toniのおかえりなさい ~こころ・からだ・スピリットの放浪~

食禅 カテゴリーの一覧

こよみ

おかえりなさい

今年も残すところ あと2ヶ月とすこ~し。

一年間、たくさんの出会いと学びと笑顔と涙をいただいて 感謝感謝です。

新しい一年の始まりに備えて

こんな暦はいかがですか?

思いっきり宣伝みたいですね

え?宣伝ですよ(笑)

わが師匠:柿沼忍昭和尚の暦が今年も発売中

一つは「2010年地蔵暦」
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師匠の優しさとお茶目さが 絵と文字に現れてるのです

もう一つは「2010年精進暦」

こちらは 精進レシピが毎月 紹介されているという お洒落で美味しいものicon:face_love

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師匠がもうすぐ京都で個展を開催します。

師匠はその後、すこ~し放浪されてから、西宮市のオーガニックパン屋ameen's ovenさんで、ちょいと面白いイベントを企画中なのです。

全てのお知らせが確定次第、ご紹介しますね!

その後は、去年から二度目の「女神山食禅」です。


今年のラストスパートが始まりつつあります。

皆様にお会いできることを楽しみにしております。

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icon:maple淡河町でお祭があります。

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11月1日(日) 「淡河そら祭り

食禅からいただいたもの

おかえりなさい

10月最後の週末は、 柿沼忍昭和尚による食禅を開催しました。

過去の食禅レポ


10月25日は大阪のスタジオKARAさん。

10月26日はお友達でエサレンマッサージをしている奥田晃子ちゃんが世話人をしてくれて、滋賀県で開催することができました。

KARAさんでは、永平寺修行定食(朝食)をいただきます。粥・たくあん・ごま塩。
応量器の包み方と扱い方を教えてもらってから、お粥で実践。

KARAの社長である小島ゆかりさんは、1月の東京での食禅に参加してくださって、「ぜひ、皆さんにも体験してもらいたい」と声をかけてくださったのです。

いつも助けてくれる皆さんにほんとに感謝なのです。

滋賀県では、精進料理講習と、応量器作法の習得。
こちらもまた濃い内容!集まった食材はごぼう、大根、柿、サツマイモ、じゃがいも、大葉、柚子、しめじ、味噌など。

並んだ食材を前に、和尚が参加者の一人ひとりに質問。禅でいうところの「公案」ですね。

「この材料で、あなたは何を作りますか?」

一人ずつ、考えながら答えます。和尚は言います。

「素材を前に献立を考える。その時に、出来上がった料理の味が口の中に湧いてくる。それが料理なんですよ」

私にとっては、長老が料理の出来上がり図を見せてくれて、その味が舌に届く感じです。そこにリードされるまま、私は料理を作ります。
宇宙の歴史の中で一回だけの、この食材との出会い。そして食べてくれる人との出会い。
歴史上、一回きりのライブです。

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料理講習は、「お笑い料理教室」でしたよ。笑いにあふれつつ、深いお話が盛りだくさん。

出会えた食材を、なるべく捨てないように工夫する。

柿はピーナツバター味噌和えにしました。
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柿のヘタの部分は細かく刻んで「のっぺい汁」に。人参のヘタも、入ってます。
大根はふろふきにして、柚子味噌をかけます。

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笑いのエネルギーで、食材がどんどん活力を増して、美味しくなっていく、そんな気がします。
このような祝福に満ちた食べ物を、静かに丁寧にいただくことができる。思わず、「五観の偈」の4項目に想いを馳せます。

「四には正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり」
(この食事を、身体を養い力を得るための良薬として頂きます)

和尚がこの五観の偈を説明してくださった後の一言が、食禅の役割そのものを表していると感じたので、ご紹介します。


「食禅(じきぜん)を受けてくださった方に、私はお土産を持って帰ってもらうことはできません。
ただ、これを体験することで、心の中に、ちょっとした罪悪感を抱いてもらえます。これから食事の時にはその罪悪感が必ずどこかにあるから、無駄をしないように気をつけるし、無駄をしたことに気づける。私はそれでいいんだと思っています。」

この時、私はKARAさんの会場の隅っこに居たんです。
師匠のところに走っていって、「師匠、今のん、めっちゃカッコ良かったですやん!!」ってしたい衝動に駆られました。

このたびご参加くださった皆様、出会いに心から感謝しております。
そしてご協力いただいたKARAさん、テルちゃん。ありがとうございました。
愛してます!

忍昭和尚の食禅に出会ったのが、ちょうど一年前の10月でした。何も知らないで始めた自分が、今、たくさんの人に助けてもらいながら食禅を開催させてもらえています。

今回、和尚との会話から生まれた新しいユニット(?)があります。その名も

icon:lightning「突撃応量器隊」icon:lightning

あなたの会社、ご家庭、学校・・・応量器を教えに突撃したい!そんな想いがあるのです。

こんなことを言いながら、旅する禅ヒッピー・柿沼忍ちゃん今日もゆく!なのです。

まだまだ旅は続くのです。

次は長野・女神山だよ!地蔵トランスでダンスもしますよ。
地蔵トランスDJを目指す柿沼忍ちゃん和尚の登場です。

食禅(じきぜん)-器から禅を学ぶ in 女神山ライフセンター
開催日:2008年12月12日(金) 14時~12月14日(日)13時(2泊3日)

おかえりなさい

今日で9月が終わりですね。
昨日はてんびん座の新月だったので、子どもと一緒に新月のお祈りをしましたよ。

そしたら師匠から写真が送られてきました。

毎年描いておられる「地蔵カレンダー」と「精進暦」
二種類あるのです。今回はまず精進暦をご紹介します。


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精進暦のほうは、月ごとに忍昭和尚の精進レシピが紹介されています。

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実は、今年は、地蔵カレンダーが面白いのです。次回にご紹介しますので、お楽しみに。

10月は横浜で師匠が個展をされます。こちらでも暦を販売していますよ!他にもすっごく可愛い地蔵グッズがあるみたいです~icon:heart_shake
柿沼忍昭展 坊主カフェ

さて、先日の運動会で息子のクラスメイトたちから「次のお弁当も食べさして欲しい」とリクエストされました。

「求められると応えたくなる」のよ、私。張り切ってしまうのよ。
でもね、実は私、弁当作りがすごく苦手なのです。その理由が、自分でやっと分かったんです。

今朝、お結びを握りながら、はたと気づいてしもた。その理由とは・・・

「型にはまるのが嫌い」やねんicon:sweat 

弁当箱っていう空間が狭苦しく感じるんです。こないだの運動会なんて、皿に盛ったまま持っていったくらいです(笑)
自分が弁当箱に入らなアカンわけじゃないのにね。
その妙な理由に気づいたら、アタシってほんまにアホやな、と思って笑ってしまいましたわ。
そうしたら、なんと!!「弁当作りが苦手」な意識がちょっと薄れました。すごいやん、セルフヒーリングやん(笑)

で、気分新たに頑張ってみました。弁当作り。今朝は栗を包んで小結び。ちょっと可愛い。

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今回は完全にべジなおかずにしてみました。高野豆腐の酢豚風とか。
作ってる間はめっちゃ楽しいんです。ところが子どもに弁当を渡す時はモジモジ。
「前は気に入ってもらえたけど、今度はダメかも。もし食べてもらえなかったら、ほんまにごめんな・・・」ブツブツ言うオカンを、息子は冷静に「ハイハイ。もーえってicon:body_stop」と黙らせます(笑)。
実はケータリングする時、いつも内心こんな感じなんです、ほんまに。
食べてくれる人の顔を見ることができないのは、ほんとーに不安。
かといって、顔が見えてもやっぱり不安・・・って、どっちやねん。

だって私は地蔵不安倶楽部員なんだもの。部員兼部長なのよ・・・。
ああ、これを書いている間にも、お弁当の時間が刻一刻と近づいている・・・うぅぅぅ・・・不安だ。

瀬戸内晴美さんの著書「ひとりでも生きられる」に書いてあった一文を思い出しました。

「生きるということは、明日への、いや今日の午後への、いや、やがてくる一時間後への期待と願望と不安のないまじった鎖をたぐりよせていくことではないだろうか」

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食禅~器から禅を学ぶ~ in 大阪&滋賀 vol2です!

