佐藤 道代のダンス:身体を感じ、心を表し、フルに生きる試み

NYの偉大な先生達Ⅲ:Dr. Jeanne Bresciani

NY郊外のHigh Fallsにある先生のスタジオTempio di danza(イタリア語で「ダンスの寺院」の意)で、「The Mythos of Isis to Isadora:イシス女神からイサドラへ」という神話動きとメタファーの講座を、2月17日から4日間受けていました。

神話と動きの講座の目的は、人間が動く時の根本的な理由、心の動きを、神話を動く事で体験し、自ら動く動機と「その心の動きを表す、特別な動き」を発見していこうという講座です。心理学、動きの分析学、美術史学、舞踊学において、4つの修士号及び、舞踊教育学の博士号を持っている学識深いブレシアニ先生ならではの、心と身体の動きをつなぐ講座です。



Dr. Jeanne Bresciani


今回はエジプトのイシス女神の事を学び動きました。イシスは兄弟で夫のオシリスを、これまた兄弟のセスの嫉妬で殺されますが、その遺骸から息子ホルスを産み育てる、愛と豊穣の女神。この神話を、オシリスの棺を作るクラフトをしたり、関連するアートやシンボルの写真を見てその形を動いたり、サソリのシンボルを見て仙骨を感じて動いたり、エジプトの「死者の書」を動く中で、沢山の発見をしました。



オシリスの棺のアートワーク


特に心に残ったのは、岩山にそびえ立つMohonk Mountain Houseという歴史的建造物の庭に行き、吹雪の中でオシリスの遺骸を集める儀式を動いた時です。とても厳しい環境でしたが、愛する者の再生を願う気持ちの動きが良く分かりました。皆にとってヘビーな体験で、その日は静かになって早く寝てしまいました。



吹雪のMohonk Mountain House


最後にサロン・パフォーマンスをした時に、今までに無かった感覚を得ました。魂と身体を繋いでいるKnot(結び目)を感じて動く事が初めて出来たかもしれません。



サロン・パフォーマンス「イシスの神殿」


イサドラ・ダンカンは、「精神表現の源が太陽神経叢(みぞおちの奥)に在る」という発見を1901年にしました。その時の事を彼女は以下のように語っています。

「私は逆に身体の中にある経路に流れ込み、身体全体を光の波動で満たしていく魂の表現の源を追い求めた。つまり、魂のビジョンや思いを映し出す遠心的な力を追い求めたのであった。何ヶ月もかかって、この一つの中心にすべての力を集中する事を学んでからは、音楽を聞くと、音楽の光や波動が私の中にあるこの泉に流れ込むのがわかった。その光や波動は、そこから頭脳ではなく魂の霊的ビジョンのなかへと映し出され、このビジョンから光や波動をダンスの中に表現するのだった。」(「魂の燃ゆるままに」p.97.)

12月7日に日本で初演した「旅立ち」をこのサロン・コンサートでも踊った時の事です。この魂の表現の源=結び目を、帯の奥に初めて感じました。同時に、「この作品は魂が旅立つときに、この結び目を身体から解いていく踊りだった。」と初めて分かりました。そこが分かると、コントロールしてとても楽に動けました。



サロン・パフォーマンス「旅立ち」


今まで、この場所を感じようと、身体的にこの場を沢山動かした時期もありました。私は凡人なのでダンカンのように集中しているだけでは分からなかったのです。でも、今はこの場所は、身体的な構造(筋肉や骨)として理解して感じ、動かす場所では無いと言う事が分かりました。そして、この場をしっかり保つ事が、魂を強く持つという事だという気がします。人はどうであれ、自分にしか出来ない表現や生き方をするためにです。

そしてこの太陽神経叢の中心の概念は、位置的には丹田より高いのですが、学んだ他のメソッド(イデオキネシス「観念運動学」、ピラテス、日本舞踊、他のモダンダンス、バレエなど)の中心の概念(丹田)とも矛盾しない事がやっと分かりました。「身体とは何か」というとらえ方が違うだけなのだと。だから両方大事です。

このワークショップで、心身ともに大変深い体験をさせていただいた事本当に感謝しています。

ブレシアニ先生は、2010年3月に、エジプトでこの「神話動きとメタファーの講座」を計画中です。イサドラとは、「イシスの娘」という意味でで、19世紀の神秘家・文筆家のマダム・ブラバツキーの「Isis Unveiled」という小説からつけられました。

今までギリシャ・ローマの神話を中心に、動きの研究していた先生が、更にダンカン・ダンスと西洋文明の古い源へ向け研究を精力的に進めるご様子、そして、益々お美しいお姿に感動しました。私も自分のルーツ、日本の動きや神話と共に、ダンカン探求をしていきたいと思います。


(エジプトへの講座に興味のある方は御問合せ下さい。)

イサドラ・ダンカン国際学校Isadora Duncan International Institute:
http://www.isadoraduncan.net/


■公演

▼3月14日(土) 12:56分ごろから6分間

よみうりダンシングフェアにて、よみうり文化センター自由が丘の生徒と共に「新ばらの花びら」を発表
場所:有楽町よみうりホール(ビックカメラ7階) 無料


▼5月1日(金)19:00 p.m.

舞踊作家協会「伝統と創造」 花柳面氏による舞台に参加
場所:ティアラ江東 (03-3624-3333)
料金:3000円


▼5月23日(土) 14:00 p.m.

