
朝まで続いていた嵐がやんで、青空が見え始めました。
わたしの緑たちは大丈夫かしら?
ベランダをのぞくと、
あ、芽が出ている!
かすみ草の芽が2ミリくらい土から顔を出しています。
小さな小さな2つの葉っぱがいっぱい。
西洋石楠花と一緒に植えていたのに、
かすみ草だけが全然出てこなかったので、
半分あきらめていたのです。
そうしたら、嵐のあとに・・・。
植物って、やっぱり力強いのです。
過保護に育てるよりずっと生命力が高まるみたい。
風はまだゴウゴウうなっているいるけれど、
このまま自然のなかで育てていきます。
花が咲いたらお知らせしますね。
みなさま、お久しぶりです。
台風9号関東上陸で、激しい雨と風が吹いています。
さっき、外を歩いていたとき、あまりの突風で傘が壊れてしまいました。
こんな嵐の日、観葉植物や植木はどうしていますか?
わたしの緑たちはベランダに出しっぱなしです。
自然のままに・・・がいちばん植物に優しいと思うからです。
どんなに荒れ狂う雨も風も、もしもここが森だったら、
雨宿りすることも、その場所から逃げることだって出来ないんですから。
植物はそれをしっかりと受け止めるのです。
嵐の果てに、巨木が倒れてしまうこともあります。
でも、木はそれを自分の運命として、受け入れるのでしょう。
そうして倒れた幹から小さな芽が出てくることもよくあるのです。
命ってすごいなあ、と思います。
じつは何日か前に蒔いた種から小さな芽が出たばかり・・・。
嵐のあとの太陽の光に、その子たちの運命をゆだねることにしましょう。
イチョウの木が大好きです。
春の初めのちっちゃな芽、見ました?
1ミリもないくらいの芽でもちゃーんと
イチョウの葉っぱの形をしているんですよね。
その小さな小さな葉っぱが次の日にはもう少し大きな扇形に、
次の日にはもっと大きな葉っぱに、
そうして、イチョウは立派な葉っぱになって、
緑色の扇を風にゆらめかせます。
木は過去を後悔したり、振り返ったりしないんですよね。
前に向いて大きくなっていくばかりです。
みなさんはゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしたか?
私は箱根、桃源台に行きました。
箱根湯本からバスで約1時間。
らせんのような山道をぐるぐる登って行きました。
緑がとてもきれい。
淡い緑、濃い緑、力強い緑、繊細な緑。
いろんな緑がバスのそばまで迫ってきて、
緑のキラキラが目にやきついています。
これからは緑がどんどん濃くなって、
夏に向かってもっと生き生きしてきます。
緑をいっぱい目に入れて、
心も体も植物たちの命の力で満たしましょう。
明けましておめでとうございます。
みなさんはどんなお正月を過ごされましたか?