ぜひお越しくださいませ!お待ちしておりま~す♪

日時:2008年10月25日(土)大阪市福島区 Healing Art Studio KARA 1pm-4pm
2008年10月26日(日)滋賀県 11am-3pm

※大阪:応量器作法習得

※滋賀:柿沼忍昭和尚による精進料理教室&応量器作法習得

夏至・雨の食禅④

おかえりなさい

食禅レポ最終回のつもりで、張り切って書いていたのですよ。第4回。
27日から29日までお江戸出張してる間に仕上げようと思いきや・・・
なぜか突如 消えたんですよね(号泣)

なんとかエラーみたいな。ほろ酔いだったもんで、変なキーを押したのでしょうか。
違う事を書きなさいというお告げだろう・・・ということにしておきましょう(笑)

第1部が終了し、皆様それぞれの休憩時間を過ごされて
第2部は忍昭和尚の精進料理の手引きです。

朝、道の駅で出会った食材たちに加え、参加者の「縫姫さん」というニックネームの女性からお野菜の差し入れをいただきました。

「白い○○」なんだったっけ?「恋人」じゃないし。名前を忘れてしまいました
白いなんとか、の「きのこ」です。
大きくて太いエリンギに似たもので、その香りたるや、ウットリします。
皆で手で裂きながら「いい匂いィィィ♪」と、悶絶しておりました。

枇杷の香りがする、「アワビの味と食感があるきのこ」だそうです。写真撮ればよかった!!!
今回、toni全く写真撮れませんでした。数枚写したものはブレまくりでした。

写真くれる人、大募集。
それから、恋人も大募集(コラコラ)
あ、ついでに「フードプロセッサー」と「デロンギのフライヤー」と「12変速ミキサー」も大募集(最近壊れた)
あ、ついでに・・・もーえってicon:body_stop

とりあえず「欲しいもの」を宇宙に言うと。
やることはやったぞ。さてと、後は頼むで!
今回教えていただいたお料理は・・・

①生とうもろこし&モロッコインゲンの胡麻酢和え

黒胡麻を軽く炒り、忍昭おっさん(オッサンじゃないよ、お師匠さんだよ)がすり鉢ですります。
生のとうもろこしは地元産。甘そうなのでそのまま包丁で削ぎ切りしてほぐします。
モロッコインゲンは、固めに生っぽく茹でて斜めの細切り。
酢、二見の「岩戸の塩」、みりん、しょうゆで和えます。

②ジャガイモの揚げ煮

永平寺の雲水サンたちの大好物だそうです。多めの油で揚げ煮するので、コクもあるし、普段は「油もの」に飢えているお坊さんたちには嬉しいご馳走なのだそう。味付けは昆布だしと、お醤油&みりんを少し。そしてもちろん岩戸の塩。

③野菜の重ね煮 けんちん汁

牛蒡、にんじん、炙った揚げさん(油揚げのことね)、お茄子、大根の皮、伊勢うどん入り。
極力少ない水だけで、じ~っくりと重ね煮します。野菜の旨みが引き出された頃に、昼に使った大根の「ゆで汁」を加え、コクがでました。ほんの少し、昆布だしを足しました。
味付けはいたってシンプルに。二見産「岩戸の塩」と少しの醤油。それ以外は重ね煮した野菜の滋味。
最後にもう一味。ということで、②のお芋さんの煮汁を少し加えて仕上げ!

④「白いなんとかきのこ」の炊きこみご飯
またの名を 「舞戻る」??

縫姫さま、きのこの名前を忘れてごめんなさい。とっても美味しかったです。
手で裂いてグリルしたものを、私が昼の粥用に使い忘れてすっとばしたお米、「ふたみ舞」と共に、炊き込みました。味付けは醤油、岩戸の塩でシンプルに。ふたみ舞、返り咲きなのでした。

講習の写真はSqlife「岡田 藍さん」のブログにアップしていただいております
http://blog.sq-life.jp/ai-okada/log/cat47/003563.shtml

食事の時間は、再び応量器作法の復習です。
さっきまでワイワイと楽しくお料理していた皆さんも、「はい。展鉢しますよ~」の声に、お顔には「縦線」が入りicon:face_shock肩を落としておられるのでした(笑)。

食事の後、「藍織成」さんの一階のお部屋にて、「キャンドルナイト」を行いました。このキャンドルも、縫姫さんが差し入れしてくださった12個の卵型のキャンドル。
参加者の方がたが、自ら皆で楽しもうとしてくださっているのが感じられ、とても嬉しい素敵な時間でしたよ。

なんだか不思議な一体感が生まれた一日でした。数日間一緒に過ごしたかのような気分。
お別れするのも名残惜しく、ハグ星人になってしまったtoniでした。

それとね、それとね、
この日、夏至はね、
岡田藍さんのお誕生日だったのら~!おめでとう~icon:xmas_candle

今回、いろいろな人の愛をたっぷりいただきました。

ありがとうございました。
(表記は、あいうえお順です)

「麻野館」
http://www.mjnet.ne.jp/asanokan/

「朝日館」
http://www.i-chubu.ne.jp/~asahikan/

「二見浦観光ホテル 岩戸館」
http://www15.ocn.ne.jp/~iwatokan/
(こちらで岩戸の塩を販売しておられます)

二見の地元の皆様も、とっても好意的で、歓迎してくださり、感謝の気持ちで今もいっぱい。

そして、岡田藍さん、この場を実現させてくださって本当にほんとにありがとうございました。

さて、まだまだ続く食禅行脚。

今年は残すところあと6ヶ月ですよね。
今のところ、決定している食禅は

10月25日(土)大阪市福島区
12月12日~14日(金~日)長野県女神山ライフセンター

となります。その間に、関東方面でも開催の機会があるかもしれませぬ

もし「私の地域でも食禅をやってみたいな」と感じていただけたなら、
ご連絡くださいませ。
esuma7536@gmail.com
にてお問い合わせお受けいたしております。

これからも出会いを楽しみにしております。

愛を込めて

Toni

夏至・雨の食禅in 伊勢③

おかえりなさい

お粥もつけおわり、合掌をして「五観の偈」を唱えます。
合掌をすると、意識がピシッとセンタリングされる、そんな気がします。

しかし、それにしても暑いです。厨房で動き回り、階段を何度も昇り降りしているうち、恥ずかしいくらい汗だくの私です。ああ、すみません、お食事される皆様を前に、とっても見苦しいです。

食べにくい副菜と、白粥を前に座る皆さん。和尚が五観の偈を詠まれます。

一方、取材の記者さんは廊下からお写真を撮りまくっておられます。
ときどき、和尚の言葉に深くうなずきながら、「なるほど、なるほど」と納得しておられるご様子。
この方は、とっても熱心な方でして、禅の修行僧達の暮らしや、食べる作法に関わる文献をかなり調べておられたようです。師匠の言葉を真摯に受け止めておられるのが、隣で見ていて伝わってきました。

デジカメで師匠の動きを「連写」する記者さん。その横顔を、隣で立って眺める私。心をこめて仕事している人の姿って、本当に美しいですね・・・惚れ惚れします。

五観の偈も、一つ一つが重みがあり、すばらしい・・・と記者さんは感動しておられるようです。
私も五観の偈が大好きです。毎日、食事の前に息子とともに読んでいます。

和尚の声にうっとり聞き惚れる弟子と記者さん。

磨かれた廊下に響き渡る五観の偈。暑さも忘れてしまいます。

「一つには功の多少を計(はか)り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。

二つには己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)つて供(く)に応(おう)ず・・・・・・・・

三つには・・・            」


「とばしました すいません」

・・・へicon:ecstoramationicon:face_surprisedicon:questionicon:questionicon:question
・・・五観の偈の一部をすっとばされた??

