なっていますが。
21世紀は、ちょっとヘンな医者、あやしいドクターと呼ばれることは、実は名誉なことで、最先端の意識をもったドクターなのだと天外伺朗さん(ホロトロッピックネットワーク代表)が言ってましたが、私もそんな気がします。
というわけで、10月3日(土)に大阪で、私は、「具現びとさん」こと小西先生と「ながちゃん」こと長堀先生の“活け魚料理”をすることになっちゃいましたので、ご相伴にあずかりたい方はぜひぜひ食べにいらして下さい。美味しいかどうかは定かではありませんが、万が一のためにきっと心優しきお二人のドクターは「胃薬、整腸剤、下痢止め」などをちゃんと用意してこられると思いますので。
このイベントには、前述したがん患者さんを支援する会「Asuka」を運営している「LOHASU」さんこと山口加代子さんと「あんあん」さんこと安東廣子さんも登壇します。日本でのドクター&ヒーラー&セラピストの先駆者である伊東充隆ドクターが、今、応援団長としてAsukaの活動を今全面的に支援しています。
伊東ドクターは、どうやらがん患者さんたちを全員ヒーラーにしちゃうみたいですよ。これってすごい逆転の発想ですよね。治してほしい、助けてほしいと思っている患者さんたちが、逆にヒーラーになっちゃうんですから。まあ、そんな話も10月3日のセミナーで、「LOHASU」さんや「あんあん」さんから聞けるかもです。
このセミナーでは、統合医療への取り組を実践されているドクターである堀田忠弘先生(堀田医院院長)、竹林直紀先生(ナチュラル心療内科クリニックTAKEBATASHI院長)、斉藤大法先生(元医師 僧侶(四方僧伽)がその実践と歩みを話され、ビジョン心理学の創始者、チャック・スペザーノ博士の名通訳者であり、トレーナーの大空湧夢子さんが、「こころを癒すと からだが癒される」と題して講演されます。豪華キャストでの1dayセミナーです。詳細は、ドクター「具現びと」さんこと小西先生の日記に書いてあります。お時間と関心がある方はぜひいらしてくださいね。
10月3日(土) 「自然治癒力を高める理想の医療」 ~ドクターとあなたで、一緒に医療を変える、人生を変える ~
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1266302139&owner_id=8002632#write
【公式ホームページ】
http://unithera.exblog.jp/
「LOHASU」さんと「あんあん」さんが運営する、がん患者さんを支援する会「Asuka」のコミュ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3036952
岡部明美個人セッション&ワークショップ
公式ホームページ http://anatase.net/
9月21日~23日 琵琶湖ワークショップ(2泊3日)
「テーマ:私に帰る旅」(過去を過去に置いてくることで、新しい人生の扉が開かれます。自分のいのちの輝きを止めていたものに気づき、手放すことで、自らの無限の可能性にハートが開かれます。歓びの人生、いのち輝く人生への船出が始まります)
主催:「LOHASU」さん&「あんあん」さん;グループくりあ
http://anatase.net/work1.htm
10月10日~12日 岡山ワークショップ(2泊3日)
「テーマ:3つの扉 からだと心の浄化・スピリットの目覚め」(誰もが胸の奥に秘めている魂の願いや夢に気づき、それをこの世界で開花、実現する)
主催:「monju」さん&「Bhumika」さん:ハート・オブ・ライフ
http://web.mac.com/monjel1315/Site/three_doors.html
いつの間にか、夜には、コオロギやマツムシの音色が聴こえるようになりましたが、それでもまだ日中は、ひと夏の「生」を生きた蝉が、夏の終わりと、自分自身の生の終わりをいい音色で知らせていますね。7年間も土の中にいて、たった一度の夏に、わずか数週間地上で生きるために脱皮して、蝉は、「我がいのち」を謳歌する。
本当に自分自身の「生」を喜びに満ちたものにしようとした時、人は、自力で「脱皮」しようとする。でも、蝉と違って、人間の脱皮は大変だ。古い殻を脱ぎ捨てろといくら言われたって、その時期が来ていない人にとっては、生皮がはがされるくらいに痛くて苦しいことなのだから。
