
新年の美しい満月の日々に、とっても素晴らしい場をトエックの皆さんと共に創ることが出来たこと心から感謝します!
徳島にある自然スクール・トエックTOEC(Tokushima Outdoor Activity Education Center)にて、元気な子供達、お母さん達、そしてスタッフと共に動く事が出来て、新しい年を私も共に開けることが出来ました。
トエックは、自分自身、他人、そして生きとし生けるものの「いのち」を大事にした在り方を徹底して尊重している場です。School for Lifeを目指したイサドラ・ダンカンと時代や形こそは違っても、根本的な考え方が似ています。
イサドラは、次のように子供たちの自発的動きを尊重しました。
「私は子供達に私の動きを真似するように教えるのではなく、自分自身の動きを作るように教えます。ある決まった動きを学習するように強制するのではなく、子供達が自分自身にとって自然な動きを発展させるような手助けをします…個人の身体、その魂にとって完全な表現としての動きが必ずあります。ですから、ある学校に属しており、その個には自然でないような動きは強制されるべきではありません。」
トエックに居ることで子供も大人も毎日そのような「自発的動き」を経験するのです。それも、オーガニックの農園で!近くに桑野川、遠くに小松島湾や山々が見えるこの農園は、水、火、風、土、自然の要素が全て体感でき、この場で遊んでいるだけでバランスの取れた身体が育っていく事でしょう。
3日間の短い滞在でしたが、幼い頃に、父母の田舎福島に帰って、お芋を掘ったり、蚕の桑かけを見たり、虫とりに夢中になった事を思い出しました。おばあさん、おじいさん、おばさん、おじさん皆働き者で、朝日と共に畑に出ていました。私もその裏山に登るのがとても好きでした。自然とつながるダンス、ダンカン・ダンスが好きになった理由もこの体験があると思います。
その後、その環境とは真逆の東京やNYの都市でダンスを志して来ましたが、今でも、山道を登ったり、田んぼのあぜ道などのでこぼこ道に出会うと嬉しくなります。足の筋肉のバランスの最高のトレーニングになります。
一日目に訪れた、フリースクールの子供達はとにかく元気!
「白いふわふわした衣装の変な格好をした人が来た!」とばかりに、わーっと集まってきて、口々に質問してきます。
英語板「腹ペコあおむし」を読んで踊ろう!という私の計画やいかに、と思いましたが、お話が始まったら、皆ページごとに、それぞれの知っている事を口にしながら真剣に聞いています。その後の一緒に踊る時間も、それぞれが、あおむしから蝶まで、やりたいように動いていて、短い時間なのに、一つのお話を一緒に作っていきました。
小学生は一緒に「惑星の動き」をやってみました。持って行った惑星の本よりも、話を真剣に聞いて一緒に動きます。トエックの子供達は作りこまれた教材よりも、その場でよく話を聞く、質問する子達だなと思いました。
そして、この農園のご飯がおいしい!
皆で育てた有機野菜のお汁と、しみ豆腐等の、とっても滋養のある昼食を頂き、これも皆で作った干し柿をおやつに頂きましたが、身体に栄養が染みとおるようなお食事でした。炊事スタッフのお母さんの手作りで作られていて、残飯が殆ど出ないようにする作り方から洗い物まで有機的に地に還るように行っています。
別の場所では、お母さん達ともゆっくりと身体と心をほぐして、未就学児も一緒に虹のダンスを踊ってくれました。皆さんの身体がほぐれていく感じが伝わって、こちらも気持ちよくて、あくびが沢山出ました。
二日目はスタッフ研修。皆で身体をマッサージしながら背骨の場所を確認して感じました。普段身体を十分に使っている人たちなので、逆にケアが必要。イデオキネシスの身体の中心の知識が役に立つと良いなと思って。私もそうですが、年齢と共に背骨をどう使うかは、とても大事になります。
午後は、ゆっくりと身体を開き中心に集める感覚を使って、それぞれの思いを動きという形にしてもらう「新年の抱負」を共に踊りました。
ぱあこ、ペーター、シーサー、伊勢さん、ふなちゃん、みかんちゃん、舞ちゃん、でこぽん、プーさん、スガさん、ロンリー、それぞれの皆の思いが詰まった動き、今でも目に浮かびます。最後にそれを繋げて、皆で一つのダンスを踊りました。
夜は、徳島の美味のわかめ、フィッシュカツや、トエック農園の野菜でおいしい鍋やお餅を頂き、お酒もはずむ楽しい宴を開いてくれました。
トエックのスタッフは皆元気。気持ちを隠さず表現するという事を、お酒の席だけでなく、朝のミーティングからやっています。スタッフ自身がそう出来るから、子供も自分の気持ちを無理せず受け入れて、自分でやりたいという気持ち、主体性を大事にする事が出来るのでしょう。
スタッフのシーサーに皆が宴の席で、Eureka!という言葉を連発していたので、てっきり、Eureka!(どんぴしゃ!見つかった!)というのがトエックで流行っているんだなと思っていたら、彼女の本名が「ゆりか」だったからだという事で、最後に大笑い。
でも、トエックはこのEureka!という言葉、そのままだと思います。