師匠と出会い、弟子になって半年あまりになります。

気のせいだと思うようにしてきたんですけど、どーも最近、師匠のキャラが、変化しているような・・・

いや、ほんまに。気のせいかと思っていたのですよ。
しかし自ら「とばしました すいません宣言」をされるとは!?

これは、ある意味、関西的 自虐ノリ・・・。

もしかして関西のお笑い&ボケ菌が増殖中なのだろうか?弟子はしたり顔、もとい、心配・・・。

いやあ、師匠も人の子ですもの。

あの暑さでは まいりますよ。修行の足りない私など、この後さんざんの失態をぶちかますのです。

隣で引き続き「連写中」の記者さん、師匠の「とばしました」の瞬間

「え???うそ・・・??撮ったのに・・・」レンズを覗く横顔がふと緩みましたがな。

思わず私、言いました。

「良かったですよね。デジカメで」

記者さん レンズ覗いたまま二ヤリと笑み「そうなんッス」

五観の偈のあと、みなさんのお食事が始まりました。後で師匠に聞いたところによると、皆の集中度がすごかったそうです。皆が「今、ここに居る」そして食べることで一つになっていたそうですよ。すごいですね!!


「ト二さん、お茶おねがいしますよ」と師匠。

ギクっicon:ecstoramationicon:ecstoramationicon:ecstoramationicon:ecstoramationicon:ecstoramation

私ったら最後の大事な「香湯」(お茶)を作るのを忘れましたがな!(茶葉は煎ったのにねえ)
すました顔して大慌て(爆)

かくして無事に(?)お昼の部が終了して、一時解散。夕方まで休憩です。

参加者の皆さんは、それぞれ今回使わせていただいた「岩戸の塩」の見学、名物「塩ソフトクリーム」を食べたり、伊勢うどんを食べたり。
塩ソフトクリームを売っている「岩戸館さん」
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まりさんは、一部でお帰りになりました。最後まで颯爽とされていました。

夏至・雨の食禅in 伊勢②

おかえりなさい

さて、朝のお買い物を終えました。
藍織成さんのお2階のお部屋を、みんなでワイワイやりながらお掃除。

まりさんは颯爽と手ぬぐいを頭に巻かれて、カッコよいです。
参加者の方々、快くお手伝いをしてくださいました。ほんと和やかな朝。

お掃除が終わった頃、ぼちぼちと参加者の方々お集まりになりました。
今回は応量器を袱紗で包むことから始めてみました。
(ちなみに4月の大阪&滋賀では、袱紗を開くことから始めたのよ)

古い旅館の座敷は、窓や桟のデザインが素敵だす。
その素敵な空間に、応量器がすっごく似合う。この図は、かなりかっこいいよ。

応量器は、展鉢した状態でも、袱紗に包まれた状態でも、場所を選ばずカッコいい。
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モダンなお部屋にも似合うし、古い日本の建物にも、しっくりと、その存在感が沁み込む。
環境によって表情が変わるんだよね。おもしろいです。

今回は、地元のフリーペーパーの方が取材に来てくださいました。
ちょうど器の数に余裕があったので、せっかくだから記者さんにも参加してもらっちゃいました。

師匠が最初に応量器とは、を説明されて、さっそく「包み」がスタート。
これを始めると、個々のキャラクターがはっきり現れます。
首をかしげつつ、皆さん真剣に包む練習をしています。

さて私は中座して厨房に。・・・ってなわけで、皆さんの苦悶は見てませ~ん(笑)

たくあんを薄くスライスして器に盛りつけ、生姜を細く切って混ぜておきました。
ごま塩も準備OK.
ガルバンゾと大根、人参の練り胡麻味噌和えも、大根の葉を茹でて刻んだものをまぜて、色目もキレイです。
準備はバッチリ!今回は包丁も忘れてないしぃ~
番茶も煎ったし。私ってほんとにいい仕事するわぁ、一人でウットリしていたのであ~る。

道の駅で、「ふたみ舞」という、5色くらいお米が入ったものを買いました。
「お粥はこれを使いなさい」と師匠から指示。

自分に酔ってる間に、お粥ができた♪ 二見のお塩で最後の味付け完了。美味しい美味しい。
ここで二見のお塩をご紹介しますね。

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二見「岩戸の塩」

■岩戸のお塩の説明から引用:
岩戸の塩は焼き塩です。水分、にがり分を塩の中に完全に焼きこんでしまいます。
にがりの主成分は塩化マグネシウムという成分で苦味があるのが特徴です。
したがって、にがり分をそのまま残すととても苦く感じます。しかしそのにがり分を最後まで焼ききってしまうとその苦味は旨味に変わり、味がまるくなり甘みさえ出てきます。
これはマグネシウムが熱され酸素と触れる事によってアルカリの性質に変化します。
これにより、粒子はサラサラになり味もまるくなります。岩戸の塩が黄色がかっているのもこのマグネシウムや鉄分の化学変化によるものです。
途中まで白かった塩が仕上げの最後に黄色に変化します。それをさらに焼きあげる事によって淡いクリーム色に変化します。
化学的に考えるとこういう事になりますが、やはり大切なのは心を込めて作る事です。急いで仕上げようとすると仕上がりもやはり粗くなります。やさしく丁寧に仕上げるとやわらかくきめの細かいものになります。

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藍さんとお喋りしながら、美味しくできた粥の鍋の蓋を手に持ったまま踊る私。
クルリと回ったその瞬間、私の視界に飛び込んできたものは・・・・・

  買った時そのままの「ふたみ舞」   ⇒まっさらですがな、開封してまへんがな。なんで??

・・・・・し・・・・・しまった・・・・。普通の白い米(私が持ってきた分)を使っちまったぜ!

うぅ・・・・またやってしまった。警策じゃ~(ビシっ)

ワシはなんてドジなんだろう。でも仕方ないのでそのままお出しします。
(っていうか、ふたみ舞をお粥に使うなんて、誰も知らないわけで。つまり師匠以外にはバレないさ!)
などと心の中でつぶやいてみたりして。

っちゅうわけで、白粥です。

「ト二さん、そろそろ食事を始めましょうか。今日のおかずは何ですか?」と師匠が聞かれたので
「はい。ひよこ豆と大根の練り胡麻味噌和えです」と答えると
「また意地悪なものを作ったな。ほんとにこの弟子は毎回、食べにくいものばっかり作るんですよ。前なんて音が出る筍を出すし。今回は箸で取りにくそうだな。全く・・・」

確かに前回は意地悪なメニューでした。絶対に音が出そうな筍(笑)
だから今回は柔らかいものを・・・と和え物にしたのですが。

そうか。「箸でつまみにくい」とは、考えていなかったス。ありゃま~ 無意識の意地悪やね

さっきの粥事件で、少々落ち込みつつ、お食事を2階に持って上がります。さっきまでは典座(てんぞ。料理人のこと)プレイ。ここからは浄人(じょうにん。配膳する人のこと)プレイのtoniです。

それにしても暑くて暑くて。
粥の失敗は2階に上がった瞬間、忘却の彼方へ。

縦長のお部屋なので、師匠から1番遠いところからお粥をひとり一人に注いでいきます。
そして師匠のお粥をつけようと座った瞬間・・・

「あれ?今日は白いお粥なのか?」と師匠

ギクっicon:face_shock・・・

「う・・・・あ、あのお米を使うのを・・・わ、わすれてしまったんですぅ・・・」

まだまだ続く・・・

夏至・雨の食禅in 伊勢①

おかえりなさい

とっても久しぶりです。お元気ですか?