だって、今まで自分がかぶってきたこの殻こそが、この厳しくつらいことの多い現実社会の中で、唯一、絶対に裏切ることなく自分を守ってくれた天使の殻だったのだから。そんな安全で優しい殻をおいそれと脱ぐ勇気など、たいていの人は持ち合わせていないと思う。
でも、自分をずっと守り続けてくれたその殻が、いつ頃からかわからないけれど、重たいなあ、窮屈だなあ、不自由だなあ、なんか自分らしく生きている気がしないなあ、生きていてもちっとも面白くないなあ。自分の人生は、こんな風にして終ってしまうのだろうか。そんなのいやだなあって思う時が突然訪れることがある。
私はこのままでは終りたくない。私はまだ本当の自分の人生を生きていない。本当にやりたいことはまだ何ひとつやっていないと、発作的に、それはもう殆ど内側から突き動かされる魂の衝動というか、エネルギーのようなものがあふれてくる時がある。
そんな時期に自分の心の深い海に潜るような機会を得て、自分で自分を縛っていたとらわれに気づき、自分の中で本当は表現されたがっていたエネルギー、生きたがっていた本来の自分を生きることを自分に許可できると、まさに水を得た魚のようになり、いきいきとその人のいのちは輝き出す。
一回でコロっと変わっていく人。ゆっくり時間をかけて変わっていく人。進んだり、後戻りしたり、落ち込んだりしながらも、でも確実に昔の自分とは違うなということに気づきながらマイペースで進んでいく人。本当にひとり一人のプロセスはみんな違う。
新たな自分の誕生の季節に味わう痛みや涙は、まさしく人が本来の自分に目覚める時、人生の意味や目的に目覚める時の魂の産声だ。しかし、魂の産声をあげた後、新たな道を自分の足で歩き始めるまでの道のりの遠さに、焦りを感じたり、自信がなくなってしまうときだってある。
でも、それさえも、その人が本来の自分を生きるための、かけがえのない自分の人生を生きるためのプロセスなのだと思う。とても苦しいプロセスだけれど。
一人ひとりの「時」がある。それぞれの人の中を流れる時間はみんな違う。
それぞれのプロセスが、かけがえのないその人のいのちの川の流れ、より良く生きようとするいのちの働きなのだ。大切なことは、速度でも方法論でもなく、進む方向なのだから。
人は気づいてしまったらもう元の人生には戻れない。いのちは成長と進化の方向にしか進まないから。春が来て、雪が自然に溶けていくように、その人なりのペースで自分の道を歩み始めたなら、少しずつ、でも確かに、何かが動き出していく。
そして、ある日、後ろを振り返ってみると、紆余曲折、七転八倒だと思っていたデコボコ道が、実は、黄金の稲穂が揺れている風の道だったことに気づいて、ふと一人静かに微笑む時がきたりする。
「うーん、よう生きてきた。よう歩いてきたなあ、この道・・・」「ああ、やっと過去を過去に置いてこれた」「人生は、捨てたもんじゃないなあ」、「人生に無駄な月日、無駄な経験なんてひとつもないって本当だったなあ」って。
PS:昨年出した私の新刊「私に帰る旅」の担当編集者(角川学芸出版)の小島直人氏が、なんとこの1年間で自分が企画・編集した本の合計販売部数、合計売り上げが社内でトップになり、「角川学芸社長大賞」をもらいました。で、お祝いをしようということになり昨日、友人たちと一緒にお祝いしました。久しぶりだったので話がはずんで楽しかったです。物書きは、どういう編集者に出会うかも運のうちですが、私は、小島直人氏が編集者でほんと幸せ者です。
岡部明美個人セッション&ワークショップ
公式ホームページ http://anatase.net/
9月21日~23日 琵琶湖ワークショップ(2泊3日)
「テーマ:私に帰る旅」(過去を過去に置いてくることで、新しい人生の扉が開かれます。自分のいのちの輝きを止めていたものに気づき、手放すことで、自らの無限の可能性にハートが開かれます。歓びの人生、いのち輝く人生への船出が始まります)
主催:「LOHASU」さん&「あんあん」さん;グループくりあ
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10月10日~12日 岡山ワークショップ(2泊3日)
「テーマ:3つの扉 からだと心の浄化・スピリットの目覚め」(誰もが胸の奥に秘めている魂の願いや夢に気づき、それをこの世界で開花、実現する)
主催:「monju」さん&「Bhumika」さん:ハート・オブ・ライフ