自然スクール・トエック:
http://www.ne.jp/asahi/outdoor/toec/index.htm#ya
■ワークショップ 教室
▼イサドラ・ダンカン・ダンス
1月15日(木曜) 午後6時より 自由が丘よみうり文化センター教室 1月期開講!
3月14日の発表会に向けて「ばらの花びら」を一緒に踊ってみませんか?
Place: よみうり文化センター自由が丘
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5-27-5 魚菜ビル3F
TEL : 03-3723-7100(代表)
▼イサドラ・ダンカン・ダンス ワークショップ
イサドラ・ダンカン・ダンスの基本「自然のエレメント」を動いていく、初心者向けのワークショップです。
1月24日 (土) 「地」
1月31日 (土) 「風」
3月7日(土)「水」
Place: 千駄ヶ谷津田ホール2F 同窓会室
http://tsudahall.com/THHP/annai.html
Time: 10:15 - 12:15 p.m.
Class Fee: 3500 yen (including. Reference costs)
要申込:Tel/Fax: 047-357-9246
Email:michsato@cba.att.ne.jp
▼モダン・ダンス・スタジオ水芭蕉庵は、現在、以下の予定でレッスンを行っております。
・レッスン日:水曜日 月3回
・場所:スタジオ水芭蕉庵 (東西線南行徳駅徒歩4分。詳細はお問合せ下さった方にご連絡します)
・対象:
幼稚園児: 16:00~17:00
小学生: 17:15~18:30
中学生以上大人: 19:00〜21:00
※各クラス少人数制で行います
・お問い合せ:
TEL/FAX: 047-357-9246
email:michsato@cba.att.ne.jp
元旦に、メキシコのピラミッドChichen Itzaを訪れ、その後Cobaという更に古く年代が古いピラミッドを訪れる機会に恵まれました。

Chichen ItzaはItzaeというマヤの集団がAD 415から435に建設を始めた都市です。最初の数世紀の建築物として、「尼僧院」、「球戯場」、「天体観測所」が残っていました。
その後AD967年頃トルテックに占領され、その影響を受け「羽を持つ蛇」の像が盛んに描かれました。1200頃に、太陽、炎、戦争を信仰するマヤパンによって「the Catsle」というピラミッドが完成しました。そ の横に生贄の壁が残っている「金星の寺院」、「1000の柱のマーケット」も、良く修復され残っていました。

ピラミッド「The Catsle」は美しいのですが何となく勢いがありすぎて疲れて、私達は古典期の尼僧院や天体観測所がある場所に居る方がずっと落ち着きました。
その2日後に行った「風に波立つ水」という名前を持つCoba は、Chichen Itzaから50キロ南に位置していました。AD632-AD800年ごろ、Chichen Itzaが重要になるまでのカリブ海とユカタン半島の交易の拠点でした。
年代的にChichen Itzaより古いので、殆どの建造物が熱帯気候の植物が生い茂って未だ発掘されていないとのことでしたが、Chichen Itzaの「the Catstle」よりもさらに大きいピラミッド「Grupo Coba」は風化しつつも残っていて、頂上まで昇る事が出来ました。一段30-50センチある階段を、126段昇って頂上まで行くと、天井に神様の降臨を示すマークが二つ付いた小さな神殿があります。