ほとんどの木たちは今、冬眠中・・・。
でも、庭の椿たちは花がちらちら咲き始めています。
椿が好きです。
女のたましいがこもっていそうで好きなのです。
わたしの庭に20年も花が咲かなかった椿があります。
緑の葉っぱだけの椿。
母が冗談半分に「もう切っちゃうよ」って言ったら、
その年の冬、大きな大きな花を咲かせました。
母のことばがきっと心に届いたのでしょう。
白い花びらに、濃いピンク色が飛び散ったような椿です。
黄色い花糸の根元からとろとろと流れるみたいに。
「私は生きている」って伝えるように。
みなさんの1年が緑いっぱいに、きれいな花がたくさん咲きますように。
おいしい果実がたくさん実りますように。
この世の中は目に見えない苦しみのほうがはるかに多い。
波乱万丈、
闘病、
死の境をさまよう・・・
それぞれにさまざまな苦しみはあるでしょう。
けれど、本当に苦しいのは、「苦しい」とわかってもらえないこと。
よくあること、どうでもいいこと、あなただけの思い込み・・・
そう思われて、その人の苦しみがつまらないこととされてしまうことです。
あなたの苦しみは本当に苦しい。
誰にもわかってもらえなくても本当に悲しい。
あなただけは、それを感じてください。
思う存分、苦しみを味わってください。
悲しみを「悲しい!!」と感じてください。
それが、もう一度、人生を生きようと思い始める第一歩だと思います。
木が教えてくれました。
木は風も雨も嵐も黙って耐えます。
「本当につらかったんですね」
だれも言ってくれません。
だれも感心してくれません。
それでも、木は黙って、ただ生きているのです。
友達の結婚式でいただいた胡蝶蘭がまだきれいに咲いています。
結婚式は10月21日だったから、1ヶ月半以上、私のうちで咲いていることになります。
白い花びんにポンと入れただけのシンプルな飾り方ですけれど。
そうなんです、私の部屋は生花がとても長持ちするんです。
なぜなのかな・・・って考えてみました。
ひとつは、部屋の空気がきれいだからじゃないかな。
お掃除をちゃんとして、花のまわりを清潔な空気で満たしていると、
花は喜んで長―く美しい花を咲かせてくれます。
でも、いちばん大切なのは私が幸せな気持ち、
優しい気持ちで過ごそうとしているからじゃないかなって思いました。
寂しい、悔しい、悲しい、ひど~い! そんなマイナスの思いだけで過ごしていたら、
空気もどんより暗くなってしまいます。
誰だって、気持ちが沈むことはあるし、
ネガティブな感情でいっぱいになってしまうことってある。
そんな時でも私は気持ちがずどんと落ちていかないように、
心を奮い立たせるようにしています。
私のまわりの空気が澱んだりしないように。
もちろん、すぐには無理。だから、私は
つらい感情はしっかり味わうようにしているんです。
悲しいときは、「私は今、悲しんでいる。悲しんでいる」と心で唱えます。
そして、悲しみをじっくりと味わいます。
魂が凍ったみたいに悲しいときほど、自分の感情と向き合うのです。
怒りでいっぱいになったときは、「私は今、怒っている。怒っている」
とその感情をかみしめます。
そうすると自分の心をどうすればいいのか、わかってきます。
それから、「大丈夫、大丈夫」。心で唱えます。
一日で無理なときは、明日も明後日も、
「私は今、悲しんでいる」「私は今、怒っている」。
自分の感情を味わってください。
逃げないことです。逃げても必ず、悲しみや怒りは浮上します。
いちばんつらいこの瞬間に、
ちゃんと自分の心の動きを認めることが大切だと思います。
そうして、少し心が落ち着いたら、「感謝の気持ちでいっぱいです」と唱えます。
悲しいも切ないも悔しいも、感情を味わえるって、とても幸せなことです。
「私は生きている」
と、実感できるからです。
今、ここに生きている私が、一緒に花と暮らす。
同じ命を持った美しいものたちと共に生きる、という感謝の思いが、
私の花を長生きさせているのだと思います。
目に見える苦しみ
目に見えない苦しみ
目に見える悲しみ
目に見えない悲しみ
目に見えない苦しみや悲しみを
人とわかち合うのはむずかしい
けれど
どんな人の人生にも悲しみはあって
木は目に見えない痛みも受けとめてくれます
明治神宮の森、私も好きです。
