toniのおかえりなさい ~こころ・からだ・スピリットの放浪~

食べ物が人間にかわる④

おかえりなさい

スエットロッジの前夜、エサレン入りしたタヒクパスとヘケス。

その夜はパーカッションの生演奏をバックにダンスワークが行われました。

皆で踊る前に、タヒクパスが翌日のスエットの説明をしてくれました。

私の記憶に残っている部分だけですが、今から書こうとしています。

これを、今日こうして書く瞬間まで、たくさんの人達に出会えてきた事に感謝しています。
一瞬ごとに、命が続いていることに、感謝します。

自分の力だけで気づくことなんて、何もないですね・・・と袈裟、改めて神戸を垂れた私です。

・・・ちゃうがなicon:body_stop

「今朝、改めて頭を垂れた」のです。すいません、妙なボケでしたね。

今から書くストーンピープルの話は、タヒクパスの言葉を私が日本語で自分の脳のファイルにインプットしたものでした。「私」という38年の経験を経た1個人の視点、です。
もちろんそこには、大勢の人間の存在が関わっています。異なる意思を持って生きたであろう先祖達が食べ物に変化して、私の体を作ってくれています。この瞬間も、休むことなく。

今朝、長野に住む、ミクシイのお友達が富士山にいかれた時の写真を拝見しました。
その方が私にかけてくれた言葉が、今から書くスト―ンピープルの話と深くつながりました。

それを読んでいなかったら、この話はこの話にならなかったと思います。

Gracious, 私のお父さんと同じ誕生日のMr. Gicon:cherry

そして、食をとおして禅を教えてくださっている忍昭和尚に今、(心の中で)頭を下げています。
(ほんとに下げたらタイピングできませんからicon:body_no1、す、すいません師匠)

では書きます。(長い前フリやな~icon:face_embarrassed


「食べ物が人間にかわる」

「西の国、日本は、その昔、富士山という大きな火山が噴火して、美しい自然とたくさんのミネラルをもつ土地ができました。その豊富なミネラルで強い植物や美味しい野菜が育ち、人間や動物が生きてきました。」

300px-FujiSunriseKawaguchiko2025WP.jpg

タヒクパスが、部屋の西にある窓を指差して、言いました。

P6044611.JPG

「私達エサレン族は『最後に西の窓を開く者たち』と言われています。

そして、あなたたちは西の火山、ストーンピープルの美しい国から、海を越え、今、エサレンの土地にやってきてくれました。本当にありがとう。

スエットロッジに使わせてもらう石たちは、「ストーンピープル」と呼ばれます。

エサレンと日本にしか生息しない『Monterey Cypress』というヒノキがあります。
私たちはこの木を燃やしてストーンピープルを焼きます。

P6054652.JPG

真っ赤に焼かれたストーンピープルは、スエットロッジの中でハーブと水に出会います。

熱く焼かれるので、ストーンピープルは割れて、新しいストーンピープルが誕生します。これはスエットロッジでの『出産』です。新しいストーンピープルが生まれます。

何度もスエットを行うと、次第にストーンピープルは割れて小さくなり、小石になり、砂になり、土に返り、ミネラルとなります。

その土で育った草を食べたヤギや牛などの動物が育ちます。ストーンピープルは、石から土になり、木々や植物などを育て、やがて動物に食べられて、その動物の体になります。

食べられたものは、そこで死にますが、同時に形を変えて「生」をつくります。

土になったストーンピープルのミネラルに育てられた野菜や果物、大きくなった動物や魚を、人間が食べます。そうして私たちは生かされています。

私たちが食べ物を口に入れた瞬間、ストーンピープルが育ててくれた全ての食べ物があなたになる、ということを考えたことがありますか?

私たちは「ただ食べて生きている」のではありません。私たちは食べ物を人間に変えているのです。動物達は草や、虫や、他の動物を食べ、その食べ物を自分の体に変えているのです。

私達は、生きている限り、食べものを人間に変えるという奇跡を起こしているのです。

スエットロッジに来てくれた石たちは、いずれ私たちの体になります。そして私たちもいずれ、死んで土になり、ストーンピープルになります。

だから私たちは、スエットロッジに来てくれる石たちを『ストーンピープル』と呼び、心から彼等に感謝してスエットロッジにお迎えするのです。

ストーンピープルは生きていて、わたし達にたくさんのことを教えるために来てくれているんです」


エサレン族の言語は、失われてしまったそうです。しかしエサレンの土地に来た牧師が、自分の国へ帰る時、エサレン語の辞書を一冊、鞄に忍ばせていたそうです。
エサレン族の子孫達は、その辞書を探すために海を渡りました。そしてとうとう、その辞書を見つけたそうです。

現在、タヒクパス達は少しずつエサレン語を取り戻す活動を続けています。

タヒクパスが知っている数少ないエサレン語の中に
「イケ」という言葉があります。

この意味は、日本語と同じく、「行け!」なのです。

「イケ」はエサレン語で複数の意味を持ちます。

「全て良し」でもあり

「ありがとう」

そして  「愛」 でもあるそうです。

「イケ」とは、ハワイ語で「知る、感じる」を意味する言葉です。

IKE

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コメント

投稿者: 原 水音

私たちが食べ物を口に入れた瞬間、ストーンピープルが育ててくれた全ての食べ物があなたになる

ああ、この言葉を読んで、涙があふれてきました。

わたしもアメリカでスエットに入ったことがあるので、闇のなかで炎に焼かれるような、あの熱の浄化のものすごさを思い出しました。
ステキな出会い
素晴らしい時間
神聖なよろこびの波動ががんがん伝わってきましたよ。
ありがとう!

2008年07月14日 12:20

投稿者: toni

原水音さま

うきゃ~♪うれしいです。ありがとうございます。
ね、ほんと。タヒクパスの言葉を日本語にしながら、何度も声が出なくなりそうになるほど感激していました。

2008年07月16日 14:26

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プロフィール

tonitoni

生まれついての料理人、フード・アーティスト。
カリフォルニア州認定クライシスカウンセラーでもあり、カリフォルニア州オークランドで性被害にあった人のサポートを体験。
ワークショップの通訳、翻訳、自然食ケータリングも行う。
国際交流基金日米センター(CGP)の「NPOフェローシッププログラム」フェロー第5期生。

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