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終戦記念日の前日、8月14日に原爆が投下された広島で 広島の何倍もの放射能の被害があったというチェルノブイリで被爆したナターシャ・グジーさんの歌と私の講演とのジョイント、「愛と平和の翼を携えて ~響き合う生命~」がありました。
主催は広島で私のワークショップや個人セッションを主催してくださっている「すず」さんでした。「すず」さんの平和への祈るような熱い思いがなかったら実現しないジョイントでした。お手伝いくださったみなさんも本当にありがとうございました。
「すず」さんの友人であり、広島での養成講座のメンバーだった「のりちゃん」が、このジョイントのお知らせを事前に日記に書いてくれました。のりちゃんは、エステティシャンでありアロマセラピストであり、講座終了後は、ボディ・サイコセラピストとして活躍している素敵な女性です。私も時々のりちゃんにボディケアしてもらっています。
「のりちゃん」のmixi
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=10306289
戦争は「自分の言う事が最も正しい」という主張のぶつかり合い。自己の主張を一歩も譲らない末に生まれる、悲劇です。その犠牲になるのは、いつも、かけがえのない命です。
世界中で戦争がなくならないのは、特に広島に生まれたものとして、とても悲しいことです。
皆さんは、広島の原爆資料館や原爆ドームに訪れたことがありますか?
訪れた方、原爆資料館の「被爆者のマネキン」を正視できましたか?
おおよそ人間とは思えない姿になってしまった、被爆者を。
熱で皮膚は垂れ下がり、着物の袖のようになった姿を。
暑くて暑くて水がほしくって、水槽に顔をうずめて水を飲んで、そのまま死んでる真っ黒焦げの姿を。
愛する我が子を守って真っ黒こげになって死んだ母親の乳房に吸い付く赤ちゃんの姿を。
真っ黒で見分けもつかない遺体を燃やすために、積み上げられた死体の山を。
生き残ったことがトラウマになり、何も語れなくなった被爆者の心の傷を。
最初にみた小学生の時は、あまりの衝撃に声も出ず、正視もできず。
広島にいてさえ、目をそむけて、あまり訪れたくないと感じてしまう原爆資料館。
でも広島にいたら、何度か見た、当たり前に存在する資料館。
子供を授かり親になった今、世界に伝えていきたくなりました。
戦争をなくすのは、一人ひとりの、相手や自分を尊重し、調和する心だと思います。
「わたし一人で何ができる」ではないのです・・・。
「大切なあなたから、はじまる」のです・・・・。
8月14日のナターシャさんとのジョイントについて、岡山で私のワークショプを主催してくださっている「monju」さんが早速日記にアップしてくださいました。
「monju」さんのmixi
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=64170
あけみちゃんの講演会は、何度か聴いたことがあるのだけれど、ナターシャさんのライブは初体験でした……最近はテレビなどにも登場されることが多く、『千と千尋の神隠し』の主題歌となった「いつも何度でも」を歌う姿を見かけたことがあります……。
彼女は原発事故を起こしたウクライナのチェルノブイリの村の出身で、6歳のときに悲劇が起こりました……。政府は「なにも大事はないが、落ち着くまで3日ほどみんな何も持たずに村を離れてほしい」と告げたそうです。周知のごとく、それから20年以上経っても彼女は村に帰ることもできず、美しい自然に恵まれていた村は放射能を遮断するための土に覆われ埋もれたままだということです……。
ナターシャは、流暢だけれども、ゆるやかな日本語で物語でも語るかのように、自分と家族と村に起こったできごとを淡々と語ってゆきます。
彼女が手にしているのはウクライナの民族楽器のバンドゥーラ……60本以上の弦が張られた楽器ですが、音色はハープよりも、むしろチェンバロの音を想起させるような荘重感があります。そして彼女の歌声は……よく水晶のように透明なと批評されたりしているようですが、ぼくがライブを最前列で聴いたかぎりにおいては、透明度の高いターコイズブルーの振動のように感じられました。特に高音部の響きが印象的でした。
