尾崎真奈美の天使語同時通訳します

2011年12月

自己犠牲と社会貢献の錯覚

日本人の罪は、自己犠牲をしてまで社会や会社の責任を果たそうとすることであろう。
罪という強い言葉を使う理由は、愛の神の摂理に反することを促すことを罪と呼ぶ、キリスト教の習慣であることをお断りしておく。

それが美徳だというマインドコントロールが国中に行き渡っている。
しかし、それによって引き起こされたのが、戦争であったり原発事故であったりすることに気がついていないのだろうか。
悲しい思いや辛い思いをすることが神の摂理であるはずがない。
苦難は成長を促すと言っても、苦難をもたらすのは神ではない。
人間の過ちの結果である。

自己犠牲や働きすぎをよしとする狂ったような発想から、目覚めてほしい。
311ショックで、本質的なことに目覚める人が多くなったのは嬉しいことだった。
いつどうなるかわからない状況下では本当に大切なものだけが残る。
身近な人たちとの時間を大切にするようになった人が増えたのはすばらしいことだった。
どんなことが起きてもなんとかやって行く日本人の粘り強さにも感嘆する。

しかし、本質的な意識が変わらないと、また過ちを繰り返してしまう。
復興支援は大切だけど、機械のように心を捨て去ったがんばりや仕事は、目に見えない大きなひずみ歪みを大量生産してしまう。
心理学者としてはそれが心配で。

お一人お一人がどうぞ自分をもっとも大切にして欲しい。
年末仕事が立て込むけど、終わらなかったからって死にはしない。
過労で死ぬほど疲れるより、仕事が終わらない方がずっといい。
あなた自身より大切な仕事があるはずがない。

医師や援助職の人にはさらに言いたい。
他人を助けて自分が滅びたとしたら、
その助けられた人は喜び幸せになると思いますか?
一生罪悪感に悩み、悔やみ自分を責めることをご存知ですか。
お涙ちょうだいの美しいエピソードは残るでしょう。
しかし、それは皆が幸せになることでしょうか?

浪花節の日本人よ
もし自分が逆の立場だったらどうなのか?
感情的に流されないで、合理的、理性的に判断して欲しい。
そして心から、涙ながらに願う。
幸せになって欲しい。

プロフィール

尾崎真奈美尾崎真奈美

東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学。ペンシルバニア大学医学部精神科、東京大学医学部公衆衛生学研究室などを経て、現在相模女子大学人間心理学科准教授、米国サーチインスティチュート、スピリチュアリティ発達センター客員研究員。
インテグラル心理学・スピリチュアリティ論・芸術療法などを教えながら研究、ダンス、執筆活動を続け、科学と芸術の統合を試みる。
天使語同時通訳は日々のインスピレーションの書き散らしである。
国際生命情報科学会、日本トランスパーソナル学会理事。日本心身医学会、日本トランスパーソナル心理学・精神医学会、国際ポジティブ心理学会会員。

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