この森は人々の思いがつのってできた森・・・。
「樹木は全国から奉納したいという人々からの献木が集まり、
植林によって出来上がったもの」と上杉勢太さんが書かれていましたね。
木を植えるって、とても大変なことだと思います。
でも、全国から集まってきた人々が力を合わせて、木を植えて、
それがいつの間にか、木の力だけで生きられる森になっていったんです。
人間と木たちが力を合わせて作った森がここにはあります。
冬は空気も澄んでいて、木々たちの呼吸が気持ちいい時。
久しぶりに歩いてみたくなりました。
一度目のブログでカエデの話をしましたが、今でも忘れられないカエデの木があります。
以前、導かれるようにフィンランドを訪れたときのことです。
ヘルシンキから電車で約2時間30分、タンペレーから車で50分くらい
走ったところにあるフランシラの森。
一本の大きなカエデの木と出会いました。
木の下には木製のイスが置かれてあります。
その森を守っている植物学者、ヴィルピ・コルミエさんという女性が
瞑想をするときに座るイスだと教えてもらいました。
カエデはとても大きくて、種がたくさんなっていました。
プロペラのような、天使の羽根のような・・・とても可愛い種です。
日本ではモミジと呼んだほうが親しみやすいですね。
これからの季節、黄色や卵色、オレンジ色、ワインがかった赤、そして真紅へと
葉っぱのドレスを着替えながら美しい姿を見せてくれるはずです。
楽しみですね。
私がフィンランドに行ったときは、6月の半ばで夏真っ盛り。
緑がキラキラ光っていて、とても美しい白夜の季節でした。
夜中の2時か3時頃まで薄ぼんやりと明るくてなかなか眠れません。
白夜って本当に不思議。体の細胞がふつふつ鳴って、
「起きていたい!」と叫んでるみたいに感じるのです。
そこで私はベッドから抜け出してはカエデのイスに座りに行きました。
スッと腰かけると、淡緑色の葉っぱがすぐ目の前に迫っていて、
ほんのり苦い緑の香りがします。
1時間くらいぼんやり座っていると、カエデは少しずつ話をしてくれました。
いろんな話の中で印象的だったお話を一つ。
そのカエデの前は広い広いたんぽぽ畑と湖が広がっています。
カエデの種はたんぽぽの綿毛といっしょに旅をするのです。
その旅は楽しいような面倒くさいような・・・。
たんぽぽの花が終わる頃、カエデの前はふわふわの白い綿毛畑になります。
風が吹くとたんぽぽの綿毛は、カエデの種を誘って一緒に旅に出るのです。
新しい土地を求めて、新しい子供たちを生むために。
でも、たんぽぽはとてもわがままで、泣き虫なんだそうです。
「旅を続けるのがつらい」とか「風に上手に乗れないわ」と
ポロポロ涙を流してはカエデに甘えます。
そのたびにカエデの種は、ルルル、ラララ♪♪♪ プロペラのようにくるくる回って、
歌を歌い、音楽を奏で、おしゃべりして、たんぽぽの綿毛を励ますのです。
「もういや」と早々に地上に降りて行こうとするので、
「もっといい場所を探そうよ」と勇気づけながら旅を続けます。
あんまり世話が焼けるから、「好きにすれば」とたんぽぽを置いて、
先に行ってしまうカエデの種もいました。風や太陽は、
涙を流しながらひとり、地上に落ちていくたんぽぽの綿毛を何度見送ったことでしょう。
ところがです。たんぽぽは一人になると、どういうわけか元気を出して、
その土地にちゃんと根づくのです。カエデの種が引き返して様子を見に行くと、
驚くほど気丈に生きていて、嬉しいようなあきれるような。
ふにゃふにゃと倒れていった、たんぽぽの綿毛はあまりいないそうです。
湖へ落ちて行った綿毛もいたそうですが、その子も流れに流れて
小さな島でちゃんと花を咲かせました。
「泣いてばっかりいるけど、結構強いんだよ、たんぽぽは。
だから大丈夫」とカエデの種たちは声をそろえます。
たんぽぽの綿毛とサヨナラした後、カエデの種はひとりで旅を続けて、
どこかで根づくのでしょうね・・・。
おせっかいなカエデ。歌上手、話し上手なカエデ。
自分のことよりほかの花のことを心配する優しいカエデ。
この木の下で瞑想をすると、あたたかな気持ちになるのは、
カエデが優しくいろいろ語って聞かせてくれるからかもしれません。
下の写真はイスに座ったときに見える白夜の風景です。

あなたは植物を育てていますか?