広島は原爆投下から64年……今や原爆ドームをのぞけば、廃墟となった歴史があることなどわからないほど大きな都市へと成長してきているけれども、ナターシャの村は、今も廃墟のままで、ナターシャは故郷喪失をしたままです。
ぼくは自分自身の病気が染色体の異常に起因していることから、発病後、放射能汚染のようにヒトの染色体や遺伝子を破壊してしまう力に対してかなり敏感になってきています……。今年の夏は、世界で最初に被爆をした都市である広島において、チェルノブイリ原発事故の生き証人のようなナターシャの歌が聴けたことは、ひとつの転機を暗示しているかもしれません。
貴重な機会を用意してくださった主催者のすずさんや、広報サポートにエネルギーを注いでくれた美月ちゃん、会場のお手伝いをされていた花菜さん、あべさん、その他の方々ありがとうございました。
あけみちゃん、ゆっくりお話する時間はありませんでしたが、「水涸れでしおれてしまった命の花をもう一度元気にさせるワーク」……これからも極めてゆきたいと思います。
広島でのナターシャさんの美しい歌声を凛とした佇まいと、その深いメッセージの余韻が、昨夜広島から帰った私の全身にいまなお響き渡っています。貴重な機会を創ってくださった「すず」さんには本当に感謝です。お盆の最中にもかかわらず来てくださったみなさん本当にありがとうございました。
<お知らせ>
9月12日(土)にドクター「ながちゃん」が勤務する横浜船員保険病院主催で、“こころと身体にやさしい医療を求めて”という市民公開講座が保土ヶ谷公会堂であります。コクーンのコンサーと私のミニ講演&朗読もあります。なんと無料です(先着500名様。予約不要)。ご都合のつく方はぜひいらしてくださいね。ドクター「ながちゃん」が日記でお知らせしています。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1238732665&owner_id=4689466&comment_count=18
岡部明美個人セッション&ワークショップ
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9月21日~23日 琵琶湖ワークショップ(2泊3日)
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10月10日~12日 岡山ワークショップ(2泊3日)
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KちゃんとSちゃんは、今年5月、琵琶湖でのワークショップに参加してくれた二人です。子供の頃から一緒に育ち、まるで、姉妹のような仲のよさで、見ていて本当に微笑ましい二人でした。
Kちゃんは、まだ30代前半の若さなのに多店舗展開している飲食店の店長をしていて、売り上げNO1の店長。同じ年のSちゃんは、がんをわずらっていました。かなり厳しいステージにありました。
Sちゃんは、「Kは疲れ過ぎている。Kはこのままいったら、私のように大病を患う気がする。Kには私のような苦しい体験は絶対にさせたくない。Kは、今が自分の人生をもう一度見つめ直す時期やと思ったから、あけみちゃんのワークショップに一緒に連れてきたの」と言っていました。
Sちゃんは、自分の病気が大変な状態に今あるというのに、Kちゃんのことをすごく心配していました。また会おうねと笑って別れたあの日から3ケ月。
Kちゃんから、おととい電話がありました。
「あけみちゃん、Sが、1時間前に逝きました・・・・」
「あけみちゃんにいちばん先に連絡したかった…」
「きっとSも真っ先にあけみちゃんに電話をしてほしかったんだと思う。Sは、あけみちゃんに会えたこと本当に喜んでいたから」
私は、Kちゃんと一緒に泣きました。
少ししてから、私は、Kちゃんに魂の永遠性と、肉体は魂の着ているお洋服なのだということ、輪廻転生の話を少ししました。そうしたら、最後にKちゃんはこう言ったのです。
「あけみちゃん、Sは、ワークショップの2回目で、自分がこの人生で本当にやりたいことがわかったと言ったよね。でも、それをやるには、Sのからだはもう疲れ過ぎていた。重過ぎていた。ボロボロでもう無理だったんだね」
「Sは、時々、私に、“早く生まれ変わりたい”って言ってたの。だから、Sは、くたびれてしまったからだというお洋服を着替えに還ったんだね。Sの事だから、生まれ変わって、よし次に進もうって、前を向いてSらしくその生き方を選んだ様な気がする」
