佐藤 道代のダンス:身体を感じ、心を表し、フルに生きる試み

2009年06月

水芭蕉庵「ピアノとダンスで花を表現」コンサート

6月13日(土)に、水芭蕉庵で初のサロン・コンサートを催しました。
ピアニスト吉岡優子さんと参加者総勢60人のお陰で、無事良い場を創る事が出来ました。


このコンサートは日本では余り上演されない作曲家の「花」に関する作品をピアノとダンスでお届けするというものでした。

最初はフランス6人組の紅一点の作曲家、ジェルメーヌ・タイユフェールの「フランスの花々」でスタート。バラ、ひまわり、カモミール、ラヴェンダー、昼顔、矢車草など、身近な花々の形、色、香りが伝わるような音楽です。私と小学生の男の子達がそれらの花を運び、舞台上に飾っていきました。

花を育てながらそれぞれに特有の形と動きを探し、その花が咲く地方の風景や、絵本、神話などを参考に、吉岡さんと作品を創っていきました。吉岡さんのピアノは、形、香りまで伝わるような音。私は感じた音を空間に描く事に集中しました。NYのダンカン学校で、五感を研ぎ澄ませ、自然の中で動いた事を思い出しました。

次は、英国のスコット作曲、日本の五音階を持つ「はすの国」。新潟のフラワー・エッセンス・セラピスト藤田佳子さんから頂いた蓮のスカーフに着物を合わせて、日本舞踊の手法を取り入れ、水面に一瞬現れては、消える蓮をイサドラの「ナルシス」を見立てて動きました。


1912年イサドラ振付のショパンの「ハープ・エチュード」では、百合を飾り踊りました。この作品はNYの師に、「魂の身体との結び目を解いて自由になっていくように」と教わりました。吉岡さんは音楽の先生から教わった解釈より、この解釈が腑に落ちると言っていました。当時イサドラのピアニストは、ショパン等ロマン派の作曲家の弟子に当たる人々だったので、百年間動きの中に伝えられた元の解釈が残っているのかもしれません。

コンサートのラストは、今年3月に生徒のために私が振付けた、ブラームスの間奏曲op.118-2「新バラのはなびら」と、同じくブラームスのワルツにイサドラが百年前に振付けた「バラの花びら」を踊りました。「新旧の作品を共に踊ったことでより理解出来た。」という感想を頂きました。

舞踊化した音楽の他に、吉岡さんがソロで弾いた曲も素晴らしく、グレンダールの「夏の歌」シベリウスの「もみの木」、盲目の作曲家パラディスの「シシリエンヌ」等、「この選曲でCDが欲しい!」とおっしゃった方もいました。


8ヶ月のお子さんから80代までの方に楽しんで頂いたコンサート。

「(赤ちゃんが)気の流れと音のハーモニーを楽しんでいたように思います。」

「書ききれないくらいの気持ちで一杯です。」

「お二人の表現される世界にすごく入り込んで感動してしまいました。」

「言葉はなくても、音楽とダンスの表現で全てが伝わりました。」

「風薫る空間の中で音楽とダンスのすばらしい出会いに、とても心地よくすごせました。」

「風通しもよく緑がたくさんある素敵な場所だなと思いました。」

「たくさんの人に見てもらいたいと思いました。」

「心を自然に向け開く事素敵ですね。」

「お花の気持ちそのものに共感して表現していらっしゃる気がしました。」

「本格的でおどろきました。」

「からだ一つで色々な表現ができることにおどろきました。」

「身体がリラックスできました。」

「一緒に踊ると幸せな気持ちに満ちてくるので、また一緒に踊りたいです。」

等のご感想を頂きました。
(参加者アンケートより順不同引用)

最後に、参加者全員でイサドラ・ダンカン・ダンスの基本「ユニバーサル・ムーブメント」を行いました。それぞれ一人一人が天と地の間にリラックスしてしっかり立っている感じが水芭蕉に溢れました。この日の水芭蕉庵での人の輪から広がり溢れた動きを大切に、この場を育てていきたいと思います。舞台の背景となったオーガニック・ガーデンの植物達もこの動きを受け、益々元気に育っていく事でしょう。皆さんに水芭蕉庵で育てた朝顔の苗をお配りました。何処かで兄弟のお花が育っていくつながりを思うと楽しいです。


初サロン・コンサートだったので、段取りが悪く本番直前まで準備に追われてしまいましたが、優しい吉岡さんと参加者の皆さん、そして最後まで場作りやプリンターと格闘してくれた家族、友達、そして、夫マークの支えのお陰で、初回大好評のうちに終了しました。
本当に来て下さった皆様に感謝です!

