toniのおかえりなさい ~こころ・からだ・スピリットの放浪~

今日のお祈りフード

おかえりなさい

1988年のある金曜日の深夜、忌野清志郎さんがラジオで話していた事を、ずっと思い出しています。それはチェルノブイリの事故と、日本の原発に関する話でした。

私はもっと早く気付いて、自分を変えなければいけなかったではないか!

あまりの自分の無知さに呆然としました

今回の事で、私は、料理人として、マンガっぽく説明すると、魔法使いが杖をいきなりボキ!っと折られて焼かれちゃった気がしました

野菜を持つだけで涙が止まらなくなって、本当にごめんなさい、ありがとう、愛しています、とつぶやいていました。

料理を作りたいのですが、誰かに食べてもらう勇気が消えてしまった気分でした。
料理が出来ない自分を認めたくなくて、なにも感じないようにしたのですが、料理を始めたらもう泣いています。

2週間以上そんな日々で、ある夜、友達に「人に食べてもらうのが怖くなって料理が出来ない」と声に出して言ってみて初めて、自分は今、すごいショックを受けている状態だったんだ、と気付きました。

3週間かかりましたが・・・。自然に任せて泣きながら料理することにしました。泣いてるけど、料理することで元気づけられていくのが分かります。

震災と津波と寒さや飢えで、多くの人が亡くなっていく。その今、自分は生きるためにご飯を作っている。それまで、そのように考えたことはありませんでした。
体から何かが飛び出しそうな気持で、どうしてよいか分からず泣きながら料理しているしか無かったです。

こうして、このブログを、さっきから三時間くらい、書いては消し、書いては消しているうちに、心も整理されていきます。

私にとって魔法の杖は包丁ではなくて、宇宙の歴史でたった一度だけ出会える食材達と過ごし、それが誰かの明日の体を作るという命の時間です。

それに目に見えない味もない臭いもないものがやってきた。絶望しそうだった。

だけどそれで、希望は絶対に奪われないぞという自分の光を知りました。そして自分が一人ではないのが目に見えている。

震災後から、私になにが出来るのか・・・と考え続けました。無理をせず、ゆっくりと自分を整えていこう。そして自分で問いかけ、見つめ、答えを創っていきたい。

だって、41歳の春だから。元祖天才バカボンのパパの年齢だから。それでイイのだ。

4月3日は、京都でのピースウォークに参加してきました。

前日の4月2日は忌野清志郎さんのお誕生日。60歳です。DVDを観ながらクッキーをハート型に抜いて、70枚作りました。ワンラブ・クッキーと名付けて、手作りの箱に入れて、ピースウォークで子どもたちや、そのご両親を中心に配ろうと思いました。

ワンラブクッキー 

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ワンラブクッキーは、食べてくれた人がみんな、お腹の中から繋がっていく感じをイメージして焼きました。
フラックスシード、菜種油、白黒のごま、ヘンプシード、ヘンプ・プロテインの粉末、オーガニックドライバナナなどを入れ、相変わらず止まらない涙を流しながら、コネコネして楽しくつくれました。

いざ持っていくと、やっぱり食べてもらうのが怖くて、なかなか出せませんでした。持って帰ろうかと思ったほどです。
しかし、さっきから目の前を歩いている小さな女の子が、こちらをチラチラみていることに気づいていたのです。むむ!?この子は鼻が効くな!?と思っていると、後ろから男性が「あの子、クッキー欲しがってますよ」って声をかけてきました。
私はややビックリしましたが、「そ、そうですよね・・」と腹をくくり、
その子に「なあなあ、クッキー食べる?」って声をかけてみました。
その子が美味しそうに食べてくれたのがきっかけになって、もう怖くなくなりました。

クッキーは無事、70人の笑顔に変わりました。

すごくうれしい言葉をたくさんいただきました。「ほっとした」「安心した」「こういう時だから、なんか安らぐね」そして「美味しい!」

嬉しかったです。

4歳の時、こっそり家の中で、毎日のように一人で小さなゴミ箱と洗面器いっぱいの水を用意して、ゴミ箱の中に火を燃やしていました。毎回キレイに片づけていたので、家族には気づかれなかったと思います(たぶん)。私は祈るのが好きで、家族が一日一回笑ってくれますように、家から悪魔が去りますように、と祈っていました。家の中で冷たい気持ちになるのがとてもつらかったからです。

火をみながら祈るのが好きでした。だから自分にとって今も料理することは愛の世界の祈りです。

まずは自分自身の日々を大切に、静かに料理していこうと考えています。

まだ、しばらく自分と子ども以外の人にご飯を作れるかは分からないですが、焦らずいきます。

今日のクッキーから始まって、日々のご飯を「今日のお祈りフード」として、これからここで紹介していこうと思います。
いつまでやるか、分からないけど(笑)
2週間坊主くらいかな(笑)

放射性物質を対外に排出しやすいからだを作っていけるか、試してみるしかないですね!とろろとか、いろいろ工夫して楽しく美味しく食べて生きたいですね。

愛を込めて

ところで、美しい動画を見つけ、魂を打たれました。

Stop Rokkasho web 絵本

「太陽の子」 

toni

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プロフィール

tonitoni

生まれついての料理人、フード・アーティスト。
カリフォルニア州認定クライシスカウンセラーでもあり、カリフォルニア州オークランドで性被害にあった人のサポートを体験。
ワークショップの通訳、翻訳、自然食ケータリングも行う。
国際交流基金日米センター(CGP)の「NPOフェローシッププログラム」フェロー第5期生。

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