「あけみちゃん、私ね、Sはすぐ生まれ変わってくるような気がする。私は、Sがどんな新しい洋服着てやってきても、あ、Sだって分かるよ。わたしは、Sに本当に沢山のものをもらったよ。これからもずっと大好き。ずっと一緒」
私とKちゃんは静かに笑いました。
私は、寿命というのは、おそらく、生まれた時にもう決まっていることなのではないかと最近思うようになりました。だから、その人の本当の寿命がきていなければ、どんな大病をしようが、医師に余命宣告されようが、大きな事故に合おうが、助かるけれど、寿命がきていれば亡くなってしまうのでしょう。
たとえ、短い寿命であったとしても、私は、人は必ず生まれてきた意味と目的があったのだと思っています。人生は長さではないということを最近つくづく感じます。
大切なのは、その人がどう生きたか。どのような存在としてあったか。どれだけ周りの人たちに愛を与え、人を幸せにし、人から喜ばれる存在であったか。どれだけ人生で学び、成長したのか。周囲の人や社会にどれだけ役に立ち、貢献したのかという“生の質”こそが、問われるのだと思います。
人が人生の最後の場面で受け取るものは、ただただその人が生きている時に、他者に、世界に与えたものだけなのだと思います。人は、支えることで支えられ、癒すことで癒され、許すことで許され、助けることで助けられ、愛することで愛される。
自分の存在そのものが、自分が周りの人たちに純粋に与えたものだけが、最後に自分が受け取るものなのでしょう。去り逝く人はみな、無言で、「愛だけが最後の答だよ」と伝えているような気がします。
きっと、死者は、遠い空から、風になり、花になり、雪になり、光になって、いつでも、どんな時でも、残してきた一人ひとりに愛を送っているのでしょう。逝ってしまったその人の存在を感じれば、すぐわかります。どれだけのものをいまだに与えてくれているのかを。
残された人たちが、時の流れの中で次第に記憶が薄れ、逝ってしまった人のことを忘れている時があったとしても、死者は、片時だって残してきた人たちのことを忘れることはないのでしょう。
私たちは、永遠の世界に還った人たちと本当はとても近くに生きている。逝ってしまった人たちは、残してきた人たちの幸せしか望んでいないのです。先に逝ってしまった人たちが、残してきた人たちへの願いがあるとしたら、それはきっと、ただひとつ・・・。
「僕を忘れないで・・・」「私を忘れないでね。ずっと、ずっと、永遠に・・・」
きっとそれだけが、この世で巡り逢った人たちへの最後の、そして永遠のメッセージなのでしょう。忘れられない人がいる人生というのは、本当は、とても幸せな人生なのかも知れません。
逝ってしまった人たちは、自分がいなくなってしまったことで、いまだに悲しみから立ち上がれない人に、きっとこんなことを言っているのではないでしょうか。
「僕たちは、私たちは、きっといつかまた巡り逢う。人生で深い関わりのあった人たちとは、姿形を変えて、役割を変えて、出会いと別れの意味を変えて、何度でも巡り逢う。もしまた出会う必要があるならば、意味があるならば・・・。幾千の夜と幾千の昼を超えて、いつかきっとまた巡り逢える。僕は、私は、きっとあなたを見つけるだろう。だからこれは、ほんの少しの“さよなら”なんだよ」
PS:Sちゃん、あなたのかわいいらしい笑顔と純粋な心と大粒の涙、そして、あなたがこの人生で本当はやりたかった夢、私はずっと忘れないよ。Kちゃんの心の中で、あの時のメンバーの中で、Sちゃんはずっと生き続けています。
<お知らせ 1 >
「愛と平和の翼を携えて ~響き合う生命~」
8月14日(金)に私とウクライナの歌姫、ナターシャ・グジーさんのジョイントが広島であります。ナターシャさんは、6歳の時(1986年4月26日未明)に父親が勤務していたチェルノブイル原発で爆発事故が発生し、原発からわずか3、5キロで被爆。ナターシャさんの美しく透明な水晶の歌声と哀愁を帯びたパンドウーラの可憐な響きは今日本全国で多くの人を魅了している。
このジョイントのチラシに何かメッセ-ジを下さいと主催の鈴光美恵子さんに言われたのでこんなことを書きました。