現在は来週28日に千駄木BrickOneダンス・シードで上演する作品『大地の詩』の製作に没頭中です。太陽、月、ミミズ、農耕をインスピレーションに、植物の成長を助ける大地の動きを探しながら創っています。

ベートーベンの「月光」、友人のアフリカン・ドラマー山北紀彦氏の「土の上」、カーマン・ムーア氏の「To Make a Perfect Harmony」の波のような音形に乗せ、ヴォイス・セラピスト杉谷惠さんの詩「平和の詩」が響きます。

是非28日4時Brick Oneに是非お越し下さいね。

ピアニスト吉岡優子氏 と 佐藤道代


■公演 Performance

▼6月28日(日) 16:00 p.m. June 28 (Sun)
Brick One Dance Seed 2009-わたくしの新羅万象 習作・試作から作品へ 
ソロ作品『大地の詩』を創っています。他のダンサーのソロ作品も楽しみ!
I am making a solo dance, “Songs of the Earth”. Others’ creative works also highly recommended.
米倉和恵 佐藤道代 笠井晴子 金井沙織 Kazue Yonekura, Michiyo Sato, Haruko Kasai, Saori Kanai
料金: 前売\1,500 当日\1,800 中学生以下\500
http://brick-one.com/brick-one/news/index.html
お問合せContact :Tel/Fax: 047-357-9246 Email:michsato@cba.att.ne.jp


■教室 class

▼スタジオ水芭蕉庵 水曜日 初回体験クラス 
Minami Gyotoku the Temple of Calla Lily "First Trial Lesson"
・レッスン日 Day :水曜日Wed 月3回 for 3 times in a month
・場所Place :スタジオ水芭蕉庵 the Temple of Calla Lily (東西線南行徳駅徒歩4分。詳細はお問合せ下さった方にご連絡します Metro Tozai Line Minami Gyotoku Sta. Walk 4 min.)
a. 「英語でオーガニック・ダンス」 "Organic Dance in English for Kids"
幼稚園児 Kindergarten: 16:00~16:50
小学生 Elementary School: 17:15~18:15
b. 「中高年のオーガニック体操」 “Organic Movement for Matured”:14:30~15:30
c. 「イサドラ・ダンカン・ダンス」 "Isadora Duncan Dance"大人 Adult: 19:00~21:00   
※各クラス少人数制で行います (Limited numbers of students)
・初回体験料金:大人1000円 こども500円(教材費込み)
要申込 Contact :Tel/Fax: 047-357-9246
Email:michsato@cba.att.ne.jp

▼自由が丘「イサドラ・ダンカン・ダンス」 Jiyugaoka "Isadora Duncan Dance"
場所Place :よみうり文化センター自由が丘 Yomiuri Culture Center Jiyugaoka (東横線自由が丘駅徒歩1分、魚菜学園3階 Toyoko Line Jiyugaoka Walk 1 min.)
http://www.ync-jiyugaoka.ne.jp/program/c2013_2013006_2013006006.html
見学無料 Observation Free (センターに要申込 Must be booked: 03-3723-7100)
7月2日(木曜) 午後7時より 自由が丘よみうり文化センター教室 7月期開講! Starts from July 2 (Thu) 19:00 p.m.

▼スタジオ水芭蕉庵「神話を踊る:イサドラ・ダンカン・ダンス・ワークショップ」 “Dance and Myth”
その月の星座の神話と関連した「自然のエレメント」を踊る、初心者向けのワークショップです。少人数制で、ダンス経験の無い方、中高年にもご参加頂けます。Dance the elements in Nature related with the myth of the Zodiac of the month. Beginners and matured are welcome.
7月4日(土)July 4 「水:蟹座 Water: Cancer」
8月1日(日)Aug. 1「火:獅子座 Fire: Leo」
時間 Time: 10:15 a.m. - 12:15 p.m.
場所Place :スタジオ水芭蕉庵 the Temple of Calla Lily (東西線南行徳駅徒歩4分。詳細はお問合せ下さった方にご連絡します Metro Tozai Line Minami Gyotoku Sta. Walk 4 min.)
レッスン料 Fee: 3000 yen (教材費別途 + Resources Fee)
要申込 Contact :Tel/Fax: 047-357-9246
Email:michsato@cba.att.ne.jp

▼南行徳 エミング初回体験 「ママとベビーのオーガニック体操」 “Organic Movement for Mom and Baby”
日時: 第1・3水曜日 11:00a.m. – 12:00 noon the 1st and 3rd Wednesdays
場所: 南行徳 カルチャースクール「エミング」
http://www.baychibaplus.net/m-ing/map.html
産後女性のからだとこころに働きかけるリラックスタイム。姿勢のゆがみを調節し、育児のための体力と美しいプロポーションを手に入れましょう。
要申込:エミング TEL.047-396-2211(代表) 
Email: m-inghp@meiko-kikaku.co.jp
体験料金:1575円

