尾崎真奈美の天使語同時通訳します

2009年10月

夢見るエクスタシー

宗教学的に言うとエクスタシーとは脱魂を意味するらしい。
今、漢字変換で「抱っこ、ん〜」とでたので笑ってしまった。
そう、抱っこしてもらった気持ちよさに、ん〜〜んって言うのがエクスタシーだ。

昔はこのエクスタシーという身体的快感を求めて少しずれてしまった人たちが多くいたらしい。
あまりにも気持ちがいいために、抜けられなくなってスピリチュアリティの本質を忘れてしまう人たちもいたらしい。
魂が抜けるとは忘我だし、恍惚だし、解離だし、変性意識だし。
理性は働かなくなるからだ。

私はこれを魂の休息あるいはお里帰りだと思っている。
たまに疲れたときに憩うからいいのであって、いつもだとあまり生産性は上がらないだろう。
でも、これがないと魂がひからびてしまう。

エクスタシー自体を求めていったらからだにとらわれて危険かも知れない。
でも、究極の一体感は究極のエロスでありエクスタシーであることは、実は多くの宗教体験者が語っている事実である。
悟りは気持ちがいいのだ。
修道女になることをイエスとの結婚といい、左の薬指に指輪をはめて忠誠を誓うのは実は禁欲ではないのだ。
むしろ、最高の甘美な体験の保証なのだ。
このうっとりした気持ちよさを経験したなら、肉体だけの快感など比較するべくもない。

スピリチュアリティはすべてを超越して凌駕している。
素晴らしすぎて夢中になるとバランスを崩して危険であることは警告しても仕切れないほどだ。
夢見るのはどうぞ程々に。

エクスタシーは完全に受動的で、求めるものではなく、必要なときに与えられるものであることもお忘れなく。

一つだけ、どうやってこの快感を体験できるかヒントをお伝えしておこう。

この世的な命を精一杯生ききることによってしかあり得ない。
ドラッグを使ったり山奥に一人こもったりする必要はない。
今ここですべき責任を淡々と果たしていくときにこそ、深い喜びの中でエクスタシーに出会うのだ。

知足の本来の意味

仕事が充実しているときに思う。
家庭をかえりみずになんてことをしてるんだ。

家族でゆったりひとときを過ごしているときに思う。
仕事をほおりっぱなしにして何やってるんだ。

お風呂でくつろぎながら思う。
そんな時間あったらあれもしなきゃこれもしなきゃ。

仕事がんがんしながら思う。
からだを酷使してなにやってるんだ。

踊ってるときに思う。
一人で気持ちよくなってどうしたんだ.現実的になれ。

現実的になっているときに思う。
自分は機械だったのか?


ああああああああ
何してても、どこにいても、今ここでしてることを楽しんで感謝して喜んでいただけでいいのだった。
それなのに、なんで、反省しちゃうんだろ。
たぶん、癖だ。
すごくばからしい癖だ。
反省しないに限る。

これが知足、足るを知ると言うことの本来の意味。
感情としては感謝と満足感が支配する。

感謝の威力

感謝しなさいって言われて感謝するのって、何か邪道だと思っていた。
だってそういう気持ちはわき上がってくるものだから。
意識して感謝するって言うのは何か変だと思っていた。

でも、幸福研究によると、幸福に一番関連が深いのはお金や権力や家族や恋人、美貌や健康でもなく、感謝することだって言うことが実証されている。
また、感謝のワークが、どのワークよりも幸福度をアップしたという介入研究結果も多い。

で、やってみた。
確かにすごい効果があった。
はじめのに週間は、毎日5つ感謝することを数えてもらった。
習慣になってきたところで、それを伝えてみようと、行動化することを励ました。
ついには感謝の手紙を課題として書かせた。

この手紙が良かった。
私は読みながら何度も感動して泣いてしまった。
そこに書かれている方達の愛する思いや優しい気持ち。勇敢な行動に感動した。
同時に、それに対して感謝を表す人たちの素直な美しい心情に二重に感動してしまった。

正直に、感謝するのは苦手とかないと書いた人もいなくはなかった。
その素直な心情の吐露がまた私にはうれしかった。
おざなりに、ありがとうございますと言う言葉を並べている手紙よりずっと真実で、私はその誠実さに感謝した。