昇るときは照りつける日光で暑いのですが、神殿内は非常に涼しくて、風により何だか不思議な音がします。人によっては「ドラムの音を聞いた」と感じたようです。
頂上から二つ大きな湖が見えました。これだけ沢山の石を何処から取ってきたのか不思議に思っていましたが、ガイドさんによると、それらの湖がかつての石切り場であったという説があるそうです。

マヤと言えば、近年2012年の冬至に世界の暦が終わるというマヤ暦で有名ですが、この文明では、天体観測と数学に素晴らしく長けていたようです。20進法でゼロという考え方も既に持っていました。
「The Catsle」は、太陽の位置が創る光と影で、夏至、冬至、春分、秋分を正確に観測する構造で、しかも、蛇腹状の影が出来るように、段が付いているのですが、それも、その当時分かっていた7つの惑星にちなんで七段でした。
彼らは、地球の1年を365.2420日としており、グレゴリオ暦よりも1年の長さとしては正確です。金星、火星の周期まで正確に分かっていました。でも、天動説をとっていたようです。
しかし、生贄の儀式が多くなされていたようで、球戯で優勝したチームのキャプテンが生贄になったり、若い女性や子供なども含む、とにかく沢山の人が進んで生贄になったようです。死後の世界が大切であり、自己犠牲が美徳であったのでしょうか。
マヤは金属を持っていなかったとの事で、これだけの建物を金属を持たず、石を切り建てたのか本当に不思議でした。沢山の人の力を集めなければ出来なかったでしょう。
頭の良い指導者達が統治する集団主義的な文化だったからこそ、これだけの建造物を生み出したのでしょう。でも、この時代には「自分の人生を生きる」というのは無理な事だったことでしょう。
沢山の首の描いてある壁を見て、私は現代に生きていることのありがたさを改めて感じると共に、ピラミッドという現代の人知が推し量る事の出来ない古の智慧に思いを馳せました。
津田塾大学の「動きの教育」中で、「太陽系を踊る」という授業をしました。
ゲスト講師として東京大学数物連帯宇宙研究機構の教授で、夫のマーク・ヴェイギンズを招き、太陽系の惑星の形成過程のレクチャーをしてもらい、その話を私が振付け指導して、学生が踊るというものでした。
私たちにとっても、学生にとっても、エキサイティングな試みでした。