ペンキ塗り!ダンサーのDIY

この週末に以前からずっとやろうと思っていたペンキ塗りを、ひょんなことから一気にやりました。キッチンの壁、天井の一部、家具を床に合わせて、生命の色「朱赤」に。顔にペンキがはねたりして大変でしたが、結果にとっても満足です。

きっかけはアリ。
木曜日夜遅く教えて帰ってきて、何か食べようとキッチンに入ったら何とアリの大群がキャビネットの蜂蜜めがけて大行進しているではないですか…
来週13日の水芭蕉庵コンサート『ピアノとダンスで花を表現』で沢山の人を迎える場なのに、どうしてこんなときに!オーガニック・ガーデンのカボチャの花にもアリが集っていたので、知らないうちに庭でアリが繁殖していたのでしょう。でも家の中は困ります。
仕方ないので夜中に殺虫剤のスモークを炊き、翌日その殺虫剤をふき取る大掃除をしているうちに、「ついでだからペンキも塗ってしまおう!」と思いたったが運のつき。やり始めたらドツボにはまりました。

最初に選んでいたのは「ヨーロピアンピンク」のペンキ。NYイサドラ・ダンカン国際学校Tempio di Danzaの壁を思い浮かべて購入していました。でも塗ってみたら、純和風の水芭蕉庵では何だか浮いてしまいます。

雨も降ってきたので一旦中止。ペンキ探しに行き、和風にも合う「朱赤」を見つけました。ピンクの上から朱赤を塗ってみたら、よい感じ。地の壁紙の模様が見えなくなるまで何度も重ね塗りして、土曜日の午後やっと完成!

コンサートの手伝いに来てくれたまゆちゃんを迎えたときは、ドカチンのおばさんみたいな格好をしていたので、ビックリされてしまいました。
「いやあ、ダンスって美を作るためにはかなり裏でガテン系なのよ・・・」と言い訳をし、着替えてコンサートの広報に向かいました。
そういえば、この間のリハーサルの前、ピアニストの吉岡優子さんが来たときも、照明の取り付けが間に合わず手伝ってもらい「ダンサーってたくましいんですね。」と…

そうなんです、ダンスはDIY (Do It Yourself)
思い描いたイメージを場に顕したい。そのために、動きます。
音楽を探し、動きを作る他に、衣装を縫ったり、時にはセットを作ったり、コンサート前になると、照明を吊ったり客席を作ったり、空間が暗転になるように壁を打ち付けたりします。特に小さな劇場ではダンサー自らがやる事が多く、今月末6月28日に『大地の詩』を踊るBrick Oneのダンスシードでは、ダンサー皆で場作り、照明、音響などを担当してコンサートを作っています。主催の池宮さん熊谷さんの「振付家たるもの、場を構成する要素を全部知らないといけない」というポリシーからです。NY大学のコンサートでも、照明、音響、床のリノリウム引き等は自分たちで行っていました。

もちろん大きな舞台は、それぞれ照明、音響、舞台づくりの専門家にお願いしますし、プロの仕事の出来栄えは、そりゃあ違います。
でも小さな場を造る時は、自分で出来ることをし、その場が最大に生かされるような要素を知る事は良いと思っています。最終的に、自分の身体の中の空間を外と呼応させたいのですから。

日曜日にシュタイナー教育家でもある、ダニエル・モロー氏の『花は画家に何を教えているでしょう』という津田塾大学交流館講座に出て、「赤は生命の輝きの色」だと知り、命を育むキッチンにぴったりと確認して嬉しくなりました。(写真左:「モロー氏の講座に出て描いた花」)

こんなふうに、DIYで水芭蕉庵の場づくりをしています。是非6月13日『ピアノとダンスで花を表現』に来て、朱赤のキッチンも見てくださいね。


■無料イベント (Free Performance)

▼6月13日(土) 14:00 p.m. June 13 (Sat)
スタジオ水芭蕉庵 無料コンサート「ピアノとダンスで花を表現:19世紀の女性作曲家の花を踊る」無料(要申込) Free Concert at the Temple of Calla Lily "Dance the Works by the Female Composers in the 19th C."
ピアニスト吉岡優子さんと共に・・・ with Pianist Yuko Yoshioka (Free, seats must be booked)
要申込 Contact :Tel/Fax: 047-357-9246
Email:michsato@cba.att.ne.jp


