佐藤 道代のダンス:身体を感じ、心を表し、フルに生きる試み

2008年12月

12月7日ブリックワン「旅立ち」

12月7日ブリックワンで、2年ぶりに自分の作品「旅立ち」を創ることが出来ました。
ブリックワンの主催者、カンパニーノマドの熊谷さん、池宮さんのお陰です。

喪の時期が続いて全く踊りを創る事が出来なくなっていました。以前の活動は赤の他人のやっていた事のように感じてしまっていました。そんな時に、彼らの公演「時の花」を観て、舞台の力=命の力を理屈無しに体感し、そのエネルギーで私の心の中の何かが開きました。

one_1.jpg


私ももう一度創りたいと、彼らの主催する、「ダンスシード」のオーディションの門を叩いたのが今年の8月。それから、4ヶ月間も私達出演者を見つめ、育ててくれました。リハーサルは深夜までに及び、終電に間に合わない時もあるくらいでした。作品を創っている途中、自分でも意識したくない感情を掘り起こすのが恐くなってやりたくない時や、身体が急に動かなくなってしまった時も、「今週この人たちに見せなければいけない」という気持ちがあると、前に進むことが出来ました。一緒に演じた仲間の存在もとても大きかった。「今日この子が頑張っているな」と思うと、その人の踊りのエネルギーが自分に入ってきて、私も頑張れるというような感じでした。

深夜に父が旅先で亡くなりそうだという電話を救急車からもらった時、700キロ離れた場所に行く交通機関も無く、他にやりようが無いので、動きのエネルギーを送ろうと仏壇の前で動いていました。円を描く動きでした。途中強くなったり弱くなったりしましたが、ある時全く動けなくなりました。その時、円の中に「永遠の静寂」を感じました。動き=生命が無い場でしたが、安らかな気持ちでした。今回はその円を踊りにしたいと思いました。

one_2.jpg


12月7日の本番も、皆で一緒に客席や舞台を創りお客様をお迎えしました。4人の全く別のダンサーが織り成す世界が、何処かテーマでつながっているというような感想をお客様から頂きました。峰本春菜 朝倉千絵 佐藤道代 オカザキ恭和のそれぞれが小道具を使いましたが、時計→ワイシャツ→カラー→白い布と小道具が、変容していくように感じたということでした。

4人の描く世界が何処か繋がっていたものだということ。やはり私達の意識の何処かは繋がっていて、お互いに影響して世界が創造されるのですね。自分の作品を創る事で一杯の時は、分かりませんでした。

踊りを創って人にお見せするなど大それた事。それをやらせて頂いて本当にありがたいです。踊りの創作は自分のために行うものです。
願わくばそれが観ていた誰かの心の中の何かに触れることを祈って・・・


12月7日ブリックワン「旅立ち」

ブリックワン公演後の写真

(鷲見八重子、伊藤麻由美、マーク・ヴェイギンズと共に)


「ブリックワン」と「ノマド」情報:http://brick-one.com/brick-one/
「ダンス・シード」公演のレビュー:http://www.danceseed.com/


■ワークショップ 教室

▼イサドラ・ダンカン・ダンス
1月15日(木曜) 午後6時より 自由が丘よみうり文化センター教室 1月期開講!
3月14日の発表会に向けて「ばらの花びら」を一緒に踊ってみませんか?
Place: よみうり文化センター自由が丘
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5-27-5 魚菜ビル3F
TEL : 03-3723-7100(代表)

▼イサドラ・ダンカン・ダンス ワークショップ
イサドラ・ダンカン・ダンスの基本「自然のエレメント」を動いていく、初心者向けのワークショップです。
1月24日 (土) 「地」
1月31日 (土) 「風」
3月7日(土)「水」
4月18日(土)「火」
5月30日(土)「風」(イサドラ・誕生日祭)
Place: 千駄ヶ谷津田ホール2F 同窓会室 
http://tsudahall.com/THHP/annai.html
Time: 10:15 - 12:15 p.m.
Class Fee: 3500 yen (including. Reference costs)
要申込:Tel/Fax: 047-357-9246
Email:michsato@cba.att.ne.jp

▼モダン・ダンス・スタジオ水芭蕉庵は、現在、以下の予定で無料体験レッスンを行っております。
・レッスン日:水曜日 月3回
・場所:スタジオ水芭蕉庵 (東西線南行徳駅徒歩4分。詳細はお問合せ下さった方にご連絡します)
・対象: 
幼稚園児: 16:00~17:00
小学生: 17:15~18:30
中学生以上大人: 19:00〜21:00   
※各クラス少人数制で行います
・お問い合せ:
TEL/FAX: 047-357-9246 
email:michsato@cba.att.ne.jp
http://home.att.ne.jp/alpha/idance/

世界舞踊祭と津田ウェルネス・ネットワーク

11月20日の赤坂区民センターの「世界舞踊祭」にて、自分が舞台で生まれ変わるような体験をしました。丁度手術をして1年目の舞台でしたので緊張していましたが、舞台に立っている人は、別の世界の力を借りているのかもしれません。竹中あこさんも、朗読で協力してくださって、「蝶々」「ハープ・エチュード」「ばらの花びら」「アヴェ・マリア」を踊りました。

世界舞踊祭と津田ウェルネス・ネットワーク
ハープ・エチュード(世界舞踊祭にて)〔写真:伊藤喜一郎氏〕


私は、世界の舞踊の持つ命の力の中に入ることが出来て、その力が身体を通じて出るようにだけ考えておりましたら、とても勇気付けられました。そして同じ日に踊った、「ロシアのバレエ」「モンゴルの踊り」等にも力を頂きました。