太陽系は50億年前に、それ以前に存在していた系の残骸から生まれました。残骸=ダストが、それ自身の重力で引き合いくっつくを繰り返して、生まれました。
太陽は、100万個の地球が入る大きさを持っていいます。太陽が形成されると共に、一定の軌道を回っていたダストから惑星が姿を現し始めました。
水星、金星、地球、火星などは、比較的重い物質が集まったものです。木星、土星、天王星、海王星等は、主にガスでできています。
冥王星は近年、矮小惑星と呼ばれるようになりましたが、主に氷で出来ています。太陽系以前に存在していた惑星群の生き残りかもしれません。その軌道は、惑星と異なり、むしろ彗星に近くなっています。
ヴェイギンズは科学者として、惑星の動きが、踊りというアートとして表現されると、真実から大きくかけ離れるのではと心配していました。そこで、「ダストの動きが、ランダムであり、軌道上を回りながら、自然にぶつかってくっつく」にはどうしたら良いか考えました。
各学生に惑星カードをくじ引きで引いてもらい、名札に裏返しでくっつけ、自分が何の惑星になる予定かは、人には分からないようにしました。他の学生とぶつかったら、カードを見せ合い、合っていたら手をつないで一緒に惑星として自転しながら軌道上を回ります。間違っていたら自分の惑星の仲間が見つかるまで、ダストとして他のダストにぶつかる事にしました。
この方法がとても上手くいきました。曲はホルストの「惑星」の「火星」で始めました。ダストがランダムにぶつかる荒々しい感じを持つ曲です。ぶつかって手をつなぎ、次第に惑星の大きさに広がる学生の輪が増えていきました。
太陽役の学生は大人数なので仲間がすぐに見つかっていましたが、水星など、小さい惑星の役の人たちは、仲間が36人中の1人しか居ないので、見つからず寂しい思いをしたと、感想に書いていました。これに、ヴェイギンズはとても、満足していました。学生が「動き、感じて、考える」という3つのプロセスを踏んだからです。心が動いて考えることが、科学の授業では大切だと言っていました。
それぞれの惑星の輪が形成されたら、曲を雄大で拡散する感じを持つ「木星」に変えました。それぞれ自分の役柄の惑星の軌道に入っていき、反時計回りに太陽の周りをを回り続けました。太陽はそのプロミネンスを表現するため、外に向かい光線を発するように、手足を差し出しました。
惑星役の学生は、仲間と作った輪の重心を感じる事で、自転しながら太陽の周りを回転することに挑戦しました。目がまわった人も居たようですが、学んだばかりの、コンタクト・インプロビゼーションの手法の原理を、皆さん良く使っていました。

今までに、「核融合を踊る」という試みもやってみましたが、科学的現象の振付を考えるというのは、とてもクリエイティブで楽しい試みです。まず、現象に近く、誰でもが身体で出来る範囲のシンプルな動きとスペースのパターンを探します。後は時間の経過と動機を助けてくれる曲を探します。そして、とにかくやってみます。やるまでは、形として成功するか分からないのでわくわくします。
科学実験とは違い、動いているのが人ですから、皆のやる気があればまず大丈夫。やりながら即興的に上手くいくように導きます。
身体=心=精神を動かすような、科学と動きの授業をこれからも機会があったら是非続けたいと思っています。


(関連ページ)
東京大学数物連帯宇宙研究機構:http://www.ipmu.jp/jp/
津田塾大学:http://www.tsuda.ac.jp/ja/index.html
■ワークショップ 教室
▼イサドラ・ダンカン・ダンス
1月15日(木曜) 午後6時より 自由が丘よみうり文化センター教室 1月期開講!
3月14日の発表会に向けて「ばらの花びら」を一緒に踊ってみませんか?
Place: よみうり文化センター自由が丘
〒158-0083 東京都世田谷区奥沢5-27-5 魚菜ビル3F
TEL : 03-3723-7100(代表)
▼イサドラ・ダンカン・ダンス ワークショップ
イサドラ・ダンカン・ダンスの基本「自然のエレメント」を動いていく、初心者向けのワークショップです。
1月24日 (土) 「地」
1月31日 (土) 「風」
3月7日(土)「水」
4月18日(土)「火」
5月30日(土)「風」(イサドラ・誕生日祭)
Place: 千駄ヶ谷津田ホール2F 同窓会室
http://tsudahall.com/THHP/annai.html
Time: 10:15 - 12:15 p.m.
Class Fee: 3500 yen (including. Reference costs)
要申込:Tel/Fax: 047-357-9246
Email:michsato@cba.att.ne.jp
▼モダン・ダンス・スタジオ水芭蕉庵は、現在、以下の予定で無料体験レッスンを行っております。
・レッスン日:水曜日 月3回
・場所:スタジオ水芭蕉庵 (東西線南行徳駅徒歩4分。詳細はお問合せ下さった方にご連絡します)
・対象:
幼稚園児: 16:00~17:00
小学生: 17:15~18:30
中学生以上大人: 19:00〜21:00
※各クラス少人数制で行います
・お問い合せ:
TEL/FAX: 047-357-9246
email:michsato@cba.att.ne.jp
http://home.att.ne.jp/alpha/idance/
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http://blog.sq-life.jp/m/
