
11月14日に私の津田塾大学での、「動きの教育」に、私のフィアンセのマーク・ベイギンズ博士を呼んでレクチャーをしてもらい、クラスの皆でそのお話を動きにしてみました。
「私たちの身体は星から出来ている」というタイトルでした。
宇宙の始まりには、水素しか存在しませんでしたが、水素間の重力で集まった水素が燃え出し、星が誕生しました。その星の中の核融合反応で新たな元素が26番まで次々と生まれました。しかし鉄が出来ると星は燃える力を失います。燃える力と重力の力の均衡を失った星は、重力で中心に一気に押しつぶされ、超新星の爆発を起こします。その時に鉄以上の元素記号を持つ物質が生まれました。
太陽系はこうして出来た星屑(元素)が第四世代程に生まれ変わったものであり、私達を構成している元素はこの星屑から出来た事を知りました。
「夜空にきらめく星を触りたいなと思ったら、自分の身体を触ってみてください。」というのがマーク先生のメッセージでした。
早速、このお話をクラスの皆で動いて見ました。最初は一人ひとりが水素になり自由に動いています。そのうち、重力で2人組になり、元素番号2番のヘリウムになり、お互いの重さを感じながら動いてみます。その次は元素番号4番のベリウム、8番の酸素と、グループ同士がくっついて別の元素になりつつ、お互いの重さを使いながらバランスをとって動きます。
本来は、26番の鉄が出来ると星は超新星の爆発を迎えますが、この場合はクラス全員が繋がった状態を超新星にしました。クラス40人が全員つながりました。その時のお互いの引っ張りの強さといったら手が抜けそうでしたが、不思議な連帯感がありました。
その後中心に向かって一気に重力で押し合った元素は、爆発をしてもう一度宇宙に帰っていきました。
「自分達をモデルにして宇宙を感じることができて楽しかった。」「自分の身体を構成するものを、自分の身体で表現するというのは不思議な気分。」「実際に動く事で、宇宙のお話のイメージが動く前よりも想像し易くなった。」「自分の体が星で出来ていると思うと、以前よりも自分の体を感じてみたいと思うようになった。」学生さん達も楽しんで深く学んだようです。
頭で知るだけではなく、身体で分かると、楽しいし決して忘れない体験になります。
科学と体育(ダンス)の融合の授業を行ってみて、知識を身体で体現するということは、本当に分かるという事に繋がるなと確信しました。
アメリカでは多元的知性論が90年代に流布してから、一般の科目の授業にアートの手法を生かそうという動きが生まれ、ティーチング・アーティストという形で舞踊家が学校に派遣されています。又、私の大学院時代の同僚も、公立学校でダンスを踊りとしてだけでなく、他科目と連動して伝えるお仕事をしています。
私もマークさんも、「科学を踊る」プログラムを創ったら楽しいねという話しをしました。創ったら是非皆さんと共有したいです。
写真:マーク・ベイギンズ博士(筑波山頂にて)
●つらなり イサドラ・ダンカン・ダンス~公演とワークショップ
つらなり・・時空、文化を超えて
つながる・・自分と、人と、コミュニティーと、地球と、
そして万物とアートは人間の肉体に万物とつながる
経路を開く
イサドラ・ダンカン国際学校芸術監督のジーン・ブレシアニ博士
による百年前のイサドラ・ダンカンのオリジナル作品と、同校日
本大使である佐藤道代、バイオリニストのアエネア水島キーズ、
彫刻家の吉野美奈子によるコラボレーション作品で、時代を超え
た「舞踊・音楽・絵画・彫刻」による創造力の「つらなり」を表
現します。
◎大人と子ども向けのダンカン・ダンス・ワークショップでは、
年齢に関係なく、動く事生きることを共に楽しむ時間を創りま
す。
◎吉野美奈子彫刻展「アース・アンド・ヒューマニティー」同時
開催。詳しくはウェブサイトをご覧下さい。
http://home.att.ne.jp/alpha/idance/tsuranari/index.html
出演:佐藤道代 ジーン・ブレシアニ博士(舞踊)
アエネア水島キーズ(バイオリン)
吉野美奈子(画家・詩人)
場所:アサヒ・アートスクエア(浅草駅下車)
日時:12月7日(木)~10日(日)
◎ワークショップ、公演のスケジュール詳細は下記ウェブサイト
をご覧ください。
