佐藤 道代のダンス:身体を感じ、心を表し、フルに生きる試み

自然の中で踊る

8月10日―14日は、NYのイサドラ・ダンカン国際学校で、ワークショップを受けていました。

NY郊外、マンハッタンから車で2時間ほど行った、High Fallsという街に、イサドラ・ダンカン国際学校Tempio Di Danza(ダンスの寺院)があります。この土地の岩盤は何と地球上で一番古い地層の名残で、約4億4000年前に形成され、近くに急な崖にそびえたつ有名なMohonk Mountain House Resortがあります。

ダンスの寺院とMohonk Mountain Houseで、思いっきり自然の中で踊ってきました。
草原をスキップしたり、水の輝きを見つめて踊ったり、木を抱っこしたり、花の迷路に入ったり・・・楽しかったです。

自然の中で踊る


今回のワークショップのタイトルは、Isadora Duncan and the Art of Abundance(イサドラ・ダンカン:アートの豊かさ)でした。豊かさの源泉は、自然の中に、そして私たちの心の中に何時でも沸きだしているものなのだ、と動きを通して感じました。

自然の中で踊る


特に自然の中で、踊るとその事が良く分かりました。
ネイティブ・アメリカンの聖地でもあった、Mohonk Mountainでは、彼らの伝統の中にあるヴィジョン・クエストを行いました。これは、自分と環境に起こっていることを感じ、「いまここにいる」ことに集中して、自分の中に答えを探す探検です。会話はなし、動くだけで、先生、皆、自然とつながっている感覚、からだが「ここにいる」という感覚に集中すると、花の迷路、ツタのトンネル、山道にそびえる岩、蓮の池、そして頂上にそびえたつ岩の塔、切り立った崖、それぞれの自然が語りかけてきます。まるで次々とページをめくるお話のように…。これがファンタジー、神話の起源なのでしょう。

自然の中で踊る


ジョージ・ルーカスなどのアーティストに大きな影響を与えた神話学者のジョセフ・キャンベルは、『神話の力』の中で、神話は「人間にとってスピリチュアルな可能性を暗示するもの。そしてその同じ力が私たちの人生を活き活きとしたものにし、世界を活気付けるのです。」と述べています。神話の力、ファンタジーの力が、私たちをつき動かす深い動機なのです。だから、その力を踊ることは、自分自身の力と自然の力をそのまま顕し、活き活きと豊かな体験だなと、改めて実感しました。

自然の中で踊る


次の日はダンスの寺院に戻って、豊かな果実の樹の女神の踊りや、プールを井戸に見立て、深い自分の心の中のから汲み上げる神話の踊りをしました。自然体験と観察を前日にしたので、からだがこころととても繋がっていました。そして、音楽と動きの中に、自分では意識していなかった感情が表現され、解き放たれていきました。
人間の第一次的感情は、喜び、怒り、悲しみ、恐れ、恥じであり、それらを健全に表現し解き放つことが出来ていれば、複雑な第二次的感情(恨み、やっかみ等)にならずに済みます。芸術という方法でそれらを動きの中に優雅さと美を持って表現できる子供を育てることが、イサドラ・ダンカンのダンス教育の目的でした。

私は22年前母が亡くなった後、毎晩の行徳の海で踊らずにいられませんでした。身体から悲しみを解き放っていたのでしょう。16年前にアメリカに行き、ダンカン・ダンスに出会って、自然の力とからだとこころに集中し、動きの芸術表現にて顕す方法と理論を学んでからは、ダンスが、からだを美しく強くし、コントロールをする技術を身につけるだけのものではなく、人間として生きる核を育てること、心を豊かにしてくれる事が、良く分かります。

イサドラは「想像力こそが人間の真の豊かさです。」と言いました。この豊かさを改めてワークショップで体験させてくれたイサドラ・ダンカン国際学校芸術監督、ブレシアニ博士に本当に感謝です。

自然の中で踊る
(イサドラ・ダンカン国際学校Tempio Di Danza(ダンスの寺院))


今週8月27日―29日に子供向けに「はなとむしのフェアリー・デイ・キャンプ」を市川市の行徳野鳥観察舎や、南行徳の水芭蕉庵で行います。

3日間、子供たちと共に、自然と自分をつなげたときに出会えるフェアリーを探すのを楽しみにしています。

未だ、若干名募集しておりますので、ご興味のある方は以下にご連絡下さい。


■夏休み特別企画 第一回

はなとむしのフェアリー・デイ・キャンプ         
Children’s Day Camp with Nature and Art Experiences
フェアリーって自然の中にひそむパワーのこと。昔から色々な国に、ようせいのお話があるように、ときどき人前にあらわれる。とくに、こどものみんなの前に・・・
対象:小学生、(5歳以上の幼稚園生も参加可)
実施日:8/27 (木), 28(金)
発表会:8/29(土)
場所:行徳野鳥観察舎、南行徳公園、水芭蕉庵(東西線南行徳駅徒4分)
プログラム:花と虫を観察して、工作やダンスで表現。夏休みの自由課題と、英語の勉強も出来るよ!
お問合せ:スタジオ水芭蕉庵 イサドラ・ダンカン国際学校 佐藤まで
TEL/FAX: 047-357-9246  email:michsato@cba.att.ne.jp

詳細:パンフレットPDF

お問い合わせ:水芭蕉庵 佐藤 Tel/Fax: 047-357-9246 Email:michsatl@cba.att.ne.jp


■教室 class

▼スタジオ水芭蕉庵 

A. 「英語でモダン・ダンス」水曜日Wed 月3回 for 3 times in a month
幼稚園児 Kindergarten: 16:00~16:50p.m.
小学生 Elementary School: 17:15~18:15p.m.