■公演 Performance

▼6月28日(日) 16:00 p.m. June 28 (Sun)
Brick One ダンスシード2009-わたくしの新羅万象 習作・試作から作品へ 
Brick One Dance Seed 2009
ソロ作品『大地の詩』を創っています。他のダンサーのソロ作品も楽しみ!
I am making a solo dance, “Earth”. Others creative works also highly recommended to see.
米倉和恵 佐藤道代 笠井晴子 金井沙織 Kazue Yonekura, Michiyo Sato, Haruko Kasai, Saori Kanai
料金:
前売\1,500 当日\1,800 中学生以下\500
http://brick-one.com/brick-one/news/index.html


■教室 class

▼スタジオ水芭蕉庵 水曜日 初回体験クラス 
Minami Gyotoku the Temple of Calla Lily "First Trial Lesson"
・レッスン日 Day :水曜日Wed 月3回 for 3 times in a month
・場所Place :スタジオ水芭蕉庵 the Temple of Calla Lily (東西線南行徳駅徒歩4分。詳細はお問合せ下さった方にご連絡します Metro Tozai Line Minami Gyotoku Sta. Walk 4 min.)
a. 「英語でオーガニック・ダンス」 "Organic Dance in English for Kids"
幼稚園児 Kindergarten: 16:00~16:50
小学生 Elementary School: 17:15~18:15
b. 「中高年のオーガニック体操」 “Organic Movement for Matured”:14:30~15:30
c. 「イサドラ・ダンカン・ダンス」 "Isadora Duncan Dance"大人 Adult: 19:00~21:00   
※各クラス少人数制で行います (Limited numbers of students)
・初回体験料金:大人1000円 こども500円(教材費込み)
要申込 Contact :Tel/Fax: 047-357-9246
Email:michsato@cba.att.ne.jp

▼自由が丘「イサドラ・ダンカン・ダンス」 Jiyugaoka "Isadora Duncan Dance"
場所Place :よみうり文化センター自由が丘 Yomiuri Culture Center Jiyugaoka (東横線自由が丘駅徒歩1分、魚菜学園3階 Toyoko Line Jiyugaoka Walk 1 min.)
http://www.ync-jiyugaoka.ne.jp/program/c2013_2013006_2013006006.html
見学無料 Observation Free (センターに要申込 Must be booked: 03-3723-7100)
4月2日(木曜) 午後7時より 自由が丘よみうり文化センター教室 4月期開講! Starts from April 2 (Thu) 19:00 p.m.

▼スタジオ水芭蕉庵「神話を踊る:イサドラ・ダンカン・ダンス・ワークショップ」 “Dance and Myth”
その月の星座の神話と関連した「自然のエレメント」を踊る、初心者向けのワークショップです。少人数制で、ダンス経験の無い方、中高年にもご参加頂けます。Dance the elements in Nature related with the myth of the Zodiac of the month. Beginners and matured are welcome.
7月4日(土)July 4 「水:蟹座 Water: Cancer」
時間 Time: 10:15 a.m. - 12:15 p.m.
場所Place :スタジオ水芭蕉庵 the Temple of Calla Lily (東西線南行徳駅徒歩4分。詳細はお問合せ下さった方にご連絡します Metro Tozai Line Minami Gyotoku Sta. Walk 4 min.)
レッスン料 Fee: 3000 yen (教材費別途 + Resources Fee)
要申込 Contact :Tel/Fax: 047-357-9246
Email:michsato@cba.att.ne.jp

▼南行徳 エミング初回体験 「ママとベビーのオーガニック体操」 “Organic Movement for Mom and Baby”
日時: 第1・3水曜日 11:00a.m. – 12:00 noon the 1st and 3rd Wednesdays
場所: 南行徳 カルチャースクール「エミング」
http://www.baychibaplus.net/m-ing/map.html
産後女性のからだとこころに働きかけるリラックスタイム。姿勢のゆがみを調節し、育児のための体力と美しいプロポーションを手に入れましょう。
要申込:エミング TEL.047-396-2211(代表) 
Email: m-inghp@meiko-kikaku.co.jp
体験料金:1575円

プロフィール

佐藤 道代佐藤 道代

モダンダンスに日本の身体言語を融合し、元型的身体言語を追求する舞踊家。
津田塾大学卒業後ロータリー財団奨学金にて留学したニューヨーク大学より修士号及び舞踊教育学科長賞を受賞。自作を日本(EXPO2005)、米国(国連)、英国(大英博物館)等、各地で公演。NYタイムズ紙に「スタイル・内容ともに洗練された作風」と評される。1998年ミュージカル「王様と私」出演。2004年NYジョイス・ソーホーで、日本女性に関する自作品の公演を行い連日満席となる。2003年、2004年舞踊批評家協会新人賞ノミネート。2005年Die Pratze観客賞受賞。2007年エッセイ「イサドラ・ダンカンの舞踊理論とスピリチュアリティー」を、「スピリチュアリティーとは何か」(ナカニシヤ出版)内にて出版。

URL:http://home.att.ne.jp/alpha/idance/

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