「愛・幸福・平和を願わない人はいないにもかかわらず、なぜ私たちの世界は、こんなにも憎しみと暴力、恐れと対立、戦争、殺戮、闘争の世界になっているのでしょうか。その答のひとつは「自分が、自分とどういう関係であるか」にかかっています。自分が、自分自身と平和な関係を築けない人が、どうやって平和な世界を創造できるでしょうか。自分を愛せない人が、どうやって人を愛することができるでしょうか。自分を丸ごと受け入れられない人が、どうやって人を丸ごと受け入れられるでしょう。世界の平和・・・それは、一人ひとりの心の平和からではないでしょうか」
企画・主催:B-breth 鈴光 美恵子 TEL:070-5528-0648
FAX:082-253-0225 E-mail: bright-ring@s8.dion.ne.jp
mixi:http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1218030513&owner_id=10000704#comment
広島在住の「ローズ」さんが、ナターシャさんの歌声を聴ける日記をアップされていますので、どうぞ一度お聴きになってみてくださいね。
mixi:http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1217072239&owner_id=7336253&comment_count=15
<お知らせ 2 >
9月12日(土)に横浜船員保険病院主催で、“こころと身体にやさしい医療を求めて”という市民公開講座が保土ヶ谷公会堂であります。コクーンのコンサーと私のミニ講演&朗読もあります。なんと無料です(先着500名様。予約不要)。ご都合のつく方はぜひいらしてくださいね。
http://www.yy-cocoon.com/schedule/koukaikouza.html
<岡部明美個人セッション&ワークショップ>
公式ホームページ http://anatase.net/
8月13日(木)広島 個人セッション(定員・キャンセル待ち)
8月15日(土)広島 1dayワークショップ(残席数名) “
8月16日(日)広島 個人セッション(定員・キャンセル待ち)
9月21日~23日 琵琶湖ワークショップ(2泊3日)(残席数名)
何回目の、とはあえて言いませんが、誕生日です。ミーン、ミーンという蝉の鳴き声を聴くととても懐かしい気持ちになります。たぶん、私がこの世界に生まれた朝、初めて聴いた声は父と母の声だったのだろうし、初めて聴いた世界の音は、蝉の声だったのではないかと思います。
「思えば遠くにきたもんだ~っ」て歌が昔ありましたが、うん、よう生きてきたなあという感じです。いろいろありました。波乱万丈でござりました(過去形にするのはまだ早いって!)。ええ、でも、しみじみ、おもろい人生生きてきたなあと感じています。
数年前の誕生日の朝にふわーっと浮かんできて書いたのが下記の「いのちの花」という詩というか散文です。もうご存知の方も多いかと思います。コクーンの裕子ちゃんがこの「いのちの花」にとっても素敵なメロディをつけてくれました。
そして、前著「もどっておいで私の元気!」の中から10編の詩を選んで、この「いのちの花」と「神の慮り」を加え、私の朗読とコクーンの歌とのコラボCD「いのちの花 ~この広い宇宙の中であなたに出逢えた奇跡にありがとう~」が今年になって発売されました。
それぞれの人が、自分のいのちの花を咲かせて生きていくことができたらなんて幸せだろう・・・野に咲く花を摘んできれいなグラスに無造作に生けても、それぞれの色で咲いている花は見事に調和してきれいなんだよね。一人ひとりが自分の色で生き、自分のいのちの花を咲かせて生きていく人生をサポートしていきたいと10数年前の誕生日の朝にふと思ったのでした。
もし今自分のいのちの花が枯れかかっていたら、もう一度水と光をあげればいい。自分のいのちがイキイキと輝き、元気になり、ワクワクするような、自分にとっての「水と光」は何なのかって、本当は自分がいちばん知っているのだから。
そして、自分の道を歩こう、自分の人生を生きようと歩き出すと、不思議なことに、絶妙のタイミングで、自分に「水と光」をくれる素敵な出会いがやってくるのですよね。私にもそんな素敵な出会いがたくさんありました。
それにしても誕生日の朝というのは、不思議に静謐な時間が流れていました。からだを持つ前にいた世界の静謐さなのかもしれません。
< い の ち の 花 >
私が、この世界に生まれた朝の光は、どんな美しさだったのだろう。窓から差し込む日の光、通り抜けていく風、庭の木々や花たちは、私がこの世界に生まれたことをどんなに祝ってくれただろう。