私はガジュマルとカポックを育てています。
どちらも、私に神秘的なメッセージをくれた植物です。その話はまた今度…にして、あなたに知ってもらいたいことがあります。
植物にもちゃんと心があるということ。
マンションで観葉植物を育てている人も多いと思いますが、部屋のどこかにぽんと置いて、それっきり。そんなこと、していないですよね?
いつもそばにいるのに、話しかけてもくれない。触ってもくれない。こんなに悲しいことってあるでしょうか。
部屋の中で育てている植物は人の言葉に敏感です。
朝、起きたら「おはよう!」
家に戻ってきたら「ただいま、今日はこんなことがあったのよ」
そんなふうに話しかけてあげてください。
植物は昔、ひとりぼっちではありませんでした。森の中や草原、環境はいろいろでも、そばには友達がたくさんいました。木の根元には草や花が咲いていて、きのこが一緒のこともあります。アリやカブトムシなど虫たちが登ってきたり、リスや小鳥が枝にとまっておしゃべりしたり。風が吹いてきて葉っぱが揺れると、どこか遠くの葉っぱも答えてくれたでしょう。
そんなふうに、たくさんの友達がいた一本の木が、人間の手によって挿し木されたり、品種改良されたりして、育てやすい形になってやってきたのがあなたの植物です。
植物たちは、あなたの声を聴いています。
時には、葉っぱをそおっとなでてあげることも大切です。植物は寂しがり屋なんです。放ったらかしにしていたら、悲しくなって、枯れてしまいますよ。
私は、ワインを飲むときに、ティッシュに少しふくませて、葉っぱを一枚一枚ふいてあげます。
じつは植物ってお酒好きなんです。ビールを根元にかけることもあるんですよ。
すると、緑が濃くなって、葉っぱがツヤツヤに光ってきます。一緒に「乾杯」するみたいで、私も幸せな気分。
これからの季節なら、シャンパンでふいてあげると、素敵ですね。
とくに、ポトスやアイビーなどを育てているあなた、斑入りの葉っぱが美しい植物はロマンチスト。とても喜んで、きれいな緑のグラデーションを作ってくれるはずです。
そして、あなたの植物が、ぐんぐん伸びたら、「すごいね」「きれいね」ってほめてあげましょう。
はじめまして、杉原梨江子です。
私は木とは心が通じ合い、木は人の魂を救ってくれる、と信じています。
大きな木にそっと身を寄せると、心がすーっと安らいでいきます。木は静かに静かに、人の思いを受けとめ、人の悲しみや怒りや後悔を許してくれます。そして、何百年何千年と生き続ける生命エネルギーによって、力強く考える力と実現する力をくれます。
木にまつわる神話や伝説を研究してきて、ずいぶん時が経ちました。その間も、木はいつも私のそばにいて、励ましてくれたり、導いてくれたりしました。これから、木精たちが私に話してくれた言葉や、神話などに描かれる木たちのシンボリックなメッセージを書いていこうと思います。
今日はカエデのお話。写真はフィンランドで出会ったカエデです。緑がとてもきれいでしょう? 中央の不思議な形をしているのは種なんです。羽根みたいだから、西欧では「天使の翼を持つ木」と呼ばれています。
笑顔を忘れそうになったときは、美しいカエデの木に力を借りてください。古代ケルトの樹木神話では、“優しくて陽気な木”と性格づけられているんですよ。カエデはそばに佇むだけでホッとしたり、思わず微笑みたくなったりして、心を癒してくれる木。甘ーい樹液は治癒力に優れ、エジプトの古文書にすでに薬用植物として登場しています。ちょっと心が冷えた夜は、赤ワインにメープルシロップを入れて飲んでみてください。心がほーっとあたたまりますよ。
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