4週間にわたって、皆かなり変化した。
データ解析はこれからだけど、自由記述を読むだけで高揚感が伝わってくる。
うれしかった。
ありがとう。
一番うれしくて感謝して幸福度が増したのは、実は私自身だったのだ。

あなたの一番大切な貴重な思いをシェアーしてくれてありがとう。
世界が、人間が、こんなにも美しいことを思い出させてくれてどうもありがとう。
その事実は、今日もまた一日なんとか生きていこうかって言う勇気を与えてくれます。
あなたがいるから。
あなたのその思いが、私たちの命を支えてくれてます。
本当にありがとう。
大好きです。

天使力

最近いろいろなところで感じるこの働きを、天使力と呼ぶのがぴったりだと思いました。
愛って言うと人間的な思いが混じるからやめました。

それは、悲しみの涙をクリスタルの輝きにかえていく働きです。
静かで深くて透明なものです。
しんと音はないみたいだけど、普通の人の耳に聞こえない非常に微細な振動があるような気がします。
深いと言うのは、表面的な働きとしては見えないからと言う意味です。
透明と言うのはストレートで明らかでクリアで単純だからです。
重力に左右されないから軽やかです。
つまり重さをもちません。
暖かくも冷たくもなく、温度もありません。

これは根源的な存在の法則だと思うのですが、物理で説明できる範囲を超えているので、どうやって説明できるか探索しています。

求めれば求めるほど・・・

幸福を求めれば求めるほど不幸になっていくと言うのは,巧妙な悪魔の罠なのだろうか。
求めるな、ただ,リアルになることだけを求めよと言われる。
しかしリアルになってすべてをクリアに見通すことで人は幸せになれると言うのだろうか。
求めよさらば与えられんと言うのは、この世的なことにしか当てはまらないのではないだろうか。

幸福は求めてもえられない。
喜びも求めてもえられない。
愛も求めてもえられない。
何を求めても,何もえられなどしないのだ。

ととことんネガティブになったときにふと気がつかされた。

自分自身が光そのものであり、既にその光に包まれている人はその光を認識することができないのだ。

光そのものであるあなたへ!

ただただ,笑って感謝していればいいだけ。
ああそうすれば、他の人にも光がわかるようになるのよ。
そんなにうれしいことって、ほかにある?

今この瞬間の

夢中で走ってたら気がつかないんだけど、ふと立ち止まるといろいろな変化に驚くことがある。
決して止まらない,時の流れ。

泣いていても笑っていても,確実にこの世の時間は過ぎていって元に戻れない。
としたらできることは、最後になってしまうこの瞬間をいとおしみながら過ごしていくだけだ。

目に触れるこの光景は、厳密に言うと刻々に変化していて、もう二度と見ることができない。
愛する人のこのまなざしやぬくもりはこれが最後なのだ。
この優しい声も二度と耳にすることはできない。
もちろん今は録音技術も動画も発達していて,居ながらにいつでもどこでも何でも見たり聞いたりはできる。
似たような体験はあるし,美しい思い出は何度でも蘇り人生を伴走してくれるけれど。

でも、でも,今この瞬間のきらめきや波動は,もう二度と体験できないのだ。
二度と戻らない現実の中に、切なさと安堵感が漂っている。

今日もまた、二度とない貴重な出会いと体験の旅に、いってらっしゃい。

プロフィール

尾崎真奈美尾崎真奈美

東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。ペンシルバニア大学医学部精神科、東京大学医学部公衆衛生学研究室などを経て、現在相模女子大学人間心理学科准教授、米国サーチインスティチュート、スピリチュアリティ発達センター客員研究員。
インテグラル心理学・スピリチュアリティ論・芸術療法などを教えながら研究、ダンス、執筆活動を続け、科学と芸術の統合を試みる。
天使語同時通訳は日々のインスピレーションの書き散らしである。
国際生命情報科学会、日本トランスパーソナル学会理事。日本心身医学会、日本トランスパーソナル心理学・精神医学会、国際ポジティブ心理学会会員。

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