「バヤデルカ」を踊った佐藤俊子先生は手術の後と伺いましたが、感情が身体から溢れてくるバレエというものを初めて見ました。このような大御所の方が踊っているのを間近で見ることが出来て、思わず舞台袖で涙していました。

「バヤデルカ」は、日本にバレエを伝えたオリガ・サファイヤが、佐藤先生に伝えたとの事で、20世紀の初めにダンカンが影響したロシア・バレエの振付師フォーキンの作品でした。彼は、アナ・パブロヴァに「瀕死の白鳥」の腕の動きを、ダンカンのように自然に動くように指導した人。又、ダンカンが使ったような踊りのために作曲された音楽でないショパンを用い、「レ・シルフィード」「シェラザード」を生み、ロシア・バレエの革新をした人です。ロシアで影響しあったバレエとモダン・ダンスが、百年目後に日本の舞台で、同時に演じられるなんて、面白い。

世界舞踊祭と津田ウェルネス・ネットワーク
アヴェ・マリア(世界舞踊祭にて)〔写真:伊藤喜一郎氏〕


「やはり踊るって素晴らしい。」その気持ちを、11月29日(土曜日)に行った、津田ウェルネス・ネットワーク、でも感じました。下は小学生から上は80代の方まで一緒に身体と共にある、Beingの感覚を探し続け、踊りました。

午前中に「イデオキネシス」をしました。皆で輪になってマッサージし身体をほぐした後、背骨の構造を知り、そのアラインメント(つながり)を整えるラインを身体の中に感じという作業をしました。

午後に、「イサドラ・ダンカン・ダンス」で「開くOpen/集めるGather」をモチーフに、身体を使って表現してもらいました。

皆さんとっても真剣に、でもリラックスして、楽しく踊ってくださって、最後に素敵な感想を頂きました。

「今まで身体をあまりにも doing の手段として利用してきたのではないか。これからは doing と beingとを両立させる身体の使い方を、いえ、感じ方をして、身体と共存したい」
と、新しい思いが湧いてきました。

これは踊り手としての私にとっても大きな課題なのです。

Doing「動いて見せる事」が踊りではなく、Being「自分の魂と共にある身体をその場に居る方々と共有する」 という感覚を、持ちたいなと思い、これからも研究を続けていきたいと思います。

世界舞踊祭と津田ウェルネス・ネットワーク
津田ウェルネス・ネットワークにて

■公演

▼12/7(日)16:00~ ダンスシード2008-わたくしの森羅万象- 

佐藤道代 峰本春菜 朝倉千絵 オカザキ恭和
父が旅立った時に感じた「永遠の円」を踊ってみたいと思います。
場所:千駄木Brick One
http://brick-one.com/brick-one/
http://www.danceseed.com/
料金:前売1,500円 当日1,800円 中学生以下500円 
※上記必ず、ご予約下さい。 
お問合せ、ご予約は:Email: michsato@cba.att.ne.jp


■ワークショップ 教室

▼イサドラ・ダンカン・ダンス

12月18日(木曜) 午後7時より 自由が丘よみうり文化センター教室 フェスティバル
大人と子供の生徒が作品を発表するフェスティバル。その後大人クラスのご見学も出来ます。
Place: よみうり文化センター自由が丘
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5-27-5 魚菜ビル3F
TEL : 03-3723-7100(代表)

▼イサドラ・ダンカン・ダンス ワークショップ

イサドラ・ダンカン・ダンスの基本「自然のエレメント」を動いていく、初心者向けのワークショップです。

12月20日 (土) 「火」
1月24日 (土) 「地」
1月31日 (土) 「風」

3月7日(土)「水」
4月18日(土)「火」
5月30日(土)「風」(イサドラ・誕生日祭)

Place: 千駄ヶ谷津田ホール2F 同窓会室 
http://tsudahall.com/THHP/annai.html
Time: 10:15 - 12:15 p.m.
Class Fee: 3500 yen (including. Reference costs)

要申込:Tel/Fax: 047-357-9246
Email:michsato@cba.att.ne.jp

▼モダン・ダンス・スタジオ水芭蕉庵は、現在、以下の予定で無料体験レッスンを行っております。

・レッスン日:水曜日 月3回
・場所:スタジオ水芭蕉庵 (東西線南行徳駅徒歩4分。詳細はお問合せ下さった方にご連絡します)
・対象: 
幼稚園児: 16:00~17:00
小学生: 17:15~18:30
中学生以上大人: 19:00〜21:00   
※各クラス少人数制で行います
・お問い合せ:
TEL/FAX: 047-357-9246 
email:michsato@cba.att.ne.jp
http://home.att.ne.jp/alpha/idance/

プロフィール

佐藤 道代佐藤 道代

モダンダンスに日本の身体言語を融合し、元型的身体言語を追求する舞踊家。
津田塾大学卒業後ロータリー財団奨学金にて留学したニューヨーク大学より修士号及び舞踊教育学科長賞を受賞。自作を日本(EXPO2005)、米国(国連)、英国(大英博物館)等、各地で公演。NYタイムズ紙に「スタイル・内容ともに洗練された作風」と評される。1998年ミュージカル「王様と私」出演。2004年NYジョイス・ソーホーで、日本女性に関する自作品の公演を行い連日満席となる。2003年、2004年舞踊批評家協会新人賞ノミネート。2005年Die Pratze観客賞受賞。2007年エッセイ「イサドラ・ダンカンの舞踊理論とスピリチュアリティー」を、「スピリチュアリティーとは何か」(ナカニシヤ出版)内にて出版。

URL:http://home.att.ne.jp/alpha/idance/

最新のエントリー

全てのエントリー

カテゴリー

月別アーカイブ

携帯でもSQ Lifeメッセンジャー・ブログが閲覧できます。
http://blog.sq-life.jp/m/
メッセンジャー・ブログ QRコード