今回は、三重県伊勢市二見浦で開かれた「食禅」のレポだす。

SQ仲間の岡田藍さんのお店「藍織成」さんは、築80年以上の古くてカッコいい旅館なんですよね。
そこの2Fをお借りして、「プチ合宿&食禅&精進料理」の集まりが実現したよ。

岡田藍さんは4月に大阪で開いた食禅に来てくださったのです。数日後、「二見浦で夏至祭があるし、その時に食禅をやってみよっか?!」ってな事になり、話がまとまりました。
(いきさつは、かなり省略しましたが。ははは)

決定してからというもの、あーしよう、いや、こーしよう・・・と、藍さんには本当に色々とご相談に乗ってもろて、師匠と三人で模索しつづけました。

二見の地元新聞にコラムを書いていただいたり、いろんな方法で、たくさんの方からご協力をいただきました。

6月に入って、柿沼忍昭和尚は、6月10日から18日まで高野山でアート展。
藍さんは織りやイベント準備で大忙し。
そして私は10日間の渡米。

三人三様、怒涛のような日々!?でしたね~icon:face_surprised
よく実現したもんだ~!すごいなあ。

いよいよ6月20日。15名のお申込みをいただきました。これも皆様のご協力のおかげなのです。
20日の夜から4名の参加者の方が藍織成さんに宿泊。
翌朝3時半から、二見の夫婦岩で開かれる「夏至祭」にお参りし、禊を見学するためでした。
まだ真っ暗な夏至の朝。20日から大雨が続き、夏至の朝は小雨とはいえ、ずっと降っています。
けっこうたくさんの人が集まっておられ、テレビのカメラクルーなどもちらほら。
禊には200人以上の参加があったそうです。若い人もたくさんいましたよ。水が冷たそうだったわ~。

夜が明けて、空が朝の色になってくると、とっても神聖な雰囲気やん?ちょっと~カッコええやん。

自分の人生の中で、夫婦岩の前で夜明けを迎える日が来るなんて、想像だにしなかったよ。
しかも目の前には白褌姿の男女が百人以上居て「えいさ、おいさっ」と言っている・・・。
(ちなみに私も普段から褌派やねん。この日は白シルク褌締めていたから、混じってもOKやったかもな)
夫婦岩といえば、小学校の修学旅行以来ですわ。
あっちこっちに「カエル像」が居る土地やなんて、あの頃は全然知らなかったわ。

小学生の頃、こんな禊の光景を見ていたら、もっと真面目に生きたかも?(いや、ないない)

ほんで隣には禅のお坊さんが居てはる(師匠)
なんか不思議~人生ってば~・・・とか思いつつ、時間を過ごしておりました。

禊終了後は、白粥と、二見の塩と生姜が利いた美味しい甘酒がふるまわれ、ホンワカ~icon:face_love

朝風呂をいただき、しばし仮眠・・・。みなさん眠りました。
前日、6時間運転して寝てない私は、今度こそ寝ようと思ったのですが・・。
この日参加してくださった精進料理研究家:藤井まりさんにお会いできて、初めてお話をした私は、まりさんの本を見て刺激を受けてしまい・・・興奮のあまり・・・

料理を始めてしまったわけです(寝ろよ・・・)。
藍織成さんの台所は、昔の土間で、ほんとに居心地のいい、素敵な厨房。
雨音を聴きながら、窓の外の景色を眺め、うぐいすの声を聴き、コーヒーをすすり(すいません、藍さん。勝手にコーヒー作りました)、人参、大根を角切りにして、茹でている(朝6時)至福の時・・・(めっちゃ眠いねんけど)

長老と対話・・・ついついレシピ名を考えてしまうわたし。

ガルバンゾ(ひよこ豆)を持ってきたので、練りゴマと高野山の味噌を合わせて、人参の甘味がついた美味しい茹で汁で伸ばし、大根、人参、ガルバンゾを和えてみました。
「えーっと。。。レシピ名は『ガンバルぞ』。。。。アカン、しょーもない!却下!」とか、一人でブツブツ喋りながら、この一品を創っておりました(それより、寝ろよ~。。。)

(・・・やっぱ、人間は寝不足では、ろくな考えが浮かびまへんな)
お昼の永平寺修行定食の一品です。

前夜に師匠から「今回は一品は要らないよ」と言われていたのですが。。。
だって~~~!!!まりさんの本が~!あまりにも良かったのでつい・・・
触発された料理人を止めるのは難しいのです。頭の中で料理してるだけでは我慢できないのです・・・

8時くらいに、藍さんも、まりさんも起きてこられ、お茶を飲みながら厨房で腰掛けてお話をしました。
楽しかったです。

9時になって、道の駅へGo! 今回の食材に出会いに。
今回の食禅は二部構成。
1部は応量器の作法を学び、粥をいただく。
2部は忍昭和尚の精進料理教室&応量器作法の復習。そして和尚のエコ(エロ??エゴ??)トーク。

道の駅に着くと、まりさんはカゴを持ってずんずん中へ。
師匠と私は、野菜とお見合いです。野菜が呼んでるぅ♪

師匠と野菜を買いに行くのは初めてでしたが、
「買い物リスト」なんてものは不要なのよね

「その場で出会う」これだけ。野菜たちの間を歩きながらメニューを組み立てていきます

くりあじかぼちゃ、美味しそうなトマト、モロッコいんげん、とうもろこし、若ごぼう、「ふたみ舞」というお米などがカゴに入ってきます

ここでクイズ。

食禅の必須アイテムとはなんでしょう??

「○○○○」

正解者抽選1名様に 素敵なプレゼントを進呈しますぜ

続く・・・

(・・・今回もなかなか食禅レポにたどり着かないのだ)

食禅(じきぜん)~その⑥:最終回~

おかえりなさい

しばらく間が空いてしまいました。これが食禅のレポ最終回なのれす。

さて、皆さん食べ終えられたようです。
和尚の指示があり、香湯(こうとう)がまわります。

浄人が両手でやかんを持って現れます。香湯(こうとう)と呼ばれるこれは、要するにお茶です。このお茶を食べ終えた雲水に順に注いでいきます。使用した応量器を香湯で洗うためです。やかんの持ち方も、注ぎ方も動きが決まっていて、ここにも一切の無駄がありません。この応量器に関わる全ての動きが流れるようにできたら、それはもう美しい舞踊じゃないかしら、と想像する私です。(もちろん私はまだまだできませんぜ)
人や物にぶつかったり、音を立てたりしないように注意するのは、個人個人の修行を妨げないための配慮なのでしょうね。そして、さらにたくさんの理由があるのだと思います。

受ける人は、頭鉢にお茶を注いでもらう時も、手にもった匙で「これでいいです」の合図をします。喉が渇いているからといって、頭鉢にタップリとお茶を注いでもらったとしたら・・・

このお茶、普通の食事みたいに、すぐにズズ~って飲んじゃうわけじゃないのです。

香湯が注がれると、登場するアイテムが居ます。

たくあんです。
toniのお気に入り、男前のお兄ちゃんが漬けてくれた、あれです(バシ!!警策その⑤)

たくあんを箸で取り、これを使って、頭鉢から丁寧に洗っていきます。少し傾けたりしながら、内側や淵を撫でて器に付いた粥を落とします。洗い終えたら、次の器に香湯を注ぎます。こぼしたり大きな音を立てないように気をつけます。そして次の器を洗う・・というように、4つの器を順番にたくあんで洗います。

つまり!最初タップリお茶を入れちゃった人は、二番目の器に香湯が入りきらない場合もあるのですね~。でも頭鉢は仏さまの頭ですから。口をつけてはいけないのです。あらら~、ピンチだね~。

ひとつずつ器を洗い、布巾で拭いて、音を立てないようにまた重ねていきます。しつこいようですが、箸や匙の舐め方、拭き方の動作も決まっていて、これがとても上品で美しいのです。
お見せしたいわ。