http://home.att.ne.jp/alpha/idance/tsuranari/schedule.html
◎料金は下記ウェブサイトをご覧ください。
http://home.att.ne.jp/alpha/idance/tsuranari/ticket.html
子どもダンカン・ダンス・クラスでハロウィーン・フェスティバルを開いた。
子ども達はそれぞれ好きなコスチュームを持ってきて、既に3人の魔女、ピーターパン、とエンジェルに成り切っていたので、そのままどういうお話展開にしたいか、子どもたちに任せることにした。
3人の悪い魔女が弱虫のピーターパンを食べてしまおうとしている所にエンジェルが来てスカーフを渡すと、魔女は気絶し、次に起きたときには良い魔女になり、勇気を持ったピーターパンとエンジェルを祝福するという事になった。
魔女の踊りは、手にチョークをつけて血のように見せていたので、手を強調し、地べたに近い動きを見せると、自分達で好きな動きを考え始めた。「音楽をここ(太陽神経層)で聴いてね。」といつも意識的に動きを始めている胸の中心を指し示すと、アクセントに合わせてポーズするようになった。ピーターパンは音楽に合わせて弱虫のピーターパンから強くなって飛ぶところまで自分で動きを考えていき、エンジェルは魔法のスカーフの掛け方を考えていった。
その日ハロウィーンに合わせて選んでいた、ベートーベンのコリオラン序曲が前半に、ピアノ協奏曲第2番が、上記のストーリーにぴったりはまった!
何回かリハーサルをしたら、もう完璧。私は照明係りになり、お母さん達に見せる事にした。1時間でお母さん達に大拍手を頂くまでの作品になった、
ダンカン・ダンスを教えていてこのような子ども達の創造性に出会う瞬間がとても楽しい。それぞれの、いのちの息吹を感じる瞬間に感動する。ダンカン・ダンスを教えていて良かったなあと思う瞬間。
イサドラは百年前に、「子供たちのクラスで、『魂で音楽を聴きなさい。聴いていると、深いところに内なる自分が目覚めてくるのを感じるでしょう? 貴方の頭が上がるのも、腕が上がるのも、光の方へとあなたがゆっくり歩いていくのも、その力のせいなのですよ』と言うと、子供たちはすぐに理解した。この内なる自己の目覚めこそが、ダンスの第一歩だと私は思っている。」と言っています。
いのちの力、創造力って皆が持っているもの。ダンカン・ダンスの先生の役目は、その力を信じて、引き出すことだけですが、それぞれのいのちの力を目の当たりに出来るありがたいお役目だと思っています。
以下、12月7日ー10日、「つらなり:イサドラ・ダンカン・ダンス」公演とワークショップのご連絡です。
●イサドラ・ダンカン国際学校芸術監督のジーン・ブレシアニ博士による百年前のイサドラ・ダンカンのオリジナル作品と、同校日本大使佐藤道代と、バイオリニストのアエネア水島キーズ、彫刻家の吉野美奈子によるコラボレーション作品で、時代を超えた「舞踊・音楽・絵画・彫刻」による。創造力の「つらなり」を表現します。
●大人と子供向けのダンカン・ダンス・ワークショップでは、年齢に関係なく、動く事生きることを、共に楽しむ時間を創りたいと思います。
●吉野美奈子彫刻展「アース・アンド・ヒューマニティー」同時開催。
詳しくは以下HPをご覧下さい。
http://home.att.ne.jp/alpha/idance/tsuranari/index.html
出演:佐藤道代 ジーン・ブレシアニ博士(舞踊)、アエネア水島キーズ(バイオリン)、吉野美奈子(画家・詩人)
場所:アサヒ・アートスクエア(最寄り駅、浅草)
日時:公演:12月8日(19:00p.m.)、12月9日(17:00p.m.)、12月7日(15:00p.m.)
大人ワークショップ:12月7日(19:00p.m.)
子どもワークショップ:12月9日(14:00p.m.)
料金:
一般:前売¥3,500、当日¥4,000
学生(中学生~大学生):前売¥3,000、当日¥3,500
子ども(5歳以上~小学生):前売¥2,500、当日¥3,000
お問い合わせ:isadora@zau.att.ne.jp / 042-321-3046
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