B. 「イサドラ・ダンカン・ダンス」水曜日Wed 月3回 for 3 times in a month
中学生以上大人 High School & Adult: 19:00~20:45p.m.   
※各クラス少人数制。 (Limited numbers of students) 他、予約制個人教授あり
・初回体験料金:大人1500円 こども1000円(教材費込み)

C.「神話を踊る」 土曜日月一回
9月12日「おとめ座」、10月17日「てんびん座」、11月7日「さそり座」
10:00a.m. - 12:00a.m. 3000円(教材費別途)

D.「美しい姿勢のパーソナル・トレーニング」予約制個人教授 
姿勢を整えて本来の自分に戻りましょう。
様々なダンスのトレーニング法、ピラテス、ヨガ、イデオキネシス(観念運動学)、解剖学を使い、あなたの本来の姿勢を取り戻し、からだのゆがみを自分で戻すエクササイズをパーソナルにデザインします。
1回50分5000円(教材費別途)
場所Place :スタジオ水芭蕉庵 the Temple of Calla Lily
(東西線南行徳駅徒歩4分。詳細はお問合せ下さった方にご連絡します Metro Tozai Line Minami Gyotoku Sta. Walk 4 min.)

要申込 Contact :Tel/Fax: 047-357-9246
Email:michsato@cba.att.ne.jp


▼よみうり自由が丘文化センター:木曜日19:00– 21:45p.m.

9月24日「イサドラ・ダンカン・ダンス:イシス神フェスティバル」公開クラス
イサドラ・ダンカンの作品と、生徒自作のイシス女神作品を踊ります。
(ご観覧無料お茶付き)

場所Place :よみうり文化センター自由が丘 Yomiuri Culture Center Jiyugaoka
(東横線自由が丘駅徒歩1分、魚菜学園3階 Toyoko Line Jiyugaoka Walk 1 min.)
http://www.ync-jiyugaoka.ne.jp/program/c2013_2013006_2013006006.html

初回体験クラス 2800円
見学無料 Observation Free (センターに要申込 Must be booked: 03-3723-7100)


▼南行徳 エミング初回体験 「ママとベビーのオーガニック体操」 “Organic Movement for Mom and Baby”

日時: 第1・3水曜日 11:00a.m. – 12:00 noon the 1st and 3rd Wednesdays
場所: 南行徳 カルチャースクール「エミング」
http://www.baychibaplus.net/m-ing/map.html
産後女性のからだとこころに働きかけるリラックスタイム。姿勢のゆがみを調節し、育児のための体力と美しいプロポーションを手に入れましょう。
要申込:エミング TEL.047-396-2211(代表) 
Email: m-inghp@meiko-kikaku.co.jp
体験料金:1575円


▼9月4日(金)市川市子育て交差点、9月26日(日)浦安市子育てメッセ、11月13日(金)行徳子育て交差点 無料体験クラス

お問合せ・申込 Contact :Tel/Fax: 047-357-9246
Email:michsato@cba.att.ne.jp


■ 公演 Performance:

スタジオ水芭蕉庵(市川市南行徳)一周年記念サロン・コンサート
9月23日(祝) 15:00 p.m. 又は、17:00p.m.

10月10日(土) 港区民祭り
10月25日(日) 行徳祭り
10月31日(土) 実践女子大学「オスカー・ワイルド」シンポジウム公演

お問合せ・申込 Contact :Tel/Fax: 047-357-9246
Email:michsato@cba.att.ne.jp

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コメント

投稿者: momo

ビジョンクエストっ!!ダンカンのワークショプではどんなビジョンクエストをしたのかしら、
道代さんにはどんなビジョンが遣ってきたのかしら・・・興味しんしんです。
えにぃうぇい、フェアリーキャンプ無事終了して良かったですね!!
大人向けのフェアリーキャンプの話、楽しそう・・・ちょっとわくわくしちゃいました~

2009年08月30日 23:32

投稿者: 佐藤道代

momoちゃん、フェアリーキャンプのシェフとしておいしい野菜料理を作ってくれてありがとう!
私のヴィジョンは以下の詩になって出てきましたよ。意味とか文法とか関係なく、英語のほうが不思議と心象風景を表わしやすいです。

Vine’s continuous lines from below and above.
Bumble bees on roses that catch my dress
A huge beech tree connects myself to the people.

Solid rock supports my sacrum,
To become the foundation of the Lotus Pond.
Lotus roots pierce the rock
reaching down to the center of the earth.
sucking the life into the flower.

The tower on Mount Mohonk gave me its permission
to fulfill my womb and hands,
my dream and dance of making anew
over the memory of water.

2009年09月11日 00:03

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プロフィール

佐藤 道代佐藤 道代

モダンダンスに日本の身体言語を融合し、元型的身体言語を追求する舞踊家。
津田塾大学卒業後ロータリー財団奨学金にて留学したニューヨーク大学より修士号及び舞踊教育学科長賞を受賞。自作を日本(EXPO2005)、米国(国連)、英国(大英博物館)等、各地で公演。NYタイムズ紙に「スタイル・内容ともに洗練された作風」と評される。1998年ミュージカル「王様と私」出演。2004年NYジョイス・ソーホーで、日本女性に関する自作品の公演を行い連日満席となる。2003年、2004年舞踊批評家協会新人賞ノミネート。2005年Die Pratze観客賞受賞。2007年エッセイ「イサドラ・ダンカンの舞踊理論とスピリチュアリティー」を、「スピリチュアリティーとは何か」(ナカニシヤ出版)内にて出版。

URL:http://home.att.ne.jp/alpha/idance/

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