全て洗い終えて、1番小さい鉢に残った香湯。ここには全ての食べ物のエキスが入っています。これを飲みます。実際には桶が回ってくるので、小さいお椀の中の浄水を相手に見えないように右手で隠しながら一口分残して流し、残りを飲み干すそうですが、今回は全て飲み干します。

これに抵抗がある人は、少なくないと思います。私はここに生命の全ての歴史が、全ての先祖達の交わりが、今この瞬間、この一杯のお茶の中で起きているんだ、という気がします。それを飲むということは、宇宙全体を飲むっていうことなのでは・・って。しかも同じ食べ物が二度入ることはありえませんから、お茶の味も当然、毎回必ず違う味になるのです。一生に1度きりの味。すごいよね~

飲み終えると、今度は鉢単を畳み、器の上に乗せ、袱紗で包む作業が待っています。この食禅ワークが始まってから皆さん終始首をかしげておられるので、明日は原因不明の首筋肉痛じゃないか?・・・と思いながら見ていた私(バシ!!す、すんません・・・)。

なんとかかんとか、応量器を包み終えました。最初と同じ。地味な茶色のお弁当箱みたいなのが並びました。
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ひととおり片付けが終了した後、忍昭和尚が「五観の偈」のお話をしてくださいました。

「『いただきます』とは、『命をいただきます』という感謝の言葉です。皆さんは、自分がこれからいただく目の前の食べ物について、どこまで感謝をしていますか?」と忍昭和尚が問いかけます。

「料理してくれた人」「食材を作ってくれた人」「自然」・・・という言葉が出ました。

「私は、感謝というと、もっと前の、生命の始まりまでさかのぼっていくんですよ」

皆さんが真剣に緊張して話を聞いていると、和尚はところどころに面白いエピソードを登場させて場を緩められます。緊張と緩和。和尚のお話を聞いていると、いつのまにか、命に向き合うっていう教えが、そっと羽衣が心にかかったみたいに沁み込む気がするのです。

静かな呼吸みたいな、自然な教育法だ・・・と感じました。

映画「めがね」で、主人公の女性がフラリと訪れる宿は、とても自然に「たそがれる時間」を与えてくれる。彼女はストレスを溜めて都会から逃げるように小さな南の島にやってきた。しかし、たそがれたくない彼女は、あまりにもノンビリしてる宿が気に入らず、ほかの宿に行きます。次の宿は、「自然農体験ができる宿」。
そこのオーナー女性は「ここでは、わたし達が大地に恵まれて生かされてるってことに気づいてもらうの!土に触れて、大地の恵みを実感して感謝するのよ!ね?!分かるでしょ?」みたいな「押し付けがましい教育」でした。

主人公の女性は「こりゃ無理だ!」と一目散に逃げ出すわけです。
そしてあらためて、最初の宿の「たそがれ気分」の自然さに、心を開いて入り込んでいく。

忍昭師匠が教えてくれる「感謝」も、そんな自然さがあります。
あれ?気が付いたらその気になって感謝が増しちゃったわ~、みたいな。

すごいな~、かっこいいな~!と、ただただ尊敬です。思いっきりミーハーな感想でごめんなさい。

このブログを読んでくださって、食禅に興味を持ってくれる方が居られたら、是非いつか参加してください。一生に1度でも、こういう食との向き合い方を体験してもらえたら、私も幸せです。

先日、忍昭和尚が小田原地域限定のラジオ番組に出演されたそうで、その記録がこちらにあります。

soulbeauty.net
http://blog.soulbeauty.net/index.php?itemid=133914

最後に、器を洗い終えた香湯を飲み干すことについて、ラジオでの忍昭師匠の言葉を引用させていただきます。

 : 「食禅」は「コミュニケーション・アート」だと私は考えています。食事の中の、研ぎすまされた部分です。その中に、お釈迦様からの2000年の時の流れを受けて「今」があるんです。そのお釈迦様とのコミュニケーションであり、800年間のお坊さんとのコミュニケーション、大地とのコミュニケーション、宇宙から繋がった自分と食べ物とのコミュニケーション。
 食事って、本来そういうコミュニケーションなんです。素晴らしいアートだと思います。

―――片付ける時も、食事が終わると全部の器をタクアンとお湯で洗って、そして最後にそれを飲み干してしまう。

 : 本来はそれを流してしまうんです。でも食べ残しはもったいないので、それを飲み干してしまうんです。自分が下水になるということですね。そして、必要な栄養分と不要なものとを体の中で分けて行くんです。

___そして、飲み干すと同時に器もキレイになっている。

 : エコでしょ。(笑) 最後は「如天甘露味」と言って、天の極楽のコズミック・スープなんです。
 本当の原点ですから、これは世界のどこへ行っても分かってもらえます。茶道もブームになっていて、ものすごく真剣ですね。

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お知らせ
食禅in 伊勢
2008年6月21日 二見浦にて
詳しくはこちらへ↓
http://sq-life.jp/event/003420.shtml

食禅(じきぜん)~その⑤~

おかえりなさい。
そして、ただいま!しばらく長野の女神山に居ました。久々に続きを書いています。
女神山での体験もすばらしかったので、また報告しますね!

さて食禅の続き。長い道のり経て、皆さん座って食べものと向き合っておられます。
給仕が終わり、「五観の偈(ごかんのげ)」を皆で唱えます。

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五観の偈 (Wikipediaより引用)

一には功の多少を計(はか)り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。

二つには己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)つて供(く)に応(おう)ず。

三つには心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。

四つには正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。

五つには成道(じょうどう)の為の故に今此(いまこ)の食(じき)を受く。

 【略訳】

一つ目には、この食事が調うまでの多くの人々の働きに思いをいたします。

二つ目には、この食事を頂くにあたって自分の行いが相応しいものであるかどうかを反省します。

三つ目には、心を正しく保ち過った行いを避けるために、貪りの心を持たないことを誓います。

四つ目には、この食事を、身体を養い力を得るための良薬として頂きます。

五つ目には、この食事を、仏様の教えを正しく成し遂げるために頂きます。

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食べる間も、お喋りは禁止です。そして食べる時も極力、音を出さないようにいただきます。つまりおかずが固いものだと、音を出さないように食べるのはとても難しいですね。

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・・・すいません・・・私は魔女っ子ですから、ついつい、いたずらしてしまうんです。はい、この日の菜は筍。音、出ますがな!!ちなみに2日目は葉ゴボウの炊いたんと、葉ゴボウの白和え。音出るっちゅうねん(笑)皆様、顔をしかめながら音を出さないように食べてくださってありがとうございました。いひひ(ビシ!!警策その④)

道元和尚の「赴粥飯法(ふしゅうくはんぽう)には、さらに細かく、食べ方が指導されています。

忍昭和尚が、粥の食べ方をみせてくれました。粥をさじですくうのも、頭鉢を構える位置も全ての動きが決まっています。それは全て、理にかなったものなのです。

(この無駄のない美しさに、私は昇天しちゃったのよね~ん)

おかわりのことを「再進」または「再請」(さいしん)といいます。これも正式な作法です。

ある程度食事が進むと、「再請」という声が響きます。

再び浄人が給仕します。
おかわりが欲しい人は、その時までに、はじめにもらったおかゆを全て食べきっているのが通常です。

ここにも無駄が無いですね。自分が必要な分だけをいただく「量に応じた器」、だから「応量器」。
食べきれていないくせに、次を欲しがる。よくビュッフェで見かける光景です。まだ食べ物が残っているお皿を持って、おかわりのために席を立つ人。

「千と千尋の神隠し」という映画がありました。ご覧になりましたか?
あの映画のメッセージには、
忍昭和尚が教えてくださる「三毒(さんどく)」とのつながりを感じます。

