井上ウィマラのともにいのちを耀かせる瞑想とスピリチュアルケア

修行者

東京への行き帰りに使う新大阪駅近くのホテルがあります。先日も大学での講義を終えてから翌日の東京での共同研究に間に合うようにそのホテルに一泊しました。翌朝のことです。朝食をとり、チェックアウトを済ませて駅に向かうシャトルバスに乗り込み、窓から何気なく外を見ていたとき、玄関前の灰皿を掃除している人の姿が目に入りました。年のころは60台半ば、おそらく退職後の第二の人生で、アルバイトとしてホテルで働いているのかもしれません。膝をついてテキパキと働いているその姿に、私は禅寺で作務をしている修行僧の姿が重なってしまいました。「いろんなところに修行僧はいるんだなぁ・・」、そう思うとなんとなく胸が熱くなりました。いまどき、お寺よりも、こうして巷間で人知れず修行を積み重ねている人が少なくないのだと思います。インドの四住期に従えば林住期や遊行期をどのように生きるかは、現代の日本社会が抱える高齢期の問題を左右する大きなテーマなのかもしれません。どのように老いてゆくか、老いてゆく人に寄り添うか、どのように死んでゆくか、その死を看取ってゆくか、修行は時と場所を選ばないのだと思いました。

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コメント

投稿者: まなみん

そうですね。
お掃除というのは何かスゴイ意味があるような気がします。
気分が晴れないときなど、気持ちがよくなるのでよくします。
おかげでうちはきれいです。

2007年07月26日 12:47

投稿者: 阿慈羅 真愚理


 ウィマラ先生、こんにちは。
 お久しぶりです。
 御無沙汰致しております。
 阿慈羅 真愚理です。

 心掛け次第で、何気ない日常も修行の場に
 変わるのでしょうね。
 
 いつも、心にある様に、心掛けたいものだと
 思います。

 それでは、この辺で、失礼致します。


 ~阿慈羅 真愚理~

2007年07月26日 17:18

投稿者: 佐藤道代

丁度一年前に、トランスパーソナル学会で共演させて頂いた時に、両方の文化を調整しながら新しい命の誕生する事をステージ上でお掃除しながら伺っていました。その教えをこれから実践しようと思っていた矢先だったのですが、私が結婚して1ヵ月後に父が旅先で急逝してしまいました。
「人は生きたように死ぬ」とはよくききますが、父は最後まで独立して旅立ち、私達娘に何も言わず亡くなってしまったので、看取ることも出来ず、後悔が残り残念です。
今は残された仕事を行う事でしか出来ないのでしょうか。
これが修行ならいくらでも行いますが・・・

時が戻るなら、戻したい気持ちで一杯です。

2007年07月28日 17:12

投稿者: ウィマラ

佐藤さん

あれからもう一年経つのですね。私の「空よ海よ」に合わせて佐藤さんと尾崎さんが踊ってくれました。嬉しかったです。

お父様の件、本当に時間を戻せるなら戻したいですよね。

私たちは様々な離別を体験しますが
死別の際に浮かび上がるテーマは
次の5つにまとめられるように思います。

1.人生の意味を見出す。
2.自分を許し、他人を許す。
3.「ありがとう」を言う。
4.「大好きだよ、大切に思っているよ」を伝える。
5.「さよなら」を告げる。
(詳しくは拙著『人生で大切な五つの仕事』(春秋社)にまとめてあります)

これらの視点から佐藤さんがやり残したと思われることを
文章にするなり
誰かに話すなり
絵画で表現するなり
踊りで表現するなり
様々な手法で感じたことを表現して
近くにいる人たちにシェアして受けとめてもらい
それをお父様に捧げながら
ご自分の中での悲しみや後悔を体験し尽くして
ご自分にとってのお父様の意味を
見出されてゆくのがよいのではないでしょうか?

そうすることでお父様の口から言ってほしかったこと
言葉にならなかったけれど伝えられていたもの
様々なものが見えてくるかもしれません

悲しみは表現され、受容されることを通して
思いやり育む力に生まれ変わります

踊りはそのメディアのひとつではないかと思います

ウィマラ

2007年07月28日 18:25

投稿者: 佐藤道代

ウィマラさん ありがとうございます。
踊りの中心である太陽神経叢が色々な気持ちで詰まっていて動けなかったのですが、ありがたい事に教える機会に解きほぐしています。
明後日被服文化学会で踊ります。

今の自分の気持ちを表現する踊りはゆっくり創ります。
ダンスを始めたのも母の死がきっかけだったので、
この度も踊る事でいのちの意味を見出していきます。

何度でも・・・繰り返しなのですね。

2007年08月05日 11:50

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