菅靖彦の男のスピリチュアル道

新刊のお知らせ『苦しみを選ぶ「勇敢な魂」』

苦しみを選ぶ「勇敢な魂」『苦しみを選ぶ「勇敢な魂」』
ロバート・シュワルツ著・菅靖彦訳
ソフトバンク・クリエイティブ


 本書は人生の見方を根本から変える画期的なスピリチュアル・ブックである。

 スピリチュアルな世界観を信じる人たちの間では、わたしたちが、生まれてくる時期や場所だけではなく、どんな親の下に生まれるかも選ぶとよく言われる。本書の著者は、それだけではなく、わたしたちの人生につきまとう病、身体障害、薬物依存やアルコール依存、愛する人の死、事故といったさまざまな試練も誕生前に計画されると主張する。苦難を通して霊的な成長を遂げるためだ。つまり、この世で大きな試練を抱えて生きている人たちは、強烈な自己認識に達するために、誕生する前、あえて苦しい経験を計画した勇敢な魂なのだというのだ。
『勇敢な魂(Courageous Souls)』」というタイトルの下、二〇〇七年に出版された本書は、大きな反響を引き起こしてさまざまな賞にノミネートされ、二〇〇八年、インデペンデント系の出版物に授与されるエリック・ホファー賞を受賞した。そして二〇〇九年には、ノース・アトランティック・ブックスから『あなたの魂の計画(Your Soul’s Plan)』というタイトルで再出版された。

 マーケティングのコンサルタントをしていた著者のロバート・シュワルツは自らの人生に行き詰まりを感じ、人生の意味と目的をみいだすために、霊媒師やチャネラーに相談した。そして霊能者たちとのセッションを通して、わたしたちは生まれる前に人生の試練を計画するという大胆な発想に導かれた。だが、そのことの事実を立証するのが本書の目的ではない。わたしたちがともすれば否定的なこととみなしがちな苦しい経験を、「わたしたちの本質は永遠の魂である」という視点から見てみれば、どのようなものが見えてくるかという大胆な提案を行うのが著者の狙いなのだ。本書には一〇人の「勇敢な魂」の持ち主が登場するが、それぞれの人物の人生がインタビューを通して浮き彫りにされた後、四人の霊媒師やチャネラーとのセッションがドキュメントタッチで臨場感たっぷりに描かれており、すこぶる刺激的で面白い読み物になっている。読み終わった後、読者はきっと視界が広がった自分に気づき、どこかほっとした気分にさせられるだろう。

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プロフィール

菅 靖彦菅 靖彦

1947年、岩手県花巻市生まれ。
国際基督教大学人文科学科卒業。
1980年代の初めより、トランスパーソナル心理学関係の著作の翻訳をはじめ、ケン・ウィルバーやスタニスラフ・グロフなどトランスパーソナル心理学を代表する心理学者の主要な著作の翻訳に参加。
自らも『変性意識の舞台』(青土社)を著し、人類の変容を唱える。
その一方で、グロフが開発したホロトロピック・セラピーの実践にあたり、下北沢のMACAギャラリーを拠点にした創造性のワークショップを展開。
日本トランスパーソナル学会副会長。
http://homepage2.nifty.com/sugaworld/

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