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仏教において克服すべきものとされる最も根本的な三つの煩悩、すなわち貪・瞋・癡(とん・じん・ち)を指す。人間の諸悪・苦しみの根源とされている。(Wikipediaより引用)
************************************************
これについては、自分でもっと勉強してから書きますわ。

おかわりが欲しい人は、さじをうつわから降ろして浄人を待って、おかゆを入れてもらいます。自分が食べられる量を入れてもらったら、さじを軽く上げて合図をし、止めてもらいます。おかわりが欲しくない人はうつわの中におかゆを残し、さじをうつわに入れたまま浄人を待ちます。

お箸は器に乗せておきます。この時も、箸先を他人に向けないように、斜めに置きます。

おかわりが必要な者は浄人が自分の前に来たら合掌してうつわを持ち上げて、浄人が見落とさないようにします。

とかなんとか言っても、私は初心者の浄人、そして参加者の皆様も初心者マークの修行者ですから、当然このようにスムーズには行きませんでしたが。。。

食べ終わる時、たくあんを一枚、残しておきます。この食事でたくあんの存在は大きいのです。
ところでたくあんを音を出さずに食べるって、大変です。
このことについては、忍昭和尚があみだした「秘儀」を聞かせてもらいました。
知りたい方は、次の食禅に来てね♪

続く

食禅(じきぜん)~その④~

おかえりなさい。

食禅ワークが始まり、すでに1時間経過。それより、私のレポはすでに何日経過してるんだ?

首をかしげながら袱紗を結んだり鉢単を開いたり。袱紗や器を扱っている皆さんの目は真剣そのもの。

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器と匙、箸が並び、いよいよ食事が厳かに給仕されます。

永平寺修行定食
内容は粥、一菜、たくあん、ごま塩。この日の一菜は「筍と人参、うす揚げの炊いたん」。関東では油揚げっていうんだってね。厚揚げを東京で「生揚げ」って言うのには私、最初めっちゃびっくりしたよ。

あ、話がそれた。

食事を作る人を「典座(てんぞ)」、給仕する人を「浄人(じょうにん)」と呼びます。

お粥は典座兼浄人役のtoniがひとり一人に給仕させてもらいました。私はまだ経験不足で、厳か・・・には、ほど遠い(ビシ!警策③)。

浄人役。給仕されてる皆さんも緊張してはるけど、私も、めちゃ緊張してる。こぼさないように注ぐとかさ、受けとる人との「触れ合わない、目を見ないコンタクトの仕方」とか。無駄の無い動きを意識することが、「食」と向き合うために重要であることを、この食禅の全ての動作の中にあるのを感じるんよね。

給仕される者も、する者も、それらを待つ者も、そして食べ物、ここには居ないけれど、その食べ物に関わった全ての人、それぞれが「ここ」に存在してるねんよ。

今回は、部屋のレイアウト的に給仕が困難なので、粥以外の食べものは各自、お皿から取ってもらうことに。

面白くて男前のお兄ちゃんの愛が詰まった「たくあん」が、いよいよここで登場したで。
普通、たくあんって5ミリくらいの厚さがあるやん?
ここでは薄~く薄く切られたたくあん、これには理由があります。なんででしょね~?(答は後ほど)

さて、まずは柿沼忍昭師匠が自分の器に盛り付けられます。「自分で給仕する時も、この部屋に居る人数と、お皿に入っている料理の量を見て、自分だけが取り過ぎないように、全てに気を配りましょう。」とのお言葉がありました。

食べ放題のお店やホテルの朝食ビュッフェなどで、明らかに食べきれない量の食べ物を、あれもこれも皿に盛る人を、よくみかけます。親がそうだと、子どもも真似して同じことをします。「残しても構わないよ。だってこっちは金払ってるんだから。全部味見しなきゃ、損・・・」と言う気持ちでしょうか。

私は、これまでいろんな機会と場所でお料理を作ってきました。中には、後の人を考えずに自分の分だけたっぷり確保しようとする人が居ます。そういう時は、とても哀しくなります。美味しいから食べてくれるのは嬉しい。それは分かるねんけど、こういうタイプの人を見かけると、「飽食の国で、何故そこま貪れる?」と感じるし、自分自身の心に立ち返らせてもらえるチャンスでもある。

参考までに、実際にお寺で給仕される時の様子を「典座ネット」というブログから引用させていただきました。http://blog.tenzo.net/index.php

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給仕係(浄人・じょうにん)が台に乗ったおかゆの桶を運んで雲水の前にやってきます。雲水は応量器の中で一番大きな椀を両手で持ち上げ、少々前にかがんで浄人に差し出すのです。浄人はお玉でおかゆをすくい、椀につぎます。もらう側の雲水は、「このくらいでけっこうです」というタイミングで、無言のまま浄人に合図を出します。右手の人差し指と中指を閉じてのばし、親指、薬指、小指を握ってじゃんけんのチョキが閉じたような形にします。そして手のひらを上にして、クイっと上げるのが「このくらいでいいです」の合図です。

 欲しい量だけよそってもらったら、互いに無言のまま頭を下げ、雲水はうつわを置き、浄人は他の雲水の給仕に移ります。
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↑↑余談やけど、やっとリンクに色をつける方法がわかった!!↑↑やた!!今日の収穫。

上の典座ネットさんの「合図」もあるようですが、今回は匙を持ち、その匙をクイっと軽く上げる合図を教えてもらいました。

さて。食べ物が行き渡ったところで、合掌です。

続く。(え・・・まだ食べられないの?って?。当たり前やんicon:face_sparkling_smile

食禅(じきぜん)~その③~

おかえりなさい。

応量器に触れる前に、まず座り方、合掌、叉手(しゃしゅ)、また座禅中や何もしていない時の手の作法(法界定印:ほっかいじょういん)、視線の位置、お辞儀の仕方を教えてもらいました。
合掌するときは、5本の指をきちんと揃え、指先を鼻の高さ、一握り前辺りに上げます。
お辞儀は、腰からまっすぐに倒します。皆がまっすぐお辞儀すると、部屋全体の空気が凛として涼やかに、美しく感じました。

仏様の頭蓋骨だと考えられている頭鉢と、その中に納められた器たち。この小さな空間の中に、宇宙が、曼荼羅があるようにすら、思えてきます。


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その神聖な器に触れる前に、こうして心と体と魂全体の姿勢を整えるということなのかな。

心が引き締まります。


  と言いたいところです・・・が。例によって私は包丁を忘れました。
    
  T:『し、師匠、すいません(号泣)』
  忍:『たわけもの!!修行が足りん!!!バシ!バシ!(師匠の警策の音) 東司(トイレ)掃除1ヶ月じゃ!』
  T:『うぐぅ!は、はいぃぃぃ!!』
             
・・・なんてことは起きていません。漫画「ファンシイダンス」(岡野玲子作)を読み終えたばかりのtoniの妄想です。

さて、いよいよ袱紗をほどくことから、応量器の使い方を学びます。
一枚の布に包まれた応量器。

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一見、地味な色の布で包まれたお弁当箱みたいです。(この色にも意味があるそうです。またの機会に!)
中心部分が片蝶結びされています。

その片蝶結びを開くと、白い木綿の布巾がかぶせられており、ひざかけ、箸袋がのせられています。

扱う指は3本のみ。親指、人差し指、中指。これらを「浄指」と呼びます。

布巾の畳み方も、ひざかけの開き方、畳み方、箸袋の置き方も方向も、全て決まっています。動作には無駄がなく、物が交差する動きはありません。文章で読むより、実際に体験されると分かる合理的な美しい動作です。私が個人的にお気に入りなのは、ひざかけの開き方、畳み方、そして戻し方、そしてZ状に開く鉢単(はったん)と呼ばれる敷物を開く時、なぜか分からないけど、それをやってる自分が「かっこいい!」って思うんっすよー。
これやってる時、つい澄ました顔しちゃうんですよね、私。