私がこの世界に生まれた日に、初めて聴いた声は誰の声だったのだろう。父と母は、眼を細めて、私が生まれたことをどんなにか喜んでくれただろう。父と母は、きっと飽くことなく、生まれたばかりの私を、見つめ続けてくれたのだろう。
抱くことがこわいくらいに、やわらくて小さくて繊細な私のいのちを守り続けてくれた父と母。たくさんの愛をもらって今日まで生きてきた。たくさんの人たちから愛をもらわなかったら今日まで生きてこれはしなかった。
今日まで生きてきた道のりで、この世界の美しさに何度心が震えただだろう。茜色の空、沈む夕日の美しさ、金色に縁取られた夕焼け雲の神々しさ、降り積もる雪のやさしさ、台風一過の、あの抜けるような空の青さ、電線に連らなる赤とんぼの群れ、銀河の流れ、その星々の輝き、世界中の青をすべて集めたような空の青さ、海の蒼さ。天と地をつなぐ、大きな虹の架け橋の美しさに、思わず息を飲んで、立ち尽くし日。
神様がいるかどうかはわからなかったけれど、この世界の美しさに触れるたびに感じてきた。こんなにも美しい世界を作ったのはいったい誰なのだろうと。私をこの世界に本当に送り出してくれたのは、父と母をも超える、その大いなる存在であることを。その存在は、私が、私のいのちの花を咲かすこと、しあわせになることだけを願ってこの世界に送り出してくれた。
でも、私は、自分がどんないのちの花を咲かせるためにこの世界に生まれたのか、ずっとずっとわからなかった。やみくもに追い求めて、探し回って、行き詰って、迷子になってしまった。何度途方にくれて立ちすくんだだろう。
今日まで、一生懸命に生きてきた道のりで、どれだけ涙を流してきただろう。悲しくて、寂しくて、一人暗い夜の闇の底で、ひざ小僧を抱えて泣いた夜。つらくて、苦しくて、どうしていいかわからなくて、一人泣き続けた、夜が明けるまで。
でも、そんな時に、いつも誰かが手を差し伸べてくれた。誰かが抱きしめてくれた。誰かがこっちだよって手招きしてくれた。誰かがそっと背中を押してくれた。
ありがとう。ありがとう。私は、あなたに出逢えなかったら、私の歩いていく道がわからなかった。あなたが、私が咲かすべきいのちの花に、水と光をくれた。
この広い宇宙で、こうして、あなたに巡り逢えたことの奇跡。あなたの存在こそが、私の人生の宝物でした。あなたに出逢えたことが、大いなる存在からの、私の人生への贈り物でした。
私は、私の色を、この人生のキャンバスに塗っていきます。世界でたったひとつの絵を描いていきます。私は、そのキャンバスに描いた人生を、その夢を生きていきます。
そして、あなたの描いた夢と、どこかで重なりあい、分かち合える人生を共に歩いていきたいと思っています。ありがとう。あなたに出逢えて、ほんとにありがとう。
そして、私の人生の最後の日に、私は、私の人生に深く関わってくれた人たちにこの言葉を伝えて旅立ちたい。家族になってくれてありがとう。友達でいてくれてありがとう。一緒に仕事をしてくれてありがとう。愛してくれて、大切にしてくれて、信じてくれて、ありがとう。
いっぱいいっぱい迷惑もかけてごめんね。あなたがいてくれたから、私の人生は楽しかった。また会おうね。きっと、きっと、いつか、また・・・。
岡部明美withコクーン朗読CD「いのちの花」
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<お知らせ>
9月12日(土)に横浜船員保険病院主催で、“こころと身体にやさしい医療を求めて”という市民公開講座が保土ヶ谷公会堂であります。コクーンのコンサーと私のミニ講演&朗読もあります。なんと無料です(先着500名様。予約不要)。ご都合のつく方はぜひいらしてくださいね。
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岡部明美個人セッション&ワークショップ
公式ホームページ http://anatase.net/
8月13日(木)広島 個人セッション(定員・キャンセル待ち)
8月15日(土)広島 1dayワークショップ(残席数名) “
8月16日(日)広島 個人セッション(定員・キャンセル待ち)
9月21日~23日 琵琶湖ワークショップ(2泊3日)(残席数名)
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