スタジオ水芭蕉庵サロン・コンサートⅠ「19世紀の女性作曲家を踊る」無料(要申込)
ピアニスト吉岡優子さんと共に・・・
申込:Tel/Fax: 047-357-9246
Email:michsato@cba.att.ne.jp


■ワークショップ 教室

▼千駄ヶ谷 5月30日 「こどものための英語でオーガニック・ダンス」 無料(要申込)

子供の舞踊教育に尽力したイサドラ・ダンカンの誕生日にちなみ、お子様向けの無料体験イベントを開催します。
「ママと幼稚園生(3歳以上)」:10:30 -11:15 a.m.   
「小学生」:11:30 a.m. - 12:20 p.m.


▼千駄ヶ谷「自然を踊る:イサドラ・ダンカン・ダンス ワークショップ」

その月の星座の神話と関連した「自然のエレメント」を踊る、初心者向けのワークショップです。少人数制で、ダンス経験の無い方、高齢者にもご参加頂けます。

4月18日(土)「火:おひつじ座」
5月16日(土)「土:牡牛座」
6月13日(土)「風:双子座」
7月4日(土)「水:蟹座」

Place: 千駄ヶ谷津田ホール2F 同窓会室 
http://tsudahall.com/THHP/annai.html
時間: 10:15 a.m. - 12:15 p.m.
レッスン料: 3000 yen (教材費別途)
要申込:Tel/Fax: 047-357-9246
Email:michsato@cba.att.ne.jp


▼自由が丘「イサドラ・ダンカン・ダンス」

3月26日(木) 19:00-19:15 p.m.:発表、19:15 p.m.~: 見学、体験

よみうり文化センター自由が丘の生徒による「学期末フェスティバル」 インフォーマルな発表。お茶を囲んで楽しく見学、又は体験レッスンをしてみませんか?

場所:よみうり文化センター自由が丘(東横線自由が丘駅徒歩1分、魚菜学園3階 )
http://www.ync-jiyugaoka.ne.jp/program/c2013_2013006_2013006006.html

見学無料 (センターに要申込03-3723-7100)
4月7日(木曜) 午後7時より 自由が丘よみうり文化センター教室 4月期開講!


▼南行徳スタジオ水芭蕉庵は、以下の予定で初回無料体験レッスンを行っております。

・レッスン日:水曜日 月3回
・場所:スタジオ水芭蕉庵 (東西線南行徳駅徒歩4分。詳細はお問合せ下さった方にご連絡します)
・「英語でオーガニック・ダンス」 
幼稚園児: 16:00~16:50
小学生: 17:15~18:15
・「イサドラ・ダンカン・ダンス」
中学生以上大人: 19:00~20:45   
※各クラス少人数制で行います
・お問い合せ:
TEL/FAX: 047-357-9246 
email:michsato@cba.att.ne.jp

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コメント

投稿者: さつき

道代さん、ブログ見ました☆
ダンスを通してとてもスピリチュアルで素敵な人との出会いのある毎日を送られてるのですね
(*^o^*)

私も妊娠と子育てを通して、人間の身体はすごいなと思ったり赤ちゃんの身体の不思議を感じたりする毎日です。
うちの子も道代さんのお教室に通わせたかったです。

ポストカードのメキシコ港、美し〜〜い
(≧▽≦)/〜


ありがとうございました(^o^)

2009年03月12日 12:36

投稿者: さつき

道代さん、ブログ見ました☆
ダンスを通してとてもスピリチュアルで素敵な人との出会いのある毎日を送られてるのですね
(*^o^*)

私も妊娠と子育てを通して、人間の身体はすごいなと思ったり赤ちゃんの身体の不思議を感じたりする毎日です。
うちの子も道代さんのお教室に通わせたかったです。

ポストカードのメキシコ港、美し〜〜い
(≧▽≦)/〜


ありがとうございました(^o^)

2009年03月12日 12:40

投稿者: さつき

道代さん、ブログ見ました☆
ダンスを通してとてもスピリチュアルで素敵な人との出会いのある毎日を送られてるのですね
(*^o^*)

私も妊娠と子育てを通して、人間の身体はすごいなと思ったり赤ちゃんの身体の不思議を感じたりする毎日です。
うちの子も道代さんのお教室に通わせたかったです。

ポストカードのメキシコ港、美し〜〜い
(≧▽≦)/〜


ありがとうございました(^o^)

2009年03月12日 14:00

投稿者: さつき

きゃー

間違って3回も載っちゃいました、ごめんなさい

はずかし〜(*^_^*)

2009年03月12日 14:07

投稿者: そらのことり

今日の記事は、イサドラ・ダンカンの言葉も、道代さんの”この場をしっかり保つ事が、魂を強く持つという事だという気がします。”という言葉も、いえ文章全体、とても気になるぶん落とし込むまで時間がかかりそうです。

自分にしかできない表現、生き方の向こうにはなにがあるのか。とか、どうして神話なのか?とか。
今頃、不思議がいっぱいです(^^;;

「魂の燃ゆるままに」を読みます。

2009年03月12日 23:29

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プロフィール

佐藤 道代佐藤 道代

モダンダンスに日本の身体言語を融合し、元型的身体言語を追求する舞踊家。
津田塾大学卒業後ロータリー財団奨学金にて留学したニューヨーク大学より修士号及び舞踊教育学科長賞を受賞。自作を日本(EXPO2005)、米国(国連)、英国(大英博物館)等、各地で公演。NYタイムズ紙に「スタイル・内容ともに洗練された作風」と評される。1998年ミュージカル「王様と私」出演。2004年NYジョイス・ソーホーで、日本女性に関する自作品の公演を行い連日満席となる。2003年、2004年舞踊批評家協会新人賞ノミネート。2005年Die Pratze観客賞受賞。2007年エッセイ「イサドラ・ダンカンの舞踊理論とスピリチュアリティー」を、「スピリチュアリティーとは何か」(ナカニシヤ出版)内にて出版。

URL:http://home.att.ne.jp/alpha/idance/

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