・・・はっ!いけない。なんか軽率になってきたワicon:face_embarrassed

次に入れ子になっている器を小さいものから一つずつ、慎重に親指で押さえつつ、音を立てないように頭鉢から取り出し、並べていきます。これがまたかっこいいのよ・・・(ビシ!←警策② 笑)

匙と箸を置き、器を並べる作業が終わります。これらを展鉢(てんぱつ)といいます。
鉢を展(の)べるっていうことなんだそうです。

足しびれてますぜ・・・表情が固まってますぜ

おなかが空いてる人も多いだろうな~

・・・ま~んだまだ 食べ物に会えるまで 時間がかかるのだよ~んicon:body_stop

続く

食禅(じきぜん)~その②~

おかえりなさい

さて、とうとう大阪では初めての食禅ワークの日になりました。
昨夜あんまし眠れなかったんですが、気が張ってるから身体に疲れは感じません。
私、小心者ですから、実は内心ビビリまくって緊張してるわけです。
(そうは見えないらしいね。)

車に道具や材料を積み込みました。「よっしゃ!完璧や!いつもながら私ってデキル女icon:cherry
ケータリングの時、車に食材やお料理を載せて、走りだすと途端に不安になります。「忘れものしてないかな」何度確認しても、やっぱり不安は不安。この緊張感が、やはり好きです。

「よっしゃ完璧や!ほな、いくで~」と、機嫌よく車に乗ろうとしたら、息子が「おかーさーん」となにやら呼んでます。なんてことはない、ハグがしたかったらしい。
玄関先で息子と熱いハグをしている私の視界にひとつの物体が飛び込んできました。

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・・・・・・ごぼう、忘れてるやん・・・・・・
息子よ。君は僕の天使だぜ。


ここまで書いてて、まだ食禅が始まってないとは、どこがレポやねん!?

と師匠のツッコミが入りそうなので、そろそろ師匠を登場させましょかね。

というわけで、着きました。この日の会場:イーストウェスト対話センター。
ここのボスのハルさん(村川治彦さん)はSQのブログに私を紹介してくれた人です。
オークランドに住んでいた頃、お正月のお節会でハルさんに出会い、その後、ハルさんの「トランスパーソナル体験」に参加して、初めてトランスパーソナルという言葉を知りました。当時、私は「トランスパーソナル」と「トランスジェンダー」を勘違いしており(自分の仕事が性被害関係だったんで、つい)、ハルさんのWSが始まって30分以上、「一体、いつになったら性の話になるんだろう?」と思っていたというアホなエピソードがあります。

・・・って、ハルさんが登場してるがな!!

あ・・・また脱線してしもた。す、すいません、師匠!

2Fの座敷を会場にしました。2階なのにお庭があるという不思議な場所で、私の大好きなお部屋です。わたし達は1Fのキッチンに戻り、師匠が応量器を一つずつ袱紗で包み、セッティング完了。私は食事の準備です。一人、また一人・・・と参加者の方が来られます。ちなみに一番乗りは藍さん♪
初対面の藍さんは、想像していた感じと違いました。すっごいアダルト~で和風~な感じと思ってたの。とてもキュートな方です。私のようなアホでも、お相手してくれそうで、安心しました(笑)。

この日の参加は8名様です。

当初、1Fを会場にする予定でしたが、部屋を変更したので、いっそのこと、ワークの導入も変更しよう、ということに。師匠の臨機応変さ、そして場を思い切り楽しみつつ、皆にとってベストな方法を見つけ出す素早さと才能には、いつも尊敬します。

さすがやっぱり、あれですかね。禅のお坊さんは「公案」があるから、頭の回転が速いのかな。

(公案:修行中の僧は、「師家(しけ)」と呼ばれる師匠の僧から、問題を与えられる。この問題を「公案(こうあん)」という。公案を与えられた僧は、多くは座禅をしながらこの回答に取り組むのである。そして、回答を得たと自分なりに感触を得たら、師家の所におもむいて自分の考えを表現する。 この回答に対し、師家がOKを出すことで、晴れて悟りを開いたということになる。この一連を総称して「禅問答」と呼んでいるのである。)


道に迷った方も居られ、30分遅れてスタート。まず師匠からお話があります。

「あなた方は修行僧なのです。私が25年かけて学んできたことを、今日この一日で知ることができるのです」
「禅に関わる学びの場に来るということは、開始時刻にはすでに心を鎮め、学びの準備ができている状態でないといけません。つまり開始時刻に来るのではなく、早めに来て自分を整えておく必要がありますよ。」

空気がぴしっと緊張しました。

立ち上がり、皆でしずしずと歩いて1Fへ。包まれた応量器を一人ずつ、師匠から手渡され、低頭して静かに階段を昇り、会場に向かい、それぞれの場所に座し、応量器を目の前に置く。

さあ、これから応量器と向き合う時間が始まります。
まずは包みをほどくことから始めます。

続く。

食禅(じきぜん)in 関西~その①~

おかえりなさい

4月12日、13日は大阪と滋賀で食禅を行いました。
ちょこっとレポートなぞを書いてみます。裏話も登場しちゃうかもです。

八重桜がそろそろ咲き始めた4月11日。
買出しや仕込がしたかったので、会社は午後休をもらいました。車に乗り込んで、重要な品物を買いに行きました。会社から家までの帰り道に、八百屋さんがあるんです。ここには、食禅には欠かせない必須アイテムがあるのです。なんだと思います?


                たくあんです。

ここの八百屋には、その2日前にはじめて入りました。「八百屋さんやったら、自分とこで漬けたはるんがあるんちゃうかな~?」と思って。

思ったとおり、ありましたがな。糠漬けの大根が。大根が私を呼んでたんでしょうね。たくあんを眺めていると、八百屋の兄ちゃんが「感動するで、それ食べたら。」と声をかけてくれました。
「お兄ちゃんが漬けたはんの?」と聞くと「せや。俺が毎日つけとんねやで。旨いぞ~」と、つけもんへの愛たっぷりな目でニコニコ笑って言うので試しに買ってみました。
家で息子と試食。

「うっま~~~~~~~~~~~~~~~~~icon:face_love

というわけで、2日後の食禅の日には必ずや、このたくあんに登場していただくぞ、とト二はたくあんに忠誠を誓いました。で、11日にまたお兄ちゃんとこで、糠床から抜いたばかりのたくあんを分けてもらいました。季節は4月ですから、八百屋には春野菜がたくさんあります。食禅で何を使うかな~?筍、独活、アスパラ、それとも蕨・・・
1週間くらい前から、私の脳は食材のことだけになりました。漬けモンのお兄ちゃん、毎日糠を触ってはるからかな?顔がツルツルして光ってるんですよね。その色が、ゆでた筍みたいだったので(笑)今回は筍に舞台を飾ってもらお~と思いました。とりあえず、筍。そして2日目は違う野菜にしよう。
みんながあまり食べたことが無さそうな食材を使いたいなっと思いました。

それでふと思ったのが、私の生まれた大阪府八尾市や、香川県あたりで採れる「やーごんぼ」葉ごぼうです。

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師匠も食べたことない~、っということだったので、これに決まり♪
材料も揃ったし、あとは師匠を待つばかり。

そんなわけで発酵した糠の匂いが充満した軽自動車で、夕方に師匠をお迎えしました。
1月にSQさんが開催してくださった食禅以来の再会でした。伝説の晴れ男だそうで、やはりこの日も前日の嵐がウソのように晴れ渡りました。よかったですね、伝説が守られて。

山桜が咲き誇る箕面の山をドライブしました。今、すごくキレイですよ。おすすめです。

いよいよ明日は本番一日目。記念すべき大阪初の食禅が実現です。
SQのブログ仲間、岡田藍さんも参加してくださることになり、初めてお会いできるのがとっても楽しみ。
前夜は興奮のあまり、なかなか眠れませんでしたよー。

続く!

食禅と夢

おかえりなさい
みなさまどのような新年を迎えられたのかな。私はダーリンと仲良く過ごしましたよ。
今年もどうぞよろしくおねがいします(遅いか?)

さてさて1月27日には私の師匠である柿沼忍昭和尚と、Toniの初めてのコラボレーションによる「食禅ワーク」が開かれます。とはいっても、食禅ワークが「初めて」なのは私と参加者の皆様です。私の師匠である柿沼忍昭和尚はもう20年近く、応量器での食べ方のすばらしさを伝えて、日本やアメリカを飛び回っておられます。師匠の言葉を聴いていると、一つのことを信じて貫いてこられた落ち着きと余裕の中にも、しっかと大地に根を下ろしているパワフルな情熱を感じます。

師匠と共にワークショップをさせていただけるとはこの上ない光栄です。皆様にお会いするのがとても楽しみです。でも緊張してますぅ~!!

さて、この忍昭和尚と私の出会いは、2005年の6月末、サンフランシスコ禅センターというところで、和尚が個展を開いておられた時でした。地蔵カフェと呼ばれたそのイベントで、当時CAに住んでいた私は、精進料理をいただける会に興味があったので参加しました。師匠の地蔵画はとってもお茶目で可愛くて、それでいて落ち着いた雰囲気がどの絵からもにじみ出ていて、その場に居るだけでホッとする感じでした。その師匠の絵でおもしろいお話があるので、今日はそのことを御紹介しますね。
あれは2007年、去年の6月のことでした。アメリカ・カリフォルニア州オークランドの丘の上にある素敵なお家である夜、私は食事会のお料理を作らせていただきました。その夜はその豪邸(ほんとにすんごい素敵なの)でお泊りさせていただきました。私が寝かせていただいたお部屋の壁中に、なんと和尚の地蔵の絵が!!
「あ!これはあのお坊さんの絵だ」と思いつつ、寝ました。
その夜、私は夢を見ました。その夢の内容ははっきり覚えていませんが、富士山と鷹が出てきました。
朝になって目覚めた私は、窓から地蔵の絵に刺す朝日の光を眺めながら、ぼーっと考えました。
「一富士、二鷹、三なすび・・・。6月に富士山と鷹の夢を見るとは。初夢じゃないけど、ちょうど年のど真ん中だし、縁起がいいかも?」と。

そして私は階段を降りて、お庭を散歩し、居間に戻ってきました。部屋の隅っこに、私が知人から預かっていた大きなダンボール箱が置いてあります。アメリカに住んでいる友人なのに、その人から受け取ったダンボール箱は、日本でスーパーとか八百屋さんに山積みになっている、あの野菜の箱でした。そのダンボール箱になんて書いてあったと思います?

Aubergine.jpg            
    「高知なす」

ちょっと、これってすごくない??幸先良さそうやんか~。
夢で見たのは富士山と鷹。
そして目の前のダンボール箱に「なすび」と書いてある。しかもアメリカで「高知なす」の箱だよ。

言葉では伝え切れませんが、いやまぁ、とにかくその場で大笑いしましたよ。
これでなんと、「一富士、二鷹、三なすび」が揃ったんだもの。
一度しかお会いしたことがなかった忍昭和尚に、心から感謝した私でした。

そして3ヵ月後に、ひょんな事から忍昭和尚からスカイプが。
そして10月には和尚が神戸・三ノ宮に個展でお越しになり、一日だけ応量器の作法を学べる会を開いておられました。そこに参加して、応量器の作法や、その丁寧な全ての動きに魂を打たれました。
そして気が付いたら私は弟子になっておりました。なんだろう、この地蔵マジックは?
皆様にも是非、この体験を知ってもらいたい・・・私は強く願いはじめました。
そんな折、11月に東京に出張したところ、さらに不思議は続き、SQlifeを運営しておられるディジパのスタッフの方々とお会いする機会に恵まれ、こうしてワークショップが実現するので~す。

ところで、そのワークとやらは、なんぞや??
食べることを教えてもらうって、どういうこと??
おもしろいのですよ、これは体験しなきゃわかんないのです。
食禅については下のコンテンツ内、「食禅ってなんやねん?」をチェックしてみてね~♪

応量器体験 食べる瞑想

おかえりなさい。

13日の土曜日、神戸トアロード・リビングスギャラリーというステキな場所で催しに参加してきました。
これは、北海道は札幌「虹庵」の柿沼忍昭和尚(かきぬま にんしょう)による地蔵アート展と、
修行僧が使う器「応量器」でのお食事体験ができるものでした。

私にとって応量器に触れるのは二度目でした。

応量器については、本やインターネットで調べてみてください。きっといろんな発見があると思います。

去年、京都のお寺で、ある方のアートワークショップがあり、合宿形式だったため、食事は全て、この「応量器」を器として使うスタイルでした。私にとって初体験でした。その時は応量器についてあまり知る機会はありませんでした。ただ、最後の一滴のお茶まで全て感謝し、黙していただけること。これに私は大満足していました。
私にとっては、シーンと静まりかえった部屋で、20数名が全員、静かに今、体に入れさせていただいている食べ物と触れ合う時間に、ただただ感動していたのです。

だから向こうの方から聞こえてくる「胡瓜の漬物を噛む、誰かの音」が楽しくて・・・。喋らなくても目が合うことでコミュニケートできる「つながり感覚」をひたすら楽しんでいました。

今回の応量器は、私が考えていた応量器のイメージを全て拭い去るものでした。

まずは食器の包み方。そして開き方。そして受取方、祈り、ここまで教えていただくだけで、1時間ほどかかります。そして頂くときは音を立てない。
食べ物の存在を意識して食べるだけでなく、その食べ物と自分との関係をまさに密接に「いま」の瞬間に集中して味わう・・・。ってことなのかな?と私は思いました。

たくあんを、できるだけ音を立てないように食べようとしたこと、ありますか?難しいです。
まずは、たくあんさんを口の中で左右に行き来させて、すこしずつ柔らかくしていくんですね。

たくあんを口の中で 柔らかくしてから噛んだこと、ありますか?
私なんて、たくあん切りながらパクって食べちゃいますよ!(2枚くらい食べちゃいますよ)

柔らかくなったたくあんを、奥歯でとらえて、ゆっくり、注意深く噛むわけですが、これがね、やってみるとすごい音!!
途中でお粥を食べたりすることで、米がクッションになって噛みやすい・・・とか自分のテクが身に着いてくるわけなんですけどね。1枚食べ終わるのに15分はかかったと思います。たくあん一枚を口の中でかみつづける行為が楽しくて、嬉しくて・・・。これが修行僧の方は一日3回、毎日の糧のためにあるもので、その他の修行を毎日こなされているんだ・・・と考えると、修行を実際に体験された忍昭和尚が、こうして一般家庭で普段はたくさん無駄をしている私たちに、このように素晴らしい修行を体験させてくださる事への感謝が湧いてきました。この時間、この場所に居る全ての人、もの、空気、全てに運命と必然を感じて・・・。

新米のお粥、ごましお、たくあん二枚。そして最後にいただくお茶。
この全てが私の今日を作ってくれ、明日につなげてくれるんだ。

このお食事が 本当に味わい深い瞑想の時間になりました。そしてお腹いっぱいって、食べる量に左右されるのではないこと、改めて感じました。
「食べるものの量に応じた器」応量器の名称の意味であると聴きました。

忍昭和尚のお話は全て、ありがたいものでした。

柿沼忍昭和尚ブログ "Be just be" http://bejustbe.exblog.jp/

和尚の地蔵アートはアメリカ各地でも個展と、この応量器の学び会が開かれるなど幅広く活動しておられるとのことです。

もっと深く知りたい